先月、近しい親戚筋の集まりが
首都圏内でありました
彼の奥さまとディズニーランドへ
出かけた時以来の再会設定です…
不自然にならないように
極力、接触を避けながら
瞳を合わさないように過ごします
私達の過去を知っている同世代の人達は
さり気無く気を使ってくれるから
このメンバーの時は心穏やかに
楽しいひと時を過ごせる筈だったのですが…
彼専用携帯にメールが入ります
『なんて格好をしてるんだ‥
野郎達の視線が釘付けじゃないか？』
「あら以前に褒めて貰ったから
目の保養になればと気を利かせたのに」
彩は深紅に近いワインレッド…
チャイナドレス風のスリットが深くまで入った
それでいて下品にならないロング丈
背中が大きく開いたイブニングドレス
靴も控えめな ヒールでまとめて
十分気を使ったつもりでしたが
お気に召さない様子の彼
『曲が変わるタイミングで席を立ちなさい』
言われた通りに化粧室へと向かっていたら
EV手前の小部屋へ引きずり込まれて
うしろからギュっと抱きしめる彼
背中から首筋にキスをしながら
右手は脇から胸へと滑り込み
左手はスリットから弄る様に
彼の場所だと云わんばかりに
的確な場所で愛撫する
息を止めていないと吐息がもれて
移り香が彼にあふれてしまいそうで
壁に身を預ける
荒い息を整える様につとめて静かに
『艶麗な魅力に心を奪われて
こんなことを想像してしまう色香を
むやみに人目に晒さないでくれ…』
「痘痕もエクボよ…貴方の場合は(笑)
少し酔っているんじゃないの？」
『酔っているとしたら美月のせいだ』
駄々っ子のようで微笑んでしまうと
『これ以上酔えないくらい乱れるんだ』と
苦痛の表情を浮かべたので
「急な仕事が入ったので失礼します」と
途中退席してあげました…
帰り際に「倍返しを期待してるわね
」
と、メールを残して立ち去りました‥
危険を冒しながらも手を伸ばしてしまう
いけない、いけない
タガが外れないように…
ひっそりと過ごさなくては‥
互いの欲求が大きくなりすぎて
見渡す瞳が、気遣う心が
損なわれないように
少しでも細く、永く想いを紡げるように
＊よろしかったらお願いします＊
 切ない不倫の恋．☆。:*・° |
恋愛、恋、愛、ラブ |
ひとりごと |
愛のかたち |