星に願いを~ 美月より心を込めて

徒然に想いのままに綴ります。不快に感じる方は通り過ぎてくださいませ。

壊れてしまうくらい激しく

2013-08-15 23:39:25 | しあわせ

決して来るはずの無い日に

急かす様にインターホンを鳴らす彼

「どうしたの?」

返事の無いまま唇をふさがれる

「待って、まだドアが‥」

片手で鍵を閉めながら

耳を包むように

抱き寄せられて唇を奪う

淡いピンクのキャミソールのボタンを

上から三つ外して彼が靴を脱ぐ

一番近くのパウダールームへ押し入り

下着のレースを口で剥がし取り

白い胸の中へ彼の頭がおりてゆく

「スーツが皺になっちゃうから…」

再び激しいキスで言葉を奪われて

指先はスカートを捲り上げて薄い布の中へ

「ダメ立ってられない‥」

両腕で抱きかかえられるように

向きを変えた…

背中から舌先で耳を

左手で胸を右手で薄い布の中を

責め続ける彼に意識が朦朧とする

右足を洗面台にのせられて前屈みに

左足の指先からつーッと

なぞる様に這う舌先に声が漏れると

彼も息が荒くなる

ベルトを外しながらネクタイもゆるめて

一枚一枚私達の間で邪魔する布を

剥がして肌を重ね合う

至福のひと時…

 

荒い息を整えながら髪を撫でて

『ごめん仕事中に突然

 美月の躰を思い浮かべてしまって』

そんなことほんとうにあるの?と

嘘でも嬉しいですって心の中で呟く

『この魂(ココロ)と躰に溺れてる…』

そう言いながら熱めのシャワーで

躰を洗い流してくれる

『食べられる石鹸を開発しなくちゃ』

左胸に❤型の愛のしるしを残して

指でなぞりながら唇は先端をついばむ

「もうっ絶対に無理だから…」

やんわりと断ると

『ほんとうに?』 と軽く笑みを浮かべ

バスタブに両手をつかされて

後ろから突き上げられる

彼が背中に密着して

左頬を包むように唇が重なり合う

突然の激しい愛に

真夏の暑さも遠慮がちで

スコールと共に控えめになり

意識が遠のいていく…

 

ベッドのうえで目覚めると

隙間なく抱きしめながら髪を撫で

口移しで冷たい水が流れ込む

「ありがとう‥」

『どうして、これほどまでに

 愛おしいんだろう…?

 壊してしまいそうになる‥』

 

 

私は丈夫なだけが取り柄だから

躰が壊れてしまうことは

きっと無いでしょうね…

魂(ココロ)は分からないけれど

それでも貴方の愛を

受け止められるうちは

壊れてしまうことはないと思う…

どれほど激しくても

 

 

 

 

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