里山登の登山ノート

新潟県の山を中心とした登山日記です。初級者向けの山を主に登っています。

粟ヶ岳登頂~北五百川コース

2015-09-23 00:48:25 | 登山
粟ヶ岳は三条市・加茂市のシンボル的な存在で、しばしば校歌にも登場する山です。
三つのピークが特徴的な、かっこいい山だと思います。


日帰りの山としては「しんどい山」と言われる粟ヶ岳。
主に2つのコースがあります。
1つは加茂市から登る中央登山道コース。
急登が多く、鎖場、ハシゴ塲等バリエーション豊かな健脚向けコース。
「粟ヶ岳に登れたら大抵の山に登れる」とか言われているのは、
こちらのコースのことではないかと思います。
私は昨年11月の山閉いに参加し、雨の中登り始めましたが三合目でリタイアしました。

もう1つのコースは、三条市(旧下田村)から登る北五百川コース。
こちらの方は中央登山道コースよりは難易度が低いと言われています。
といっても、1100m以上の標高を稼ぐことになるため、
日帰りとしては結構キツい部類に入ると思います。

今回は、後者のコースで山頂を目指すこととしました。
粟薬師を経由して山頂を目指すコースです。


北五百川コースの登山口。
ここがすでに1合目です。


新しめのバイオトイレがあります。


登山届ボックス。
中にはノートが入っていて、記名するようになっています。


最初は林道歩きです。


秋の花が咲いていました。
ツリフネソウ。


キバナアキギリ。


ノコンギク。


最初のうちは傾斜が緩く、歩きやすい道が続きます。


滝の上を通過します。


傾斜が急になってきます。


このような案内表示が整備されています。
大ぶなの木。


これのことですね。


3合目。
ぶなの並木が美しい。


4合目。粟石跡。


展望がよくなり、守門岳が見えました。


岩場もあります。


5合目。粟薬師です。
標高600mちょっと。


5合目には避難小屋もあります。


避難小屋の中。
掃除用具とフライパン以外、何もありません。


美しいぶなの並木を見ながら、休憩します。


5合目を出てまもなく。
遭難碑があります。


それほど難しくはありませんが、鎖場もあります。


7合目付近より。
あのラクダみたいになっているところの一番右が山頂です。


景色が開けています。


滝を遠望できます。


遠くに、中央登山道コースの粟ヶ岳ヒュッテが見えます。


8合目。
もう秋ですねぇ。


右下の尾根道を登り、左側のピークを目指します。


ついに標高1100m突破。
あと200m弱で山頂です。


午(うま)の背。


「午の背」とは、よく名付けたものだなあと思います。
短いので、気をつけて速やかに通り過ぎれば問題ないと思います。


5時間弱で山頂に到着。
遅すぎ(笑)。
バックには守門岳。


チリンチリンチリン!
なんてね(笑)


立体的な方位盤があります。


新潟平野方面。
写真ではわかりにくいのですが、うっすらと弥彦山が見えました。


加茂の中央登山道コース。
右下の尾根を下り、中央左寄りのダム湖に下りていきます。
見るからに険しそう。


越後白山。1012m。
昨年11月に登頂しました。


御神楽岳。1386m。
美しい山容。


ツリガネニンジンがわずかに咲き残っていました。


下山途中。
わずかではありますが、木の葉が染まり始めています。


4合目水場。
秋ということで、水量は少なめ。


登ったときにはほとんど埋まっていた駐車場ですが、私の車だけになっていました。
やっぱり遅かったんだなぁ。


最後の締めは、登山口からほど近い日帰り温泉。
その名も「いい湯らてい」。


2つあるコースのうち、難易度の低い方のコースを選びましたが、
それでも日帰り登山としてはキツい部類であると感じました。
難所は少なく、急登ばかりでもないのですが、
標高差1100m以上を登り下りするのでかなり足にきます。
ヤマケイの分県ガイドにこのコースが載っているのですが、
健脚者でないとここに載っているコースタイムでは歩けないと思います。

昨年秋は3合目でリタイアした粟ヶ岳。
ついに登頂を果たしました!
コースは違いますが、一応リベンジ達成ということでいいかな?

○日時:2015年9月22日(火)
○行程
 ●登り
  8:15登山口……9:25四合目……10:05粟薬師(五合目)……12:06八合目……13:01山頂
 ●下り
  14:00山頂……15:55粟薬師……17:15登山口
○反省点
もっと早く出発すべきであったと思います。
コースタイムの見通しが甘かったですね。
これからの季節、15:00台には下山完了できるように計画を立てるべきかなと思います。

霧ヶ岳~道なき道をかき分けて

2015-09-06 21:52:49 | 登山
霧ヶ岳は、上越市浦川原区にある山です。
ほとんどのガイドブックには載っていないと思われます。
私も、観光物産センターにあったパンフレットで初めて知りました。
知る人ぞ知る山といった感じです。

したがって、事前に得られた情報はいつもより少ないものでした。
不安はありましたが、とりあえず登ってみることにしました。

登山口のある「霧ヶ岳温泉ゆあみ」。
RVパークが併設されています。


駐車場には結構新しい地図があります。
今回は、「ゆあみコース」を登り、「小谷島コース」を下ります。


登山口。いきなり険しそうな雰囲気。


滝見所の表示。


遠くの方に滝が見えます。


登山道の表示がまだ新しい。
最近整備されたようですね。


登り始めて間もないのですが、結構急な登りです。


この急な場所は、その名も「胸突八丁」


ちょっと広いところに出ました。
「さえずり広場」
休むならここですね。


途中、水場があります。
冷たくて美味しかったです。


「緑の回廊」
うっそうと茂っております。


「肩ノ峰」
もうすぐ山頂です。


景色が開けてきました。


山頂に到着しました。
標高507m。
山頂独り占めです。


棚田がきれいです。




米山さんが見えます。


とりあえず、ラーメンを作って食べることとします。


さて、下山します。
小谷島コースを下ります。


いきなり急な下りから始まります。


しかし、このコースの本当に大変なところは、急な下りが終わってからでした。
草が茂っていて、登山道が見えません。
ほとんど誰も歩いていないのではないかと思います。
何度もステッキでクモの巣を払いながら、先を急ぎます。
不安ばかりが募ります。




途中の水場も、こんな感じで草に埋もれてしまっています。
飲む気になれず、先を急ぎます。


棚田に到着しました。
人の営みを感じる所に到着して、これほどホッとすることになるとは。


農道を歩きます。




小谷島コースの登山口に着きました。


15分くらい国道をあるいて「霧ヶ岳温泉ゆあみ」に戻ります。


途中、雨に降られましたが、「ゆあみ登山口」に着きました。


最後は、お風呂に入って疲れを癒やします。


天候が崩れることが予想されていたこともあり、途中で誰とも出会いませんでした。
普段からあまり人が来ない山なのではないかと思います。
「小谷島コース」は草で埋もれていて道がわかりづらいので、
初心者の方は入らない方がよいと思います。
現状では「ゆあみコース」を往復するのが無難だと思います。
とはいえ、登山口に温泉があり、山頂の景色もなかなかなので、
コースの整備がなされれば楽しい登山ができる山だと思います。
標高507mと低い割には急な所もあり、登りがいがある山でした。

○日時:2015年9月6日(日) 曇りのち雨
○行程
 ●登り
  8:09ゆあみ登山口……8:14滝見所……8:31胸突八丁……
  8:52さえずり広場(休憩)……9:20水場……9:31緑の回廊
  ……9:52山頂
 ●下り
  10:55山頂……11:31水場……11:44用水池・棚田……11:55小谷島登山口
  ……12:00ゆあみ登山口