一反百姓「じねん道」【百姓の100章】『農的ワークライフバランス』実践と研究日記@斎藤博嗣&裕子*4人家族(夫婦子供2)

2005年、東京から茨城の農村へ夫婦で移住し新規就農。
こども百姓「じねん童」2人と共に、家庭自給生活を自学自習中

斎藤博嗣も参加▶2022年11月23日 【会場】東京ミッドタウン日比谷6F BASEQ QHALL1『有機農業これまでの50年、これからの50年を語りつくそう』 ―藤本敏夫没後20年記念シンポジウム―

2022年11月24日 | アグロエコロジスト・農的ワークライフバランス研究家:斎藤博嗣
じねん道・斎藤博嗣が一番最初に有機農業の研修生をした、 故・藤本敏夫さんが作った(農事組合法人)鴨川自然王国http://www.k-sizenohkoku.com/、その後もT&T研究所(藤本さんが作った研究所)で大変お世話になった、歌手であり王国の顧問、加藤登紀子さんのお誘いで、参加してきました。


東京ミッドタウン日比谷
https://www.hibiya.tokyo-midtown.com/jp/baseq/facility03/
6階は、皇居や日比谷公園が眺められるロケーション









第3回とことんオーガニックシンポジウム
『有機農業これまでの50年、これからの50年を語りつくそう』
―藤本敏夫没後20年記念シンポジウム―
1971年、日本に“有機農業”という言葉が生まれ、有機農業運動が始まって50年が経過しました。そして次の50年が始まった今年、国は「みどりの食料システム法」を成立させ、有機農業比率25%、面積100万haの実現を宣言しました。これまでの50年とは明らかに違う時代が始まります。
世界の動きに呼応せざるをえなくなった日本、そして次を担う世代がどう動くのか、ロシアのウクライナ侵略、新感染症のグローバル化、そして気候危機など、この激動の時代に有機農業をはじめとする環境再生型農業の果たすべき役割はいかなるものでしょう。
日本にとって有機農業元年ともいえる今年、日本に有機流通の道を切り開いた大地を守る会、その初代会長故藤本敏夫の没後20年記念として、彼が亡くなる2か月前、2002年5月に時の農水大臣武部勤に提出した建白書「農林水産省の20世紀の反省と21世紀の希望」を取り上げ、そこに描かれていた日本農業の未来にわたる“あるべき姿”を、そして有機農業の原点を今一度振り返り、未来について語りつくすシンポジウムを開催いたします。
また新しい農業スタイルを語るリレートークや「人新世の『資本論』」著者斉藤幸平氏をお迎えしての記念講演など内容盛り沢山での開催となります。
懇親会では黎明期に活動を展開した人々を中心にその時代を振り返り、次世代の人々も交え、未来への希望を語るトークセッションの夕べとします。日本料理の「きじま」によるオーガニックをはじめ、MSCやASCの食材をふんだんに使用したサステナブルな料理。
・主催者代表 徳江倫明
・呼びかけ人一同
加藤登紀子(呼びかけ人代表)、藤本八恵、藤田和芳、鹿間茂、堀内信介、下山久信、近藤一海、水野葉子、渡辺義明、池田徹
2022年11月23日(水・祝)12:00~20:30
【会場】東京ミッドタウン日比谷6F BASEQ QHALL1
昼部参加費3000円 夜の部懇親会参加費6000円 オンライン参加費2000円
(オンラインの場合3名以上の場合1500円/1人、10名以上1000円/1人)
▶昼の部12:00~16:30 シンポジウム
▶夜の部18:30 ~20:30 懇親会、飲食含むトークセッション
食事はオーガニック食材、MSC、ASC認証の海産類など会席料理の「きじま」による仕出しとオーガニックビールや日本酒を用意します。
酒類提供は、風水プロジェクト喜多本店/オーガニックビールは酪農王国オラッチェ/記念オリジナル日本酒は大和川酒造に協賛いただきます。
【主催】一般社団法人フードトラストプロジェクト
【共催】一般社団法人オーガニックフォーラムジャパン
【協賛】㈱松源/昭島松源㈱/青果物流通研究会/㈱トキコ・プランニング/オイシックス・ラ・大地㈱/イーサポートリンク㈱/一社オーガニックフォーラムジャパン/フードトラスト㈱/㈱風水プロジェクト/㈱フルーツバスケット/酪農王国オラッチェ/(農)ながさき南部生産組合/(合)大和川酒造/㈱かもめ屋
【協力】日本オーガニック会議/NPO法人全国有機農業推進協議会/ママ♡エンジェルスTEAM2600万



■トークセッション1 有機農業これまでの50年、これからの50年
加藤登紀子、みどりの食料システム戦略作りにはいった時の農水事務次官末松広行氏、これからの農業政策を作る自民党農林部会部会長の武部新氏を迎えてのトークセッション
登壇者
末松広行:元農水事務次官/武部新:自民党農林部会長/下山久信:全国有機農業推進協議会理事長/魚住道郎:日本有機農業研究会理事長/加藤登紀子:故藤本敏夫パートナー/
ファシリテーター徳江倫明:主催者

↑司会の小谷あゆみさん(フリーアナウンサー)



 第一部冒頭、日本有機農業研究会https://www.1971joaa.org/魚住 道郎 さん(茨城県八郷の有機農家)の「今日はワールドカップの日本の試合がありますが、有機農業運動では、センターフォワードが藤本敏夫さんで、両ウィングが今年亡くなった、金子美登さん、 大和田世志人さんで、私たちがディフェンダーをやっているような・・・」
と的を得たエスプリな発言にまず脱帽・笑
超攻撃型3トップ(センターフォワードを置く昔のオーソドックススタイル)ですか!
 さすがサッカー好きな方の説明はビビットにとんでいて、わかりやすい!!
東京の板橋から茨城へ移住する20年前、東京で都市農業を模索していた時代、
東京の足立区「都市農業公園」有機農業公園として有機農研が圃場管理や教室をやっていた関係で魚住さんと林重孝さん(千葉県佐倉の有機農家)と、何故かサッカーをやった(インサイトパス程度だけど)ことが、ありありと思い出されました。
 それにしても、あの時どこから⚽サッカーボールが出てきたのかしら?
サスティナブル・アグリカルチャーをする方々には、元フットボーラーやサッカー大好きな方が多い謎は今も解けていないが、有機農研が集いの時とかに、サッカーの試合もする??伝統は今でも残っているのかしら?
ぜひ、私も現役の内にフレンドリーマッチをしてみたい!
と書き出しから、有機農業の話から⚽サッカーになってしまったが、なんせ当日は「日本VSドイツ戦」キックオフ直前。
 
 シンポジウムの内容は、お隣になった(こちらも何年ぶりかしら)今は「情報屋」を名乗る吉田太郎さんが(相変わらず濃いお話を聞かせて頂き・感謝)、
ノートパソコンを膝に抱えていつものように早打ちで、登壇者の話を聞くと同時にレポート化していたので、いずれUpされると思うのでそちらで▶▶▶








■トークセッション2 新しい農業スタイルを語るリレートークと一言インタビュー
大規模、専業、ビジネス化、輸出化だけが農業の姿ではない。農業には暮らしと結びついた多様な在り方がある。国民が共感し、すべての人に開かれた農業とは?新しい農業スタイルを語る。
◆登壇者
藤本八恵:鴨川自然王国/早川恭彦:中小企業経営審議会/高坂勝:「減速して自由に生きるダウンシフターズ」著者/東光弘:市民エネルギーちば代表/山口純司:日本キッチンカー経営審議会理事長/西田栄喜氏:菜園生活「風来」/薗部七緒:千葉を有機の里にする千葉県団体連絡会(通称ちばだん)理事























■記念講演 「人新世の『資本論』」著者 斉藤幸平氏
「ポスト資本主義の農と食―持続可能で公平な社会に向けて―
これからの農業を考えるには、環境の時代にふさわしい経済システムや社会システムから考える必要がある。グローバルサウスから見えてくる成長ではなく脱成長という時代、そして気候正義と食料主権を目指す時代とは?そこにある農業の在り方とは?



















『人新世の「資本論」』斎藤幸平 「SDGsは大衆のアヘンである!」




























■トークセッション3 有機農業これから50年―対立から連携へ―
みどりの食料システム法では有機農業比率25%、100万haの実現を宣言している。有機農業の広がりがもたらす日本農業の大転換時代。次世代はどう受け止め、どう行動するのか?それらの動きをリードする新世代のオーガニックリーダーたちが集結し、未来を語る。
登壇者
西辻一真氏:㈱マイファーム代表取締役/三好智子氏:IFOAM organics(国際有機農業運動連盟)世界理事/星野智子氏:一般社団法人環境パートナーシップ会議副代表理事/藤田 卓氏:公益財団法人日本自然保護協会生物多様性保全部主任/千葉康伸氏:有機生産者 NPO法人有機農業参入促進協議会代表理事/
ファシリテーター・小原壮太郎氏:日本オーガニック会議執行部 全国有機農業推進協議会事務局長














■夜の部18:30 ~20:30 懇親会、飲食含むトークセッション
―有機農業運動草創期と“これから”への希望を語る―
加藤登紀子・Yae(藤本八恵)+藤田和芳(大地を守る会創業・オイシックス・ラ・大地会長)・徳江倫明(らでぃっしゅぼーや創業)のトークステージ 
藤本敏夫とかかわりがあった様々な人に登壇いただき、また新しい取り組みを展開する若手を交えながら、未来への希望を語り合いましょう。




夜の部トークセッションでは、加藤登紀子さんに紹介されて、私も少し発言(藤本敏夫さんの作った鴨川自然王国つながりで・・・)させて頂きました。
つかみの冒頭、「茨城県霞ケ浦の左岸派(阿見町の位置)ジョルジュ・ムスタキです」と切り出したが、予想通り会場は無反応でした(大爆笑)
※ジョルジュ・ムスタキ(Georges Moustaki)は、エジプト出身ギリシャ系の頭&髭モジャモジャのフランスのシンガーソングライター。実存主義者の終わりの時代、ムスタキはパリのセーヌ河の左岸を生活の場とした「セーヌ左岸派」


 写真何枚か共有(吉田美佐子さん撮影)しますが、まるで、映画『男はつらいよ』第14作「寅次郎子守唄」で、役者・上条恒彦さん演じる、千住のおもちゃ工場で働く労働者でコーラス団の団長「大川弥太郎」のような、反省しきりのような写真(笑)
 上条恒彦さんと言えば、ジブリ映画『紅の豚』でイタリアの空賊(強盗)組織「マンマユート団」のボスの声優でもあり、その構図を使えば、さしずめジーナ(加藤登紀子・声)に諭されるマンマユート団のボス(=斎藤 TORAか?)
 「マンマユート」とは、イタリア語でアルファベットだと「MAMMA AIUTO」イタリア語で「ママ、助けて」という意味だそう。
やはり男は、母や女性に、褒められたり、怒られたり、励まされながら、大人?になっていく存在なのでしょうか?
この時代の有機農業運動も様々なnonna(ノンナ:イタリア語)おばあちゃんや母や姉妹にも支えられた運動(現在も)だったんだろうなー、と壇上で想いを馳せた。

この曲を頭に浮かべながら♫♪♬
『紅の豚』
一枚残った写真をごらんよ
ひげづらの男は君だね
どこにいるのか今ではわからない
友達もいく人かいるけど
あの日のすべてが空しいものだと
それは誰にも言えない
今でも同じように
見果てぬ夢を描いて
走りつづけているよね どこかで









久しぶりにお会いする方も多くもっとお話ししたい所でしたが、用事のため(東京の空気が薄く・感じる:3時間が限界かな…ウルトラマンか!?)に早々と 懇親会の会場を後にしました。



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