花のアート写真工房

Ⅰ:透明水彩画集
Ⅱ:旅エッセイ(海外編)

【アートに対する情熱は、青春そのものです!】

クロアチアフォトエッセイ~その5:スロベニア(鍾乳洞とブレッド湖)

2014年12月05日 10時48分15秒 | 旅エッセイ⑭~クロアチア
                                    

   

                                                                                       

 クロアチア、モンテネグロ、ボスニアヘルツェゴビナそして最後の訪問国スロベニアにたどり着く。4か国とも暖かな気候のせいか、おっとりとして温和な人々である。スロベニアは、ほかの国と違い、岩で作られた山じゃなく、木が生い茂った山が多い。

 ヨーロッパ最大規模を誇るポストイナ鍾乳洞を観光した。まず最初に、トロッコ電車に乗って目的地に向かって、穴の中を突き進んだ。
 鍾乳洞内は、年間を通して10°前後であるが、トロッコで風をきって走っている時の体感温度は相当低い。わたしは、手袋をしていたが、手が冷たくなった。
 広い空間は、ところどころ原色の色彩を放つ光線でライトアップされていた。鍾乳石が、あまりにもけばけばしく私の目に映った。ベトナムのハロン湾にある鍾乳洞でも同じようにライトアップされていた。アナと雪の女王じゃないけど、「ありのままで」と言いたい。そのほうが自然の神秘をより一層深めてくれるように思う。
 スパゲティという細い管状にぶら下がった鍾乳石群は、宝石のようにキラキラ輝いていてきれいであった。

 スロベニアの首都リュブリャナの中心街のレストランで食事をした。その時、添乗員さんは、明日の午後、フリータイムを過ごす人のために、ホテルからのバスの切符の買い方、何番のバスに乗ったらよいかなどきめ細かく説明した。今回の添乗員さんは、私が今まで参加したツアーの中で、一番「おもてなし」心がある。

 翌日、ブレッド湖を観光した。湖に浮かぶ教会は、観光写真ではロマンチックで絵になる風景である。しかし、今日は霧が少し出て霞んでいた。しかも水の色は、藻が発生いているのか緑色をしていた。私の思いとは違っていた。
 手漕ぎボートに乗ってブレッド島に渡った。17世紀のバロック建築の教会の鐘を鳴らした。鐘が鳴れば願いが叶うという。私は、何回かしてやっと鳴った。その時は必至の思いで鐘を鳴らす綱を動かした。それに夢中になり過ぎ、つい願い事をするのを忘れてしまった。神社やお寺では、両手を合わせると今年も良い事がありますようにとか、健康でありますようにと無意識のうちに唱える。教会は、どちらかというと私には似合わない。

 ランチは、その周辺のレストランに入った。内装は、山小屋の雰囲気を持ったバル(西洋居酒屋)である。テーブルの中央に真鍮製のビール?のそそぎ口(蛇口)がついてた。しゃれたインテリアである。またもや愛想のいい、かわいいウエイトレスに出会った。食が進む。

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