里山登の登山ノート

新潟県の山を中心とした登山日記です。初級者向けの山を主に登っています。

戸倉山~散策と軽登山

2014-09-21 22:22:57 | 登山
戸倉山は、新潟県と長野県の県境付近にあります。
塩の道を経由して2つの池を巡ることができ、北アルプスや雨飾山の眺めも楽しめます。
そんな戸倉山に登ってきました。

まずは、糸魚川市のしろ池の森からスタートです。
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原の館駐車場。広々としています。


それでは、出発します。


秋とはいえ、いろいろな花が咲いていますね。








ノコンギク。












ツリフネソウ。


キツリフネ。


散策気分で歩いていきます。




白池に到着しました。池の向こうの雨飾山がきれいです。
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白池~角間池は、塩の道を通ります。
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松本街道という表示。長野県に塩や海産物を運んだ道とのこと。


サラシナショウマ。


角間池。ここまでは散策気分。
ここは、長野県小谷村です。それ以外は新潟県糸魚川市。


角間池で塩の道と別れを告げ、戸倉山の山頂を目指します。
ここからは本格的な登山道になります。


あと少しで山頂です。
私は13分くらいでした。


山頂に着きました。標高975m。


山頂からの眺めです。
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まずは、明星山。
クライミングができるそうです。


北アルプスの雪倉岳。年配の登山者の方に教えていただきました。
雪が残っていますね。


姫川が流れています。
白馬方面に抜ける道路が並行しています。


日本海と糸魚川市方面。すぐ下にはシーサイドバレースキー場。


年配の男性にいろいろ教えていただきながら、山頂からの景色を楽しみました。
では、下山しましょう。

白池まで下りてきました。
雲が増えてきて、もう雨飾山は見えませんでした。




原の館まで下りてきました。


登るときには気づかなかった、可憐なコスモスたち。




塩の道を通って2つの池を巡る散策と、山頂を目指す軽登山と、両方を楽しむことができました。
天候にも恵まれ、花と山々の素晴らしい景色が楽しめました。
春にはまた違った美しい景色が楽しめるそうなので、また季節を変えて行ってみたいと思いました。

○日時:2014年9月21日(日)
○天候:晴れ(9月下旬にしては暑かった)
○難易度:☆☆(角間池までは散策。それ以降は軽登山。危険なところはほとんどなし)
○スケジュール
 ●登り 8:57原の館……9:38白池(休憩。トイレ、東屋あり)……10:15角間池(休憩)……11:08山頂(休憩)
 ●下り 12:25山頂発……13:07白池……13:41原の館

米山さん~初秋の晴れた日に

2014-09-07 22:18:57 | 登山
米山は、柏崎市と上越市柿崎区にまたがる美しい独立峰です。
日本三大薬師の一つに数えられる信仰の山であり、日本三百名山の一つです。
地元の人は親しみを込めて「米山さん」と呼ぶようです。
そんな米山さんに登ってきました。


米山さんにはいくつかのコースがありますが、今回は下牧登山口から登ります。
かつてあった小学校跡は解体され、新しい休憩施設を建設中です。


さて、出発しようとしたとき、登山口にパトカーがやってきました。
「大平登山口で小熊が発見されたという情報が入ったので、知らせて回っているところです。」とのこと。
はい、米山さんには熊がいること確定です。
小熊がいるということは、当然親熊もいるということですね。
「もし誰かに出会ったら、(小熊が発見されたことを)知らせてあげてください。」と言われました。
若干の緊張感を抱きながら、登山口を出発しました。

まあ、いつもどおり花でも愛でながらゆっくり歩きましょう。
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ツユクサ。


タムラソウ。


キツリフネ。


シラヤマギク。


最初は緩やかな、歩きやすい道。


オトコエシ。女郎花(おみなえし)と違って地味だから。
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ゲンノショウコが咲いています。


徐々に険しくなっていきます。


景色が開けてきました。
上越側の日本海です。


妙高連峰と思われます。


登山道の案内表示は、とても親切です。


駒の小屋に着きました。一休みします。


この駒の小屋のそばで、中年の女性2人と子供2人が休憩をしていました。
そこで私は、「大平登山口で小熊が発見されたこと」を教えて差し上げました。
女性「来週学校で登るんですよ。大丈夫かしら。」
登山口が違うとはいえ、山はつながってますからねぇ。
熊が移動してくる可能性はあるわけで。
女性「歌を歌っていけば大丈夫じゃない?」
そこで、子供が歌いだした歌は、次のようなものでした。
「あるーひ♪もりのーなーか♪くまさーんに♪…」
…別の歌にしようよ(^^;)

さて、米山さんは信仰の山なので、このような石像が見られます。


このようなV字に削れている道が結構続きます。
足元が狭くて、意外と歩くのが大変。


水野林道分岐。米山さんには、たくさんのコースがあります。


しらば避難小屋に到着です。


小屋の中はこんな感じ。


山頂まであと50分ほど。
鎖のあるところを登ります。


時には花に癒されながら。
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ヤマハギ。


クサボタン。面白い形をしています。


岩に「あと100m」の文字。
ボルトなら10秒かからずに行ける距離ですが、山では意外と時間かかったりして。


立派な避難小屋が見えてきました。山頂に到着です。


「おーい!」と上から声がしたので見上げると、パラグライダーが。
今日は気持ちよさそうですね。


では、ここで山頂からの景色をご覧ください。
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まず、柏崎市方面。奥に原発、さらに奥に弥彦山が見えます。
 

上越市方面。


眼下には北陸自動車道が走っています。


越後山脈方面。


キンミズヒキと思われます。


アゲハチョウも気持ちよさそうです。


このような景色に囲まれながら、しばしランチタイム、コーヒータイムを楽しみます。




山頂には、立派な山小屋があります。
ちょっと中をのぞいてみましょう。
1階はこんな感じです。


2階はこんな感じです。




夕日を見てからこの小屋で1泊するというのをいつかやってみたいものです。


では、3.5㎞の道のりを下るといたしましょう。


登りでは気づきませんでしたが、このような岩があって、登山者を励ましてくれます。「頑張れ」


下山後、大平登山口側にある米山ガーデンに立ち寄り、バッジを購入。
少しずつ山バッジも集めていきたいと思います。


熊情報なんかもあって、少し緊張した場面もありましたが、天候に恵まれた楽しい山登りになりました。
少しずつではありますが、体力にも自信がつきつつあります。
今後も秋山シーズンを楽しんでいきます。

○日時:2014年9月7日(日)
○天候:晴れ。ようやく暑さも和らいできました。
○難易度 ☆☆☆(危険なところはほとんどありませんが、歩きにくいところやきついところはあります)
○スケジュール
 ●登り 8:20下牧登山口……9:03水野林道出合い(休憩)……9:30駒の小屋(休憩)……
     10:24水野林道分岐……10:30しらば避難小屋(休憩)……10:40鎖場……11:15山頂(昼食)
 ●下り 13:15山頂発……15:04下牧登山口