不倫関係に月並みな台詞…
「出会いが遅かったね‥」は私達には通じません
私が14歳で彼が大学生でしたから
人として大切なことは、すべて彼が教えてくれました
優しさも‥思いやりも‥時に強さや苦しみも…
人間としての脆さと愛‥そして寛容な精神(ココロ)…
ほんとうに純粋だったので、すべて彼の思いのままに
そう、まるで水を得た魚のように‥
多感な年頃をともに過ごしました
あの頃は二人で一つであったと信じておりましたので
同じ五年間でも今の時間と異なります
彼は田舎の古い資産家の出身でしたから
私との仲を引き離されるその瞬間まで
離れることなく一緒に過ごした五年間
傍らにいられるのなら生涯、愛人でも構わないと
そんな風に考えていたこともありました
誰のせいでも無くて、どうすることも出来なくて
大好きな祖父母に疎まれるような恋をしたことが
哀しくて辛くて、でも止められなくて
ほんとうにあの時が在ったから今が在ると
そんな風に思えるようになる頃には
祖父母も伯父も亡くなってしまっていました
人を羨んだり妬んだりしてはいけない
すべて自分に返ってくるから愛すればいい‥
そんな彼の言葉を頭の中で繰り返しながら
いつか優しい思い出に変わると信じて
彼の手を自ら離しました…
誰よりも彼の幸せを願ったのは
私だと云うことを自分自身の誇りにして
この先どれほど哀しいことがあっても
辛く苦しいことが起きても
今日のこの時ほどではないと耐えられるから
活きていこうって決心した二十歳直前でした
春雷の土砂降りの雨の中で
果てしない宇宙(ソラ)を抱いたのです
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2012年8月9日(木)
美月のひとりごと~BlueMoonで掲載した記事です
「宇宙(ソラ)を抱く」は私達のこれまでの経緯であり
今現在の不適切な関係「不倫」の言い訳にしてます
そして私達が不倫関係に陥るまでを綴っております
機を見計らって随時掲載してまいりたいと思います
不快に感じられる方は通り過ぎてくださいませ。
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