里山登の登山ノート

新潟県の山を中心とした登山日記です。初級者向けの山を主に登っています。

虫倉山~北アルプスを見たくて

2016-04-30 20:05:24 | 登山
いよいよ今年も登山シーズンがやってきました。
今年は県内の山はもちろん、県外の山にも足を延ばしていこうと思っています。
というわけで、今回は長野県の虫倉山に登ることにしました。

今回選択したコースは、不動滝コース。
この滝から登山が始まります。


今シーズンからダブルストックにしました。
これの使い方に慣れることも今回の登山の課題であります。


登山ポストがありますので、登山計画書を入れていきましょう。


数年前にこの辺で起こった地震により、崩落している所があるようです。


登山道は歩きやすく、私のような初級者も安心して楽しむことができます。


春の花が山を彩ります。
ムラサキケマン。


ミヤマキケマン。


エンレイソウ。
春日山でも見ました。


金倉坂標識。
急な坂がありますが、ここを登るわけではありません。
ここで最初の休憩。


高福寺分岐。
半分くらいまで来ました。


途中ですれ違った登山者の方に、
「今日は北アルプスの眺めが素晴らしいですよ。」
と声を掛けていただきました。
俄然期待が高まります。


東屋の屋根が落ちてしまっています。
これも地震の影響でしょうか。


振り返れば、北アルプスの絶景。
休憩ポイントとしては最適です。


リンドウの仲間でしょうか。


山頂付近。
崩落しているため、ロープが張られています。


1時間半くらいで山頂に到着しました。
信州百名山だそうです。


立派な方位盤があります。
360度の大展望が得られます。


では、山頂の景色をご覧ください。
まずは北アルプス南部。


五竜岳。


白馬岳方面。


戸隠山・高妻山方面。


地震の影響で山頂が崩落しており、休憩には不向きですが、
どの方角を見ても残雪をまとった美しい山々が見られました。

山頂から少し下ったところに、休憩に最適な場所があるようです。
行ってみましょう。


休憩に最適な場所。
その名も「一服むしくら」


ここからは、鹿島槍・五竜岳方面がよく見えます。
最高の展望をおかずに、ランチにしましょう。


皆さんは、カップヌードルは何派ですか?
私は、チリトマがわりと好きです。


ランチの後は、コーヒータイム。
美しい景色に、乾杯。


最高のランチタイムを過ごした後は、ゆっくりと下山します。

下山途中。
登ってくる登山者の方に質問されました。
「この花、なんて名前ですか?」
この花は名前を調べたはずなのに。
「ああ、何ていったっけ。でも、かわいい花ですよねぇ。」
このときは、「エンレイソウ」という名前が出てきませんでした。
(正確には、シロバナエンレイソウというのですが)
知識というのは、必要な時に引き出せてこそ意味があるものであるといえます。


沢のそばを通ります。


このコース最大の難所にして、唯一の鎖場。
といっても、決して難しくはありません。


1時間ちょっとくらいで登山口に到着しました。
登山シーズンはじめの山歩きとしては、心地よい疲労感です。


これからは、登山後の楽しみについても書いていきたいと思います。
道の駅中条にて。
この辺の名物「おぶっこ」
要は、味噌で野菜を煮込んだうどんですね。
塩分を放出した体には、ことのほか染み渡ります。


この「ねぎ南蛮」を入れると、また良い味になります。
あまりに美味しかったので、購入しました。
これで冷ややっこが進むことでしょう。


隣の村に行くと、おやき村があります。


いろりで焼いた焼きたてのおやきを食べることができます。


焼きたてならではの表面のカリカリ感と中のもちもち感がたまらないのであります。


古民家風の旅館「やきもち屋」
日帰り入浴ができます。
こういう所で一泊するのもいいかも。


たまに県外の山に行くと、ちょっとした旅行気分になりますね。
素晴らしい景色も見られた、楽しい登山でありました。

○日時:2016年4月30日(土) 晴れ
○行程
 ●登り
  9:30不動滝登山口……10:10金倉坂標識……10:46休憩小屋……11:06山頂
 ●下り
  12:17山頂……12:34休憩小屋……13:16不動滝登山口

ダブルストックの効果か、コースタイムよりも少し早く歩くことができました。
体への負担も軽減されたように思います。

今回最大の反省点。
携帯電話を車の中に忘れて登ったこと。
以後はこのようなことがないようにしたいと思います。

坂戸山~花と展望の山

2016-04-16 23:09:18 | 登山
4月中旬。
いよいよ登山シーズンの始まりです。
この時期に最もオススメしたい山がここ。
坂戸山です。

ここに書いてあるとおり、南魚沼の人にとっては身近な山であり、
直江兼続ゆかりの山城であり、
花の宝庫でもあるという山です。


登山口の駐車場がいっぱいだったので、
近くにある銭淵公園に車を止めて少し歩きます。
桜が散り始めていますね。


薬師尾根コースから登ります。
桜の絨毯の上を歩きます。


こういう何気ない景色でも、色彩豊かですね。
新緑の中に桜やタムシバが鮮やかです。


イワウチワが沢山咲いていました。


この薬師尾根コースは、その名の通り景色の開けた尾根を登っていきます。
そのほとんどが階段なので、早く高度を上げられる反面、結構キツいです。


赤紫の花が燃えるように咲いています。


タムシバ。
文字通り咲き乱れております。


スミレが満開です。


エチゴキジムシロ。
春の訪れにぴったりの花ですね。


あと少しで山頂。
階段を彩る花々が元気づけてくれます。


山頂に到着です。
この坂戸山、花も素晴らしいのですが、山頂の展望もまた魅力です。
魚沼の山々の展望台です。


守門岳。
まだまだ雪が深そうですね。


八海山。
南魚沼のシンボル的存在。


中ノ岳。


平ヶ岳。


金城山。その後ろには巻機山。


魚沼盆地を見下ろします。
魚野川が悠々と流れていきます。


山頂にも花が咲いていました。
カタクリ。


ショウジョウバカマ。


美しい眺望に、しばし日常を忘れた後、下山します。
帰りは城坂コースで下ります。


八海山を前方に見ながら、緩やかに下っていきます。


両側にはカタクリの群落があります。


すべてカタクリです。


新緑が鮮やかです。


こちらのコースには、階段はあまりありません。
つづら折りの登山道を下っていきます。


桜咲く銭渕公園に戻ってきました。
花見客が大勢います。


駐車場には屋台も出ています。
ここで昼食を食べることにしました。


きのこ汁を頂きます。
唐辛子を多めに入れて…と。


美しい花、雄大な雪山、心地よい疲れ。
4月前半の晴れた日に坂戸山に来たら、きっと登山が大好きになると思います。

○日時:2016年4月16日(土) 晴れ
○行程
 ●登り(薬師尾根コース)
 9:10銭渕公園……9:45登山口……9:58二合目……10:26五合目……11:08八合目……11:25山頂
 ●下り(城坂コース)
 12:14山頂……12:27カタクリ群落……13:17銭渕公園

早春の国上山

2016-04-02 22:54:12 | 登山
国上山に行ってきました。
秋には紅葉を見に行ったことがあるのですが、
4月に登るのは初めてです。

今日は沢山の人が入山しているようです。


国上寺の横にある登山口。


春にしては日差しが強く、暑いくらい。
乾いた登山道を登っていきます。


五合目のあか谷見晴らしから大河津分水を望みます。
景色が霞んでいます。


山頂までは、カタクリが主役です。
沢山咲いていました。




山頂から蛇崩のあたりは、雪割草が主役です。
白や紫の花がそこかしこに咲いていました。










平野よりも一足早く、山の桜が開花しています。


越後平野と粟ヶ岳を遠望します。
まだ田植えの準備も始まっていないため、枯れた色合い。


タムシバ。
白い花が青空に映えています。


キクザキイチゲ。
ちご道のあたりは、この花とカタクリが主役です。




ショウジョウバカマ。
あまり日差しの強くない、湿ったところを好むようで。


登り始めてからゆっくり2時間半くらいで駐車場に戻ってきました。


あまりにも暑かったので、売店でかき氷を購入。
4月2日というのは、おそらく人生で最も早いかき氷だと思います。
「今日はよく売れてますよ。」とのこと。


これまでは国上山といえば、秋の紅葉が美しい山というイメージでした。
しかし今回の登山で、早春の花が美しい山というイメージが加わりました。
また、歩き進めていくと見られる花も変わっていくことを発見したことも収穫でした。
同じ山でも、違った季節に行ってみると、新たな発見があって面白いと思います。