里山登の登山ノート

新潟県の山を中心とした登山日記です。初級者向けの山を主に登っています。

米山さん~せっかちさん向けコース

2016-10-10 21:36:38 | 登山
一昨日、昨日と天候が悪かったため、おとなしく読書や部屋の掃除や仕事をしていました。
今日は体育の日。
3連休のうちで唯一雨が降らない予報が出ていたこともあり、
翌日仕事ではありますが、サクッと近場の山に登ってこようと考えました。

そこで選んだ山が米山さん。
私の住む町から綺麗に見える独立峰です。
この山に2年ぶりに登ってきました。

※写真は8月末のものです。晴れているとこんなに美しい。

米山さんにはいくつかのコースがあります。
今回選んだコースは、水野林道コース。
コースタイムとしては、登り70分、下り50分という短時間コースです。

水野林道の終点に登山口があります。
駐車スペースは結構余裕があります。


ベンチやテーブルがあり、この時点で良い眺めを楽しめます。
下山してからここで風に吹かれながら休むのも良いと思います。
こんなに整備されていますが、トイレはないので事前に済ませておきましょう。


AM9:05
ここから登山が始まります。
登山届ポストはありません。
標高573mという高いところからスタートします。
米山さんの標高が992.6mですから、420m弱登ることになります。


登り始めてすぐにガツーンと急登があります。




AM9:26
やくしの杜の看板が現れると、傾斜が緩やかになります。


ブナ林がとても美しいので、景色を楽しみながら息を整えましょう。


やくしの杜が終わると、前を歩く人の靴の裏が見えそうな急登が続きます。
ガンガン標高が上がっていきます。


と、まあこんなコースですので、
「とっとと標高を稼ぎたい方」や「サクッと登ってサクッと下りてきたい方」
には打ってつけのコースであるといえます。

AM9:40
下牧コース(こちらが一般的なコース)と合流します。
ここから先は2年前に歩いたことがあります。


標高805m。
30分程度で230mくらい登ってきています。
結構ハイペースで標高を稼いできました。


AM9:50
女しらば。
避難小屋があります。
休憩に最適な場所です。


避難小屋の中。
キレイですね。
雨宿りもばっちりです。


女しらばを出ると、少し下ってから急な登りが始まります。
鎖があります。


このようなものからも、秋の深まりが感じられます。


急な階段上りなんかもあったりして。


V字に掘れた登山道を登っていきます。


「あと100m」の表示。
ここまで来ればあっという間です。


大きな小屋が見えると、すぐに山頂です。


AM10:42
米山さん山頂。
標高993mです。


米山薬師です。
日本三大薬師だとか。
心を込めてお参りします。


米山さんの特徴。
それは海のそばにありながら1000m弱の標高を持つ独立峰であるということ。
だから山頂からの眺望が極めて開放的なのです。

まずは、柏崎方面。
地球が丸いということを実感できます。


ノコンギクが咲いています。
露に洗われて良い色をしています。


ノコンギクと日本海を絡めて撮ってみました。


上越市方面。
ちょっと雲が多いかな。


山側の眺め。
紅葉はまだですが、だんだん秋らしい色になりつつあります。


ここの景色を見ていると、ちっぽけな自分を感じます。
大きな心を持って、自分らしく進んでいきたい。

10月の山頂ですから肌寒さを感じます。
そんなときはやはり温かい紅茶を甘くして飲むのが良いと思います。


PM0:40
しばし紅茶とお菓子を楽しんだ後、下山します。
木々のトンネルをくぐっていきます。


赤く染まった葉が紅葉シーズンの到来を感じさせます。


この日は雲ってスッキリしない空模様でしたが、時折日が差します。
そんなときの山肌は凹凸が強調されてとても美しいと思います。


1カ所だけ、急な登り返しがあります。


PM1:11
下牧コースとの分岐にたどり着きました。
表示をしっかり確認して、間違えないように進みます。


行きで急激に標高を上げてきたということは、帰りは急激に標高を下げていくということです。
ガンガン下ります。


登山口間近。
アキノキリンソウが鮮やかに咲いています。


PM1:36
あっという間に登山口です。
1時間程度で下りてきてしまいました。


この広場に帰ってくると、ホッとします。


2年前とは違ったコースを歩いてみましたが、
このコースなら行程が短いので、時間のない方も気軽に楽しむことができると思います。
ただし、傾斜のきつい道を上り下りするので、油断は禁物です。