昔の扇風機は、羽が4枚ついており、市場で出回っている物の2倍以上の重さがある。黒光りした鉄の塊である。
いかつい首振り装置や、鉄の羽根が風を切るダイナミックな音は、まさしく蒸気機関車を連想させる。モーターが故障しない限り数十年は使える。実際今でも動く。家電販売の店員さんによると、今日では、次から次えと新商品が発売され、それに見合った寿命の部品が使われていると言う。人と人のかかわりも、そうならないように願っている。
扇風機の底には、厚さ2.5cmの丸い板がねじでとめてあり、土台になっている。畳に傷をつけないように配慮が伺える。
私の家では、扇風機は高嶺の花で、うちわで扇ぐ時代が続いた。夏は、もっぱら氷り売りから買った氷で、一日の涼をとった。
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