疾風の帰り径

BROACHに存在した「疾風の通り径」を移行しました
ブログ内リンクが以前のまま、画像が移行出来てないものは、修正予定

稲葉山牧場

2008-03-03 15:05:05 | 風車
080303_1131~02.jpg
おととい高岡を出発する時に西の山の上に風車が見えました。福岡インターのそば。
稲葉山牧場の中の様でした。
今日時間を作ってヒルクライム。ありました、ありました。
三基。でも無風で止まっています。


続 風は止まないの?

2008-02-22 08:32:05 | 風車
 夕べの満月は、透き通るような美しさ、神々しいほどの輝きでした。



 これは4周り前の満月です。

 満月、新月の前後には地震が多いという話を聞いたことがあります。
 大潮が起こるのと同じ原理で、月と太陽の引力ベクトルが重なって地殻の歪が大きくなるという論理ですが、はっきりしたことはわかりません。
 ただ大地震が起こると、仕事に直決するので、なんとなく意識せざるを得ません。

 先日、風車が増えると、風が止むのではないだろうかという心配をしました。

 それからというもの、この事を考え続けています。

 いろいろ検索してみると、とどのつまり、風は温かいところと寒いところの空気の温度差が、気圧差を生み、暖かいところから寒いところへ空気が異動する現象です。
 子供の頃に習った、海風山風も同じですね。大地と海水の比熱、陽が当たったときの温まり方と、夜の冷め方に差があるため、昼は海風、夜は山風(浜風?)になるというあれです。
 実際の気象は、もっと複雑に決まっていますが、基本は温度差。

 地球上各地の温度差を風は緩和する方向に働いているわけです。完璧に働けば、赤道から極地まで同じ気温になるはず。

 しかしそうならないのは、空気に粘性があるからですね。

 特に地表付近は、文字通り、山あり谷あり、ビルあり風車ありで、空気の移動を妨げるネタには事欠きません。だから空気の移動の時間がかかる。
 時間がかかるということは、温度差の緩和のために働くはずの風が過剰に吹いてしまうことになりかねません。
 
 こういう風に考えると、晴れたり曇ったり、暑くなったり寒くなったりという気象の振幅は、電気的に考えると、発振しているか、それに近い状態と考えることができると思います。

 話は逸れるかもしれませんが、一週間の7日という半端な日数、これはこの気象変化の波長ではないかと考えることがあります。週末が雨だと、しばらく続きませんか?
 7という数字は素数ですが、月の公転時間のほぼ1/4なんですよね。これが関係しているのでしょうか。

 それでいよいよ風車ですが、風力発電機がどんどん増えていくと、空気の粘性が上がるのと同じ、つまり空気が移動しづらくなります。
 ということは温度差が解消しづらくなるということ。
 そうすると、暑いところはもっと暑く、寒いところはさらに冷たくなる。

 そうなれば当然風は強くなるわけで、結局、風は止まないのではないか、というのが今日時点の結論です。

 ではその時、各地の気温はどうなるのか、というのが今後の思案のポイントです。

 風車の高さには限界がある、というのが影響しそうですね。

 ドイツにはこんな風にイルミネーションつきの風車があるそうです。



風は止まないの?

2008-02-19 17:22:09 | 風車
2月15日付の中日新聞によると、

 昨年1年間に世界で新たに設置された風力発電施設の規模は、大型原発15基分に匹敵する2000万キロワット超で、総発電容量が1年間で27%も増えたことが、業界団体でつくる世界風力エネルギー協会(GWEC、本部・ベルギー)の15日までのまとめで分かった。

 すごい増加率です。

 地球温暖化対策や原油高対策として世界中で注目される風力発電開発で、日本の立ち遅れが鮮明になった形で、新エネルギー政策の抜本的な見直しを求める声が高まりそうだ。

 GWECによると、米国では昨年、524万4000キロワットの風力発電施設が建設された。2位はスペインの352万2000キロワット、中国の344万9000キロワットがこれに次ぎ、日本は14位だった。


布引高原

 この結果、世界全体の風力発電の容量は9411万2000キロワットとなり、前年比27%増だった。

 総容量が最も多いのはドイツの2224万7000キロワットで、米国、スペイン、インド、中国の順。日本の総容量は153万8000キロワットで世界13位にとどまった。

 GWECによると、昨年1年間の風力発電関連の市場規模は360億ドル(約3兆8000億円)。「各国で重要な温暖化対策として注目されており、各国での開発は今後も急速に進むだろう」としている。


 米中印が多いのは別にしても、面積が同じぐらいな、スペインやドイツにも、日本の十倍前後の風力発電機があるんですね、ヨーロッパの反原発運動は過激だからな。

 石油や石炭、ウランにしても、自然、地球が持っているエネルギーのリソースを消費して電力を得るという意味では同じなんですが、燃焼というステップがないことから、風力やソーラー、地熱などは自然に優しいという事になっています。

雄物川河口

 風力発電については、バードアタック、鳥類等がぶつかって死傷するという問題は、重要な課題ですが、構造が比較的単純で、中国などでもどんどん国産化が進んでいて、まだまだ増加していくと思われます。

 石油については枯渇が比較的近い未来に予測されていますが、もし、風力発電機が今の1000倍に増えたら、100万倍の数になったら、地球の自然への影響はないのでしょうか? 特に気象に対する影響は?

下北岩屋

 北海道のある風力発電所では、限られた場所に多くの風車を設置したら、予測ほど発電量が得られなかったという報道がありました。風が強かった場所なのに。
 風力発電機は風のエネルギーを回転に変えて発電機が回り、電力が得られるわけですから、電力が生まれる分、風のエネルギーは減ることになります。つまり風車を増やしていくと、世界的に風が弱くなっていくのでは?

仁賀保高原

 地熱発電は地下と地上の温度差を利用して発電します。これも、どんどん増やすと、温度差が下がりそう。

 ソーラー発電は太陽のエネルギー、光や熱を利用します。これは、増やせば気温が下がり、地球温暖化の抑制に役立つように感じますが、増やしすぎると、太陽エネルギーの多くがソーラーパネルに吸収されて、たぶん、寒冷化が進み、暖房エネルギーが必要になりそうに思います。

 石油の枯渇に比べればきっと何百倍以上未来の話でしょうが、こんなこともどこかで研究されているのでしょうね。 

風の高原アゲイン

2007-09-21 08:49:53 | 風車
 先週末の下北八幡平ツーリングが雨で散々だったので、挽回の機会をうかがっていたら、早くも休みと晴れが遭遇しました。洗濯物を干してから、迷わず出発。

 仙台宮城インターから東北道を南下、福島飯坂インターを降り、磐梯吾妻スカイラインへ。
 小さなカーブばかりが続く道を登って行くとこんな橋があります。



 つばくろ谷の不動沢橋、隣に旧橋の橋脚と展望台があります。なぜかパン屋さんも。
 まさにスカイラインですね。
 バイクだとああやって橋の上に停めても迷惑にならなくていいなあ。と思って写真撮ってたら、車停めてる人もいます。

 ちなみにスワローズのマスコットはつば九郎。

 ここまでは晴れていたのですが、また雲の中に入ってしまいます、いやな予感。
 吾妻小富士をかすめて登って行くと、こんな荒々しい場所へ



 スカイラインは有料、1570円はちょっと高いぞ、福島県。八幡平は全部只だよ。
 でも晴れ間が見えてきました。



 土湯峠経由で、今度は母成グリーンライン。こちらの料金所は撤去されています。
 母成峠です。



 戊辰戦争の合戦があったところ、土方歳三や板垣退助もこんな景色を見たのでしょうか。



 49号線に降りて、昼飯の場所を探します。
 手打ちの文字とたたずまいにつられて入った、鞍手茶屋
 古民家でしょうか
 銀髪おかっぱ頭の上品なおばちゃまが笑顔で迎えてくれます。



 正直、そばを食べようと思っていたのですが、ここはうどんともちが名物のお店でした。
 くらて茶屋だからでしょうか、店の中に鞍が置いてあります。子供用の遊具かな。



 暑かったので、とろろうどん。



 うどんが太い!! つやつや!! しこしこ 割り箸の倍はある太さ



 太いだけでなく、長さも4-50cmあります。一本ずつ食べるような感じです。とろろも卵も美味しい。お奨めです。おもちや熱々うどんを食べているお客さんが大勢いました。ちなみに帰宅してから調べたら、大手町と霞ヶ関に支店を出しています。

 うどんの写真の映り具合もおばちゃんがチェックしてくれ、OKをもらいました。

 そして猪苗代湖東岸へ、こんなリゾートっぽい湖水浴場がありました。



 磐梯山も綺麗に見えてきました。



 湖畔を離れて南方向へ。
 すると、黄金色の稲穂の向こうに、見えてきたではありませんか。



 布引高原の風の高原です。前回はゴールデンウイークに行きました。2回目になります。



 今回は磐梯山や猪苗代湖まで見渡すことが出来ました。絶景です。
 下の写真(クリックすると大きくなります)の右下あたりにお土産やさんが並びます。



 コスモスの写真を撮ろうと急いだのですが



 コスモスはもう終わりに近付いており



 ススキが満開(?)でした

 高原内の周回コースは春よりも若干小さく(後半がショートカットされていた)なっていましたが、周回コース以外にも車で入れる場所が増えています。また入り口から展望台までは一方通行が解除されているようでした。



 野菜の収穫期と関係があるのかもしれません。



 おかげで一番奥まで入り込んだところこんな物が置いてあるのを発見。



 スペアのブレードです、それも3本。

 売店で、以下を購入。布引の経済界に250円、貢献してきました。
 朝取りの大根とキャベツ
 布引の土がついています
 大根おろし用に一番辛いのを頼んだら、先のほうを良く洗って、皮をむかずにおろすよう指示されました。



 この大根おろしを食すために、帰りにスーパーで秋刀魚を買い、焼いていただきましたが、大根は普通の大根でした。

 再び猪苗代湖東岸を北上します。



 磐梯山が見送ってくれました。

 土湯トンネルを通って帰りましたが、こんなすごい道が出来ちゃったので、スカイライン通る車減ったでしょうね。

Ride on 秋雨前線 vol.1

2007-09-17 16:26:00 | 風車
 9月にはいってふと勤務表を眺めると、なんと3連休がある。15日から17日。ラッキー。
 どこか行かなくちゃ。

 前から行ってみたかった、下北半島風間浦の下風呂温泉。ネットで知らべたら、若干空きあり。通常は週間天気予報をチェックしながら、5日前ぐらいに旅行の日程を決める(天気が悪いときは行かない)のですが、下北半島は去年一泊二日で行って疲れた(やっぱり三日必要)のと、下風呂温泉(霜降り温泉ではありません)に若干空きがあるというのが、後押しとなり、2週間前に宿を予約したのでした。二泊目は八幡平。

 一週間前に週間予報をチェックしたら、あまり良くなかったので、やめようかと思い始めたのですが、同僚のS気象予報士が、良いほうに変わりそうとか言うので、決行することにしたのです。

 15日7時前に仙台を出発。仙台宮城インターから東北道に乗ります
 最初の休憩は紫波SA、紅葉が始まっていました。



 天気は曇り時々晴れといったところ、
 次の休憩が、八戸道の二戸PA、こんなにたくさん犬を連れてツーリングしている人もいます。(見えないかな?)



 道なりで、第二みちのく道路に入り終点は三沢。ETC出口がありません。おばちゃんが支払い手続きをしてくれました。北上し小川原湖沿いに六ヶ所村へ向かいます。
 小川原湖には米軍専用の湖水浴場があったりします。大きな湖です。

 11時頃にはやっと風車が見えるところまで来ました。



 六ヶ所村には一説によると44基の風車があるのですが、半分が東側、この鷹架沼北側の荒野に立っています。高圧線の鉄塔や避雷針と混ざってどれが鉄塔だかこの写真ではわかりにくいです。ちょうど太平洋と陸奥湾の中間あたりですね。

 残りの半分はもう少し西側、陸奥湾方面の牧場の中に林立しています。





 上の写真をよく見てほしいのですが左下で何か建設中です



 なんと六ヶ所村44基では足らずにまた風車を増設しているようです。
 風車の足というか、台の部分はどうも掃除機のパイプのように、何本かをつないでいるように見えます。この写真はたぶん二本目を乗せたところではないでしょうか。見ている間には進展はなかったので、昼休みだったかもしれません。
 ゆっくり観察したいものですね。

 六ヶ所村の西側には、南に野辺地町、北に横浜町が陸奥湾沿いに並び、どちらにも風車があります。
 まずは南側の野辺地町。現在20基が建設中なのです。

 六ヶ所との境の峠から遠くに見えます。



 美しい風車ですが、まだ稼動していないため、てんでんばらばらの方向を向いて停止しています。



 デジ一に望遠レンズをつけて撮ったのですが、CCDにゴミがついてしまいましたね。
 これは翌日帰り際に撮ったものですが、国道279号線通称はまなすラインやJR大湊線のすぐ脇に立っていました。



 稼動したら、一度大湊線に乗って眺めたいものです。

 そして北隣の横浜、ここには6基並んでいます。農場の奥のほう



 菜の花畑の面積で毎年日本一二を争う横浜町。菜の花の中の風車も見てみたいものですね。

 横浜で昼飯、下北の横浜には中華街はないけど、シーフード塩ラーメンはあるあるよ。



 下北にはまだまだ風力発電所があるのです。今度は太平洋側へ、冷水峠を越えます。年寄りの冷水。峠の手前から、霧霧霧。
 この日は東の風が秋雨前線に向かって吹き込んでいます。山に当たって海霧です。

 峠を越えたら東通村、ここには原発があります。国道338号線をはさんで原発の反対側の丘の上に小田野沢ウインドファームがあるのです。大型風車が10基あるはず。去年9月21日に下を通ったときの写真です。山の上はウインドファーム、見えませんが、右側が原発です。



 くそー去年は天気良かったなあ。

 去年は丘の上に上がる口がわからず、この写真を撮っただけだったのですが、その後調査を重ね、今年は登り口を発見、上まで上がれました、ところが、とにかくものすごい海霧、そして



 ゲートがしまっています。
 泣く泣く霧の中、表に出ると、

 ぶーーん           ぶーーん           ぶーーん

 と、あの風力発電機のブレードが元気にまわる音が間近でするのです。少なくとも2基か3基が、すぐそばにあります。

 ぶーーん           ぶーーん           ぶーーん

 どうしたかはご想像にお任せしますが、私が目にした光景は



 見えんとです。

 それでも、想像力で補いつつ、ほのかな光の反射のタイミングで何枚かシャッターを切りました。

 そして帰宅して早速、その1枚をPhotoshopでコントラスト補正すると......



 おおっ、恐るべし、デジタル写真。研究してもっと綺麗に補正します。しかしゴミいっぱい付いちゃったなあ。

 その後尻労(しつかり)にも建設中らしいとの情報で向かいますが、大体どこにあるかも見えないし、建設中だと音もしないし、雨も降って来たのであきらめ、岩屋へ。岩屋ウインドファームにはなんと56基の風車が並びます。



 昨年は入れた入り口が今年は閉まっています。昨年はたまたま空いていたのかもしれません。昨年の写真はここ。(別ウインドウが開いたら右上にある、スライドショーのボタンを押してみてください)

 天気は悪かったけれど、また下北半島の風車をたくさん見られたので、満足しつつ、今夜の宿へ移動しました。
 風間浦村の下風呂温泉。井上靖の「海峡」や、水上勉の「飢餓海峡」の舞台だそうですが、いさり火は見られたのでしょうか。

                                                  .........つづく

やませの日は西へ西へ

2007-09-02 08:26:55 | 風車
 9月になりました、今は、もう、秋です。

 休みの昨日、また走りたいのに仙台は小雨が降ったりやんだり。
 普通なら家でごろごろです。
 しかし、ウェザーニュースのサイトを見ると、なななんと、秋田は晴れ、庄内も。

 ということで朝飯も食わずに関山峠を目指します。こっちからこの峠を越えるのは初めてかも。
 でも山には怪しげな雲。仙人が雲に乗って飛んでいそう。



 風はやませ、東風なんですね。だからきっと西に行けば行くほど良い天気だ、きっと。(小学校の気象クラブ出身)

 宮城県から山形県へ抜ける道って何本あるかご存知ですか?
 北から行くと

1.花立峠
2.中山峠(R47)
3.田代峠
4.鍋越峠(R347)
5.関山峠(R48)
6.二口峠
7.笹谷トンネル(山形道)
8.笹谷峠(R286)
9.刈田峠(蔵王エコーライン)
10.不亡山林道
11.金山峠
12.二井宿トンネル(R113)
13.二井宿峠

の13本11ヶ所です。こうやって並べると行ったことがない道を征服したくなりますが、3.6.8は常時通行止め。10は不明。1.4.9は冬季通行止め、県境は長いけど越えられるところは少ないですね。JRも仙山線と陸羽東線だけ。

 関山峠はなかなか良い道です。山を越えて、フルーツ畑の中、朝食の看板を探しますが、なかなかありません。

 結局おなじみの道の駅むらやまで朝飯。



 ここ朝はバイキング、ビジネスホテルみたい。貧乏性の私はついついてんこ盛りにしてしまうのですが、これで510円です。+150円で大皿にもできます。倍以上乗るかも。山形らしい惣菜がないのが残念ですね。
 レストランの各テーブルにこんなものが



 まだあったんですね、それも国道13号線の道の駅に。
 昔は上が灰皿になっていたと思うのですが、これはなぜかルーレット。禁煙席用でしょうか。
 使う人、いるのかな。

 道の駅の裏手にはひまわり畑の迷路があります。
 山形盆地、雨は降っていませんが、明るい曇り。もっと西へ行かなくては。

 山道を求めて国道をそれます。
 気持ちの良いワインディングロード。
 棚田に稲穂が揺れています。
 大蔵村次年子じねんご。蕎麦の里です。今日は通り抜けるだけ。のはずれに、ありました。



 棚田の端っこに蕎麦畑。花が五分咲きです。というか、この季節、花が咲いているから蕎麦畑とわかるのでした。



 この小さな花が蕎麦の実一個になるのでしょうから、このふた塊でせいぜい麺2-3本ぐらいでしょうか。更科だと一本かも。大事に食べましょうね。

 このあと肘折温泉に向かうのですが途中にもビッグな蕎麦畑。



 一年おきくらいに冬になると膝を痛めて歩くのが不自由になります。それで前から来てみたかった肘折温泉。
 ん、ん、肘折? ひじ? 膝折じゃないの?

 林道みたいな道を登った上に大きなが広がっています。
 ふるーい共同浴場のような場所があるかなあと車を走らせていると「カルデラ温泉」の看板、名前に惹かれて行ってみました。



 わりと新しくて綺麗な施設ですが、館内はむき出しの木材をたくさん使ってあって良い雰囲気です。



 炭酸泉で酎ハイに使えるかどうかは不明ですが飲めます。硫黄臭はありませんが、湯の花はパイプが詰まるほど取れるそうです。
 まったりさせていただきましたが、肘折はまた小雨。もっと西へ行かないと。
 と、温泉の出口で知った顔。同僚のX君でした、よく来るそうです。200人もいない会社なのになんと言う奇遇。

 山を北へ降ります、最上川へ。またまた蕎麦畑です。だいぶ明るくなってきました。



 最上川沿いを西に向かうと青空が見えてきました。



 そして最上川の急流がゆったりした流れに変わる場所、庄内平野の東の端に、毎度おなじみの



 立川の風車村です。
 頭を垂れた稲穂が広がる、黄金のカーペットの中で元気に回っています。もちろん今日は東向き。

 今回は初めて川の反対側、右岸側からも眺めてみました。こちら側も美しい田んぼが広がります。



 堤防の上にも車で上がれました。左岸の堤防ほどではありませんがなかなかの撮影スポットかも。



 そして遅めの昼飯
 蕎麦の花の話ばかりしてるのに何でだよと突っ込まれそうですが、BMIさんその他皆さんご推薦のここ



 先週皆既月食が見られなかったからというわけではありませんが、酒田市内、ワンタンメンの「満月」を探して行きました。
 2時近いのに満席、相席で座れました。
 定番のワンタンメンです。



 美味しいのは特にワンタン、透き通るように薄いんです。
 魚系のだしは、時々食べるといいもんです。
 チャーシューメンマもたっぷりで650円は大サービス。

 私としては、宮城県北のひっつみ汁のような野菜たっぷりワンタンスープがあるといいと思います。

 このあと鳥海山の南側を東に走って戻ることに。天気は結局時々晴れ間が見える程度でした。秋田まで思い切って行くべきだったかもしれません。
 地図を見ると、途中に、眺海の森という場所があります。見晴らしがいい場所が大好きなので寄り道。



 旧松山町(現在は合併して酒田市)の丘の上にあるキャンプ場からこんな庄内平野の絶景が見られるのでした。大雨のあとの濁る最上川からもちろん海まで。でも写真を拡大してみても酒田港の風車は見えません。

 今回の収穫は、この旧松山町、落ち着いていてすごく雰囲気がいいところです。宮城の松山と同じ城下町。お祭りか何かを狙って一度来て見ましょうか。風車にも鳥海山にも近いし。

 八幡で給油して国道344号線を東へ、真室川までの道も気持ちよいツーリングロードでした。
 新庄からは国道47号線、最後に花立峠越えをする予定だったのですがもう4時疲れたのでやめました。

 47号線はJR陸羽東線と平行しているのですが、来週ここをD51が走ります。最強のSL。
 正式には週末だけなのですが平日も試走するとのこと。今日もかな?
 撮影スポットはたくさんありそうです。
 山の中の橋がベストでしょうが、岩出山あたりの田んぼも良いと思います。

 でも週末はジャズフェス。
 D51は宮城県の観光キャンペーンらしいのですが、仙台市のイベントとかぶらないようにしてほしいものです。

おとりよせ14

2007-08-30 09:15:43 | 風車
 関東関西はまだまだ暑いようですが、仙台は完全に秋です。
 Tシャツでバイクはもう寒いです。
 広瀬川の河原にもコスモスが咲いているそうです。

 こんなものが届きました。
 プラモデルに似ているような



 部品数は少ないけど
 上のほうの白いのはなんでしょうね

 電子部品もありますね



 この辺でわかる人はわかるのでしょうか



 どこかで見たような、というか、良くここで見る形ですよね
 こんなものも



 どう見ても車ですよね
 ラジコンカーかミニ三駆
 どうも白いのがなぞですよね



 実はこれ、切り取るのですよ、こんな形に



 あれかと思っていたあなた
 予想と少し違うでしょう

 メビウスの輪のような単純かつ複雑な形状
 こんな風にまとめます



 やっぱりあれですか

 じゃーーーん   完成です



 ミニ風力発電機でした

 やっぱりね



 この変わった羽の形
 ループウイング
 といいます。

 従来のプロペラ型よりも騒音が少ないそうです。

 このキットでは付属のミニカーに充電し、これが走るのでした
 あまり生産性は高くありません、残念ながら



 がんばって充電してほしいものです

 山の上にこれの巨大なやつがあったら、ちょっと引きますね
 やっぱりプロペラ型のほうが美しいです

下越の風

2007-07-09 08:25:32 | 風車
 前線が南に下がっている関係で、東北地方は好天が続いています。
 これは出かけるしかないというわけで、とりあえず新潟県五泉市にある、咲花温泉という硫黄泉の宿を押さえ、出発しました。
 経路は決めず、行きたい場所はただ一箇所、新発田市紫雲寺の風力発電所です。

 片道300km程度の中距離なので、できるだけ、下道、田舎道を楽しみます。
 まずは仙台から白石まで高速、七ヶ宿から高畠へ抜けるおなじみのツーリングルート、温泉、道の駅、美味しいお蕎麦やさんに、酒蔵まである峠越えの道、バイクも沢山走っています。東風なので山沿いは曇っているかもという予想でしたが、ずっと青空、峠を越えるとなんと山形の空には入道雲がわいています。初めて二井宿峠の旧道を走りました。

 花の季節には必ず立ち寄る高畠道の駅の向かいにある阿久津八幡神社、実に絵になる三重塔です。



 こういう塔ってお寺に多い気がしますが、どうなんでしょうか。羽黒山神社には五重塔がありますね、国宝。

 このあと小国方面に抜けるべく南陽周辺を右往左往、と突然正面に趣のある土蔵造り。川西の樽平酒造でした。どうせ試飲はできないし、今回はパス。今度ゆっくり訪問してみたいものです。
 走るのは国道113号線、米坂線、荒川沿いを走っています。川沿いの気持ちの良いツーリングルートです。初めて走りましたが、ぜひ、JRでも走り抜けてみたいものです。赤芝峡も綺麗です。
 113号線を道なりに行くと県境を超え、自然に新潟平野へ出てきます。道はそのまま左へカーブし、海沿いの松林の中に入っていきます。そして今回のメーンイベント、紫雲寺の風車が松の枝の上に見えてきます。
 発電機への直行ルートは全て通行止めでしたが、砂浜経由で近づくことができました。



 小ぶりの風車が4基、1基は止まっていましたが、残りの3基は北風に向かってぶんぶん回っていました。もっと沢山立てても良いのに。これでも新潟では最も大きな風力発電所なんです。白砂青松に風車、粟島も見えました。まさに日本海といった風景です。

 このあとは、新発田の城下町を抜け、月岡温泉を横目に、阿賀野川方面へ南下。このあたりは温泉地が沢山あります。
 咲花温泉に着きました。阿賀野川と磐越西線の間の細長い土地に10軒ほどの温泉宿が並ぶだけ。



 一番奥の行き止まりにある「碧水荘」にお世話になります。
 と、ロビーに並んだパンフレットの一枚に目が。

 「SLばんえつ物語」号

 SL走ってるんですか? と聞いたら、もうすぐ通りますよ。 だって。 もうびっくり。超ラッキー。
 1時間半ほど時間があったので、まずは温泉とビールが先。

 硫黄泉なんですが、お湯はエメラルドグリーンで透明。まさに碧水、草津や山形蔵王の硫黄泉とはぜんぜん違います。



 見た目は上品で、硫黄の香り。不思議な温泉です。気に入りました。



 交代で入れる個室露天風呂からは阿賀野川がきれいです。月末には水中花火大会があるそうです。
 で18時過ぎにSLが到着とのことで、いそいそと出動、歩いて5分の咲花温泉駅。
 きましたきました、しゅっしゅっぽっぽっぽ



 日本でSLが走っているのを見るなんて何十年ぶりではないでしょうか。C57,近所の公園においてあるD51よりも小ぶりな感じ。



 発車のときはサービスでずいぶん煙と蒸気を吐いてくれました。煙が目にしみることしみること。汽笛の音もすごい。良い物を見させてもらいました。

 そして翌朝。
 咲花温泉と磐越西線は阿賀野川の南岸なのですが、磐越道と49号線若松街道は北側を通っています。
 時々通る磐越道から見える気になる施設があるということで行って見ました、道の駅阿賀の里じぱんぐ。建物が立派な道の駅が阿賀野川河畔にありました。ここから舟くだりも楽しめるそうです。

 そこにクラシカルなバイクが続々集まってきます。



 なんでも、BMWのクラシックバイクばかりのクラブ。R69Sという古めかしいバイクも4台いました。バイクのロールスロイスだそうです。地元のおじさんチームでした。リーダーは五泉の時計屋さん。

 ちょっと離れてハーレーのチームも。
 目の保養のあと美味しそうな新潟のお酒、四合瓶を二本購入。
 このあたりから仙台に帰るにはさまざまなコースがあります。
 高速を飛ばせば2時間半ぐらいで帰れるものの、のんびり田舎道を楽しみます。阿賀野川と回りの山々、綺麗です。

 津川から川沿いの459号線を東進します。とても国道とは信じられないような細い道を抜け、福島県に入ります。まずは山都町宮古のそばの里。



 宿でたっぷり朝食をいただいたし、昼食にはまだ早いので、見物だけ。雰囲気のある山里です。
 このあとさらに狭くなる道を抜け喜多方市内へ。



 まだ昼食には早い。レンガの喫茶店でコーヒーだけいただいて、今度は北進します。
 またまた気持ちの良い峠道を走り抜け、米沢です。
 好天で真夏の暑さ、でも観光客は大勢来ています。
 そこで今日のハイライト、お昼に吉亭という由緒あるお店で、米沢牛ステーキ。



 極楽極楽。
 でも財布は空っぽ。

 このあとまた高畠へ。
 山里にある米鶴酒造で純米生酒をゲットしました。

 今度は二井宿峠の新道を駆け登り再び七ヶ宿へ、蔵王でお茶して遠刈田から村田ICへ。ここだけ高速と思ったのですが、ETCゲートで最後のハプニング。
 ゲートが開きません、急停止。なんとカードが奥までささっていません。 旗を持ったおじさんが飛んできて、早くハザード出せと怒鳴り、少しして通常の通行券をくれました。後ろにすぐ車が来ていなかったのが幸いです。くわばらくわばら。
 ご迷惑をおかけしました。皆さんも注意してください。

 ブログネタ満載の旅でした。

日本海を渡る風で

2007-07-01 07:27:40 | 風車
 昨日はひさしぶりに鈴木水産が開いている時間に帰宅できたので、刺身を物色。トビウオもありましたが、一番美味しそうだったこれらにしました。



 ホヤとカツオです。あまり良い色に撮れていませんね。

 27日の水曜日は貴重な休みで、天気も良かったので秋田の風車を回ってきました。
 東北の日本海沿岸は風力発電のメッカです。
 最近は通勤にもっぱらジムニーを使ってるので、TTには出番がありませんでした。屋根付きの駐車場に停めてあるのですが、黄砂らしき埃をかぶっています。日本海を渡ってきた埃でしょうか。

 猛烈に暑い中、まず東北道と秋田道経由で秋田南インターを出て旧秋田空港跡に向かいます。
 30年近く前、冬に秋田放送に仕事で行ったことがあります。東京からまだ新幹線はなく、往きは夜行列車、帰りは飛行機の予定だったのですが、あいにく雪で強風、帰りも汽車になってしまいました。その秋田空港跡地。



 今は道路が貫通しています。はまなすロード。滑走路でしょうか、そこに風車。欠航になったわけです。こんな海沿いに空港があったのですね。
 現在の空港はもっと山手にあります。
 全部で10基の風車が並んでいますが、小ぶりで古い。秋田の地方紙は魁新報ですが、この発電所も、魁と呼べるかもしれません。



 実に10基のうち7基の風車が回っていません。
 回っていない風車を写真で表現するのは難しいのですが、よく見てください。上の写真の左3基が回っている風車。あとは止まっています。



 回っている風車は風の来る日本海側を向いていますが、あとはてんでんばらばら、あっち向いてほいです。
 古くてみんな故障しているのかとも思いましたが、故障している場合、ブレードが風を受けない向き(風と平行)に固定するのが普通です。昨年倒壊した下北岩屋の風車は、このブレードの向きを固定しておく機構が故障し、発電のための回転にブレーキがかかった風車がもろに風を受けてしまったためでした。
 ブレードが開いているので、結局風が弱いのだろうと好意的な解釈とします。上の写真では男鹿半島も見えていますが、景色はそこそこの場所なのに展望台も公園もありません。写真を撮っている場所も実は立ち入り禁止区域。ごめんなさい。

 ここは雄物川の河口の右岸、北側にあります。地図を見ると対岸に新屋海浜公園というのがあるので行ってみました。
 そうすると



 美しい碧い海と白い砂浜。河口対岸の風車がきれいでした。写真撮影にはこちらが良さそうです。
 もちろん男鹿半島も見えます。



 それにしても雄物川河口ってずいぶん狭いですね。あきたこまちの田んぼに水が取られてしまっているのでしょうか。
 大型犬が海水浴してました。
 
 このあと、最初は八幡平へ回ろうかとも思ったのですが、晴れているので、鳥海山も見えるかなと、南下することにしました。
 日本海を渡る強風のおかげで、見晴らしのいいところならどこでも風車が見えるんです。
 最初に見えてくるのは岩城道の駅の風車です。普通に回っています。やっぱり雄物川河口の風車は不調だったのでしょうか。
 そのあとさらに7号線を日本海沿いに南下、奥州ラーメンで昼飯。欧州ではありません。魚ベースのだしと細打ち麺がgood!
 遠くに西目の風車も見えてきます。



 由利本荘市西目には、丘の上に2メガワット超ど級の風車が15基、海沿いに可愛い風車が2基あります。どちらも元気に回っています。
 海沿いの風車、ここも道の駅のそばです。



 西目から7号線をそれ、鳥海高原方面へ向かいます。西目の風車は今回の目的地ではありませんが途中思いがけない方向に見え隠れします。



 そして、さらに途中で道を右へそれ、仁賀保高原に到着。ここへ来るのは4回目でしょうか。
 やはりここが一番でしょう、空と風と雲が。
 風車は元気に回っていますし、空と雲もきれいですが、鳥海山は雲を頂いています。



 1基だけ故障中でした。
 トンビやその他の鳥が沢山飛んでいましたが、風車にはあたりそうもありません。



 1時間ほど場所を移動しながら写真や動画(近日大公開予定)を撮りながら鳥海山頂が見えるのを待ちましたが、時々残雪が見えたものの、結局だめでした。



 鳥海、雄勝、秋の宮、鬼首、鳴子、岩出山と一般道を走り、古川から再び東北道。530kmの日帰りツーリング、日本海の風に乗って帰ってきました。
 秋田や鳴子では車外温度計が30度を表示するほどの暑い一日でしたので、ずいぶん日焼けしました。
 鳥海山周辺は海沿いにも観光スポットがたくさんあり、イワガキの季節には一泊してのんびりしたいものです。

 ところで夕べのカツオ



 程よく脂ものり、締りもあり、実に美味かったです。ぷりぷり。
 カツオもホヤも太平洋産ですが。

カリフォルニアの風

2007-05-31 08:06:06 | 風車
 ぱっとしない天気です。
 夕べはイーグルスが勝って勝率が五割、地元の河北新報一面になっています。

 ヨコハマタイヤの宣伝で、自動車雑誌の広告や、テレビCMに大風力発電所が使われているのはご存知ですか?
 もちろん私は前から気になっていて、ホームページも閲覧しているのですが、webにはほとんど風車は出てきません。

 それでこの間、ガソリンスタンドで、カタログコーナーに、ありました、ありました。ヨコハマタイヤのカタログ。



 中にはこんなページも



 もうものすごい数
 これはいったいどこだろうと話していたら先輩が見つけてくれました。

 ロサンゼルスの東、避暑地で知られるパーム・スプリングスにあるサン・ゴルゴニオ・パスウインドファームだそうです。何基あると思いますか、全部で。

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               な
                   な  な  な  なんと、2500基!!!!!!!!!!

 スケールが違いすぎます。

 ちなみに、カリフォルニアの風車、というホームページに当地の風車が紹介されています。興味のある方はご覧ください。天国の写真がたくさんたくさんありまする。(※無断リンクお許しください。)

 さらに同じカリフォルニアのアルタモントパスには、

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                       な  な  な  な  なんと、7000基!!!!!!!!!! 
 
 もうだめ、ここに行ったらきっともう日本で風車お遍路さんをやる気力が失せるでしょう。でも一度は行って見たいですね。

ウインドテック南十和田(葛巻津軽その4)

2007-05-25 07:09:21 | 風車
 今朝の仙台は曇っています。今日からイーグルスはジャイアンツを迎えて2連戦なのですが、雨かな。 
 そうそう昨日自動車税、軽自動車税、スピード税を納めてきました。まじめな納税者。
 納付先は宮城県、仙台市、岩手県です。とほほ。 自動車税と一緒に納めてダメージを薄めました。

 先日のツーリングの記事が4回めを迎えてしまいました。一応最終回です。初めての方は1回目から読んでいただけると幸いです。

 谷地温泉を後にして八甲田山を西に下ります。まだまだ雪の回廊が残っていて場所によっては3m以上の壁もありました。
 そこかしこに硫黄の香りも。
 こんなビッグスケールの橋を通りました。



 城ヶ倉大橋。上路式アーチ橋としては日本一だそうです。八木山橋とはスケールが違います。

 この辺から岩木山が見えてきます。黒石から弘前に入るとどこからでも見えます。東北一美しい山ではないでしょうか。



 前日に行った大湯のストーンサークルの隣にりんご林がありました。どうもこの時期はりんごの花も見頃のようです。ラッキー。
 それで遠回りになるのですが、りんごの花と岩木山の写真を撮りに行くことにしたのでした。
 弘前では小学校の庭にも桜ではなくりんごの木が植えられているようです。ここまで来れば岩木山はすぐそこ。



 さすがにりんごの里、あっちこっちにりんご林があります。花は固まって咲いているところ、咲いていないところがあります。(22日の記事にある写真も参照ください)品種が違うのでしょうね。小学校の庭のりんごはまだ咲いていなかったので、今咲いているのは収穫期が早い品種かもしれません。と言うことはまだしばらくりんごの花は楽しめるということでしょうか? 花は実と同じ香りを漂わせています。



 ゲレンデにはまだ桜も咲いています。
 残雪の岩木山の写真、これらは全て東から東南の方向から撮ったもの、この後南側にも行ったのですが、南面にはもう残雪が見えません。
 帰れなくなってしまうので、岩木山ヒルクライムはあきらめました。

 また弘前に戻り高速に乗ります。弘前の市内を走っていると面白そうな看板が。



 冬に来たときに行けなかった津軽三味線居酒屋でした。交差点で加速しながら片手撮りしたので曲がっちゃいました。今度行きます。

 この後が本日のメーーンエベント。
 鹿角市田代平の風力発電所です。
 ウインドテック南十和田というので青森県かと思っていたのですが、実際は秋田県になります。
 ややこしいことに八甲田山の北側に田代平高原があったりするのですが、風車があるのは八甲田の南にある十和田湖の南東側、国道454線のそばです。青森県から秋田県に入ってすぐです。
 私は鹿角から十和田湖に向かい、銚子の滝(これもややこしいのですが、銚子大滝とは違う滝です)のところを右折するコースで入りました。



 爽やかな高原に風車が9基。実に癒されます。





 ここも回りは牧場になっています。まだ牧草が十分に育っていないのでしょうか、牛はいません。



 葛巻と南十和田、今回の目的であった二ケ所の風神様参拝を無事済ませることができました。天気は最高。岩手山や岩木山も最高です。次回の風車参拝は、秋田の雄物川河口か、新潟の紫雲寺を予定しています。

 帰りの高速でも岩手山が見送ってくれました。また来るぞ。



 12000円のスピード税に十分見合うツーリングでした。
 

グリーンパワー葛巻(葛巻津軽その2)

2007-05-24 07:00:24 | 風車
 今日もまたまた良い天気。日曜日の20日から今日24日まで、出掛けなかった人は一年後悔する、ひょっとしたら今年一番の好天続きとなりそうです。ツバメも元気に飛び回っています。
 しかしこっちのツバメは絶不調。楽しみなようで楽しめない、スワローズvsイーグルス戦。野村監督が2連勝しました。
 池山コーチのおごりで、古田、高津、石井の仲良し軍団、繰り出したんだろうな。

 岩手県の北部、盛岡から1時間ぐらいのところに葛巻村はあります。観光地図を見ると、スポットが集中する南部岩手や、海沿い、山沿いと較べて、一番アイコンが少ない地域です。
 そこに風力発電所が2ヶ所あるのです。大きくないけど。今年1月にも一度行ってみたのですが、さすがに北国。雪で山には上がれませんでした。
 そこで今回の青空の下、21日に最初に向かったのがこの葛巻村です。東北道を北上すると盛岡の手前から前方に美しい岩手山が迎えてくれます。そして右には姫神山も。滝沢インターを降りて、岩手県立大学や盛岡大学の前を抜け、新幹線の岩手沼宮内駅を過ぎると右に曲がって国道281号線です。何の変哲もない田舎の国道を地元の車がのんびり走っています。大坊峠を越えると葛巻村、すぐ道の駅があります。
 本当に、誰もが外に出て仕事がしたくなりそうな良い天気でした。道の駅でもう一度風車の場所を確認しようかとも思ったのですが、どうも道の駅の前を北に折れて登ったところのくずまき高原牧場に「風の展望台」というスポットがあるのです。ここに風車があるに違いないと思いました。
 牧場の駐車場に車を泊めると、風の展望台まで徒歩6分の看板。こんな展望台です。
 きっとあの向こうに風車が。迷わず登ります。



 よいしょ、よいしょ。あれ、無い。



 のどかな牧場が広がるのみでした。でもとおおおくに風車が何台か見えました。
 あそこだ、いくぞおお。

 また国道に戻ります。ちょっと急いでいたかも。
 そしてまたのどかな田舎道、時々集落。 良い天気です。
 やはりTTは速い。ジムニーと違ってアクセルを踏んでいなくてもスピードが出ちゃいます。

 確かガイドブックに、農村レストランが出ていたなあ、そろそろ飯かなあ、と考えつつ、癖なんですが山の上も風車がないかチェックしつつ走っていると、前を走っていた車が急減速。追い禁でないのは確認し、なにやってんねんと追い越しました。
 止まれの旗が目線を横切ったのと、レーダー探知機がピイコピコ鳴ったのどっちが先だったかは思い出せません。あちゃー。
 田舎の国道、地元車の減速、良い天気の昼前、しかも月曜日(関係ないか?)。条件そろいすぎ。私も警察官だったらこんな良い天気の日は絶対レーダー持ち出します。5日連続でもやります、絶対。5年ぐらい無違反だったので正直気が緩んでいました。
 ちょうど集落にかかって制限速度が50キロになったところは、葛巻町葛巻第39地割8番地5付近道路でした。18キロオーバー12000円。とほほです。つかまった時って無口になりますか? 雄弁になりますか? 私は無口。切符を切られている間、警官達は先週の飲み会の話やら、ニンニクと間違えてなんだかの球根を食べた話をしていました。くそっ。
 今切符を見て、葛巻村でなく葛巻町であることに気づきました。葛巻町です。葛巻の皆さん、申し訳ありません、少し恨んでました。

 食欲が無くなったので、これはブログに書かなくてはなどと考えつつ、もう一回つかまったらしゃれにならないと注意(敵の思う壺)しつつ風力発電所へと向かったのでした。上外川地区。町の東南端、三巣子岳にありました。上り口は三ヶ所あります。
 山稜に上がってきて最初に驚くのは、ここからだと姫神山と岩手山が並んで見えるのです、おまけに八幡平も。



 グリーンパーク葛巻には12基の風車がありました。



 岩手牛も元気に牧草を食んでいます。



 念願の葛巻の風車にたどり着き、気持ちは完全にリセットされました。
 実はもう1ヶ所発電所があるのですが、思わぬタイムロスを取り戻すため、パスしました。また行くぞ葛巻。
 九戸で昼飯を食べ、十和田湖に向かいます。今夜のお宿は谷地温泉です。  つづく




風車倒壊

2007-05-14 07:47:53 | 風車
 昨日は午後からは風が強かったですね。しかし午前のハーフマラソン中はほとんど無風。野口みずきの苦手な風は最後にちょっと吹いただけでした。おかげで?優勝。野口も男子のモカンバも最初からぶっちぎりで、レースとしてはつまらないものになってしまいました。

 ところでその予想外の強風で、我が家のベランダに鎮座していた風車(実際には太陽電池で回るんですが)が吹っ飛び、ブレードが一本折れてしまいました。



 みじめです。

 今日は良い天気、休みなのでちょこっとツーリングしたいものです。

庄内の風

2007-05-08 18:23:06 | 風車
 3月に「風神さま」という記事を書きました。掃除機の名前が風神だったという話でした。
 そして先日大阪で痛ましい事故が起きました。風神雷神Ⅱというジェットコースターの事故です。悲しい事故です。 風神、元々は恐ろしい神様のはずなのですが、恵比寿様や布袋様のように親しまれている神様の一人とも言えます。
 その風神さまの記事に書いた山形は庄内町立川ウインドファームにまた行ってきました。

 今日はゴールデンウイークに働いた分の休み、初夏のような陽気に誘われ山形自動車道へ、山形市を過ぎるとおぼろ豆腐のような月山の山稜が迎えてくれます。美しい山です、こっちから見ると特に。



 この後、庄内空港インターを出て、前から行ってみたかった三川へ向かいます。
 庄内平野は田植え前。次々と耕された田んぼに水が張られているところでした。良いですね、すごいですね、このあたりからは雪をかぶった月山と鳥海山、両方見られるんですね。
 まず鳥海山



 そして月山、こちらからだと少し荒々しく見えます。



 でもお見せしたい写真はこれです。



 ひろーいジャスコの駐車場の片隅に風力発電機。でもこの日はほとんど無風、働いていません。

 この後立川に向かったのでした。車で移動すると良く判るのですが、最上川沿いに上っていくとずっと見えていた鳥海山がちょうど見えなくなるのが立川に入るところです。だから地上からだと鳥海山バックの風車の写真は撮れません。
 一方羽黒山神社がある辺りが、庄内平野の東端でここからは山がちになります。この山之辺に沿って北へ行くと立川で最上川に突き当たります。つまり立川(具体的には立川町の最上河畔)が風のボトルネックになるわけです。ここが地方自治体による風力発電のメッカになりました。
 清川だしという風が吹いてくる方向(風神さまがいる最上川上流方向)から見た立川の風車です。この上流(手前右の方向)が川下りで有名な最上峡です。


 
 もう少しそばによって最上川の堤防の上から見ると、沖積平野に作られた田んぼの中に風車が立っています。



 このような大型の風車が、沿岸部以外の平野の田畑や民家のそばに立っているのはとても珍しいことです。特異な場所といえます。



 周りの田んぼにも順番に水が張られているところでした。



 三川では無風だったのに、たった20km東にある立川の風車はぶんぶん回っています。
 2005年の暮れに羽越本線の特急「いなほ14号」が脱線転覆した第2最上川橋梁は、北西約10kmの下流にあたります。あの時立川にはどれだけの風が吹いていたのでしょうか。風神さまは怖い神様なのです。

 ねらい通り田んぼの水面に映る風車を撮ることができました。

 

 この後最上川を上流へ移動し、昼飯になりました。