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疾風の帰り径

BROACHに存在した「疾風の通り径」を移行しました
ブログ内リンクが以前のまま、画像が移行出来てないものは、修正予定

マーチの皮をかぶったGTR

2008-04-10 05:53:30 | Camera
 うーん、スワローズもイーグルスも首位になった以後、負け続けです。とほほ。

 きのうはDP1が如何に革命的な製品かを述べたわけですが、当然というか、必然というか、天然というか、本人は自然、周囲は呆然、まあ、買ってしまったわけですね、ご想像の通り。
 オークションで安めに落札したつもりが、結局新品価格も下がって同じになってしまっています。



 中身はさておき、外観はまるでプロトタイプ。無骨でシンプル。



 レスポンスも悪いし、Shopでこのカメラをいじって価格を見て、買おうと思う人はまずいないでしょう、中身を知らなければ。



 CaplioGX100と比べると一回り大きいかな。



 レンズは35mm換算で28mm固定。手振れ補正もありません。
 ちょうどアベノン製のファインダーがあるのでフードと一緒に取り付けてみました。フードも実に安っぽい。



 46-43mmのステップダウンリングを使えばCaplio用のワイコンが使えることが判明したので、リングは取り寄せ中です。



 思えば、三十数年前、Canon FTb用に始めて買った広角レンズがSigmaの28mmでした。純正レンズが買えなかったのですね。



 今のところ価格コムのユーザーレビューを読んで、モチベーションを高めています。

 平面的なデザインでGX100と比べると、グリップが悪そうです。
 そうしたらこんなグリップを自作している人がいました。(その方のHPから写真無断借用)



 snowgooseさん、商品化して!!

 フォクトレンダーの28mmレンズ用のフードが何とか付けられることも判明。



 いかがでしょう。
 こういう小遊びができるコンパクトカメラ、楽しいですね。高いけど。



 週末、これで桜を撮りに行きます。

Foveon

2008-04-08 08:50:10 | Camera
 以前、カメラの撮像素子の話を書きました。
 光を電気に変える素子、撮像素子は、基本的に明るさにしか反応しません。つまり、色情報、光の周波数/波長は測れないのです。モノクロの世界。
 それで、光をあらかじめ分光し、撮像素子に導くことで、色別に電気信号に変えて、あとから電子回路で演算してカラーの世界を構築するわけです。
 カラーフィルムや、ポラロイド写真の場合は、光の強弱をを化学的に物質に焼き付けるという作業の上で、異なる色、周波数/波長の違いに反応する物質がフィルム上に塗布されていて、始めからカラーの世界で撮影作業が展開されています。

 この、撮像素子への分光という作業が、ビデオカメラやデジタル写真カメラの技術的な大きなボトルネックになっています。

 高解像度が要求される、放送用、業務用のビデオカメラでは昔も今もプリズムによる分光系が使用されています。レンズからの光を複数のプリズムで主に赤緑青の光の三原色に分け、3系統の撮像素子で光電変換を行うものです。
 高性能であるのは言うまでもありませんが、3つの撮像素子の物理的な位置を厳密に取り付ける必要があること、分光系内の光路長が長くなることによる、レンズの大型化等で、全体のコストが高くなってしまいます。
 最近のアマチュア用のビデオカメラでも、ハイエンドの製品にはこのプリズム分光系を用いた3CCDの撮像系は用いられており、放送局でも使われていたりします。

 一方、より低価格、小型が要求されるカメラにはこんな複雑かつ高価なものは使えませんので、撮像素子の前面にフィルター格子を貼り付けるのです。
 カラーテレビの画面をそばで見ると判りますが、赤緑青の光点の集まりですよね。
 これと同じように、小さな小さな色フィルターを並べます。500万画素のCCDなら、500万個の色フィルターを並べて貼るのです。これはこれですごい技術です。
 500万画素のCCDだと大体長辺が5mmから8mm程度。仮に7.5mmとして2500画素が並んでいるとすれば、3ミクロン間隔です。

 次に各フィルターの色なんですが、色の数が多ければ、色再現が良くなるのは、例えばカラープリンターのインクの色数が、高級なものほど多くなることからなんとなく理解できると思うのですが、プリンターでは一ヶ所に何色もインクジェットできるけれど、撮像素子ではどれかひとつの色しか選ぶことができませんから、状況が異なります。
 それから、例えば5色で構成するとすれば、解像力を考えた場合、500万画素を5で割った100万がカラーカメラとしての実画素数になってしまうので、あまり色数を増やすわけには行きません。
 それで現実に用いられているのはほぼこの2種類です。
 原色系と、補色系。
 原色系は赤青緑を田の字型の4素子に割り付けています。田の字型に割り付けるのは、後の演算の都合です、きっと。

    
    

 補色系は赤青緑の補色である、シアン(C、濃い水色)、黄(Y)、マゼンタ(M、濃いピンク)と緑(G)を田の字型に並べているようです。

 C M C M 
 Y G Y G

 こんな感じでしょうか。

 一般に原色系のほうが色再現が良く、補色系のほうが感度が良くなるといわれています。
 原色系のほうが色再現が良くなるのはおそらく後処理での演算が単純だからと思われますが、演算技術が進歩高速化している今は、あまり関係ないのではないでしょうか。
 補色系のほうが感度が良くなるというのは、特に青や赤のフィルターは色が濃い分透過する光の量が少ないため、光が有効に使われないためですね。補色のほうがこの点は有利です。
 しかしこの差も、撮像素子そのものの光電変換能力の実力差のバラつきに比べて小さいものになっているようです。

 いずれにしても複雑な構造です。

 話は変わって、10年ほど前、数年間ビデオカメラの開発部門に在籍していたことがあり、性能の良いカメラを如何に小型化するか、日夜夢見ていました。
 その時欲しかった撮像素子が二つ。

 ひとつはデジタル出力付きCCD、これはマイクでも同じですね。今でもCCDの出力はアナログ。デジタルカメラを作るにはA/D変換が必須です。
 そして、もうひとつは赤青緑三段重ねの撮像素子でした。これがあれば小型で高解像度のカメラが作れます。

 10年後、ついにその2番目の夢が実現されたのですね。
 アメリカで開発されたFoveon素子です。

 この素子には光電変換センサーが三段重ねに配置されています。
 最上面のセンサーは、全波長の光に反応します。赤+青+緑。
 そしてこのセンサーを光が透過するらしいのです。ここにおそらくブルーカットのフィルターがあって、透過する光は、赤+緑。これを二番目のセンサーがキャッチします。
 さらにさらに、緑の光だけがここも透過。最後のセンサーに到達して反応するわけです。
 あとは引き算で赤と青の信号を作れます。
 すごい素子です、まさに夢のセンサー。

 Foveon X3、フォーヴオンと読むのでしょうか。フォビオンかな。

 この素子にいち早く注目した日本のSIGMAがこれを使用したデジタル一眼を商品化したのでした。
 現在製品化されているカメラのFoveon素子はいわゆるAPC-Sサイズのみ。一般的にデジタル一眼レフにしか使用できないサイズでした。



 この図でも一般的なデジカメに使用している撮像素子との大きさの差がわかります。
 これではこの素子を使ったコンパクトデジカメは作れそうもありませんよね。

 事実これまでは一眼レフしかなかったのですが、この2月ついにDP1が発売されたのでした。む、む、む。

クラシックカメラマン22

2008-04-01 01:00:00 | Camera
 昨日はせっかく平日の休みなのですが、雪が降って寒いのでカメラいじり。

 実は先日こんな買い物をしたのです。



 オークションで、

【レトロカメラ】 レンジファインダー 4台 (ノークレーム)
商品説明 YASHICA Electro35 : CANON Canonet
minolta HI-MATIC 7s : KONICA auto S2 EL

本体のみです。

外観:共に酷いキズ、当たりはありません。

動作確認:巻き取り、シャッターはOKです。


 と謳われていたものです。



 分解修理の入門編に面白そうなので、3002円で落札したのでした、馬鹿ですよね。



 まず現状確認。

 最初に、1966年発表のYashica Electro 35



 蝋燭の光でも撮れると言う、電子シャッターカメラのハシリ。レンズも45mmF1.7の大型です。



 動作はしているようですが、使用している電池が、



 4NR52という水銀電池。先週紹介したNR52(HM-N)を4個直列に並べた電池ですね。
 4NR52用の変換アダプタは持っていないので、上のHM-N用を4個入れ、結局あっさり動作しました。

 距離計像が縦にちょっとずれているのと、レンズにカビが若干あるのがマイナスポイント。
 分解して調整清掃すれば使えそうです。

 4NR52(HM-4N) のアダプターが存在するのを確認しましたが、2500円だな、やっぱり。

 次

 Canonet



 1961年発表のモデル。
 これはフィルムの巻き戻しレバーが下面にある変り種。左手の親指で巻き上げます。



 レンズは45mmF1.9 。
 最初は動いていたんですが、いじっているうちに、シャッターがチャージしなくなってしまいました。壊したかも。

 これも距離計像が縦にずれている上に、ブライトフレームが揺れます。

 ブライトフレームというのは、ファインダーの中で、写真に映る範囲を示すマーカーで、一眼レフや液晶だけのデジカメには無い、レンジファインダーカメラの能力のひとつ。つまりファインダーで、フレームの外まで見えるのですね。どうでも良い人にはどうでも良いんですが。

 このクラスのハイアマチュア向けコンパクトカメラや、プロ用のレンジファインダーカメラには、パララックス補正といって、ピントを回すとファインダーのフレームが斜めにじわじわ動く機能が標準なのです。この光学的仕組みが不安定なんですね。



 これが一番右まですっ飛んだ状態。当然メンテナンスが必要です。電池は不要。

 お次は、Minolta Hi-matic 7s、1966年発売のモデルです。



 レンズは45mmF1.8、距離計もぴったり動作しています。4台の中では状態はピカイチ。

 しかしまずレンズにはカビ。



 このままでもそれなりには映ると思いますが、清掃したほうがいいですね。

 あとファインダー内の露出計表示。



 どうもよく見えません。右に寄って隠れてしまっています。何かの位置がずれています、要確認。
 電池は、H-D型水銀電池なので、海外で売っているP625Uというアルカリ電池で代用できます。ヤフオクでゲット済み。

 最後の、Konica auto S2、1963年発売。



 レンズは45mmF1.8
 しかし胴の部分に浮きがあります。



 そのせいかシャッター速度が1/500から1/250までしか回りません。

 露出計は動いているようです。これも電池は、H-D型水銀電池なので、P625Uで代用。



 少しずつでも動くように修理して行きたいと思います。

 雪は昼前に止んだので、結局TTだけ夏タイヤへ替えてもらってきました。

 ところで先日の軽事故の顛末です。
 まず同僚の車の修理代が約45,000円。

 実は事故ったのが任意保険が切れる前日でした。
 翌年分の保険料はすでに払ってあり、保険を使うと追加割増料金は約16,000円とのこと。

 ジムニーは2台目なので、初年度等級は7等級(通常-20%)でした。自動車保険は使うと翌年3等級上がるシステム。8等級(通常-30%)になるはずが、4等級(通常+20%)に落ちるので、その差額が16,000円なわけです。

 3年で元が取れるわけで、やっぱり保険使わないほうが良いということになっちゃいますよね。

 なんか敵の思う壺。どうなんでしょう。
 

クラシックカメラマン21

2008-03-25 08:26:50 | Camera


 古いカメラといっても、このあたりになるともうクラシックとは呼べませんね、ネオクラシック。
 1971年発売のMinolta Hi-matic Eと、75年のYashica Electro 35GXです。

 Hi-matic Eは☆家の押入れからいただいたもの、35GXは楽天のオークションからです。



 どちらも、もちろん距離計連動、40mm/F1.7という大口径レンズがついています。

 いわゆるピッカリコニカ、ストロボ内蔵のカメラが初めて世に出たのが1974年ですから、こいつらはストロボが内蔵されていない、最後の世代のコンパクトカメラといえます。
 と同時のこの時代は急激にプラスチック成型技術が進歩した頃でもあり、大衆向けのカメラはどんどんプラスチック製に変わっていきましたから、最後の金属ボディコンパクトカメラの世代ともいえます。

 Hi-matic Eはプログラムオート、35GXは絞り優先オートです。
 金属ボディのネオクラシックカメラといっても、電子シャッターだし、もう機械と言うよりも電子機器になってきた時代ですね。



 電池がないと使えません。
 で、この時代のカメラの電池は、ほとんどが水銀電池。今はもう買えないのです。
 この2台に使われていたのは、「HM-N」または「NR52」と呼ばれた、高さ1cmほどの電池を2個。



 上の写真の右側のパッケージは関東カメラサービスという、クラシックカメラ修理大手の会社が製造しているものなんですが、2個で2500円ぐらいします、ちょっと高い。少なくとも上2台のカメラの入手代金合計のほうが安いんです。
 どこでも手に入るボタン電池、LR-44またはSR-44をはめて使います。

 それでいろんな工夫をしている方のHPを参考に工作して見ました。左側に転がっているやつです。



 LR-44/SR-44を使うのは同じなんですが、2個を10mmΦのプラチューブに入れ、それで電圧は十分なので、もう一個分はM6のボルトナットを適当なゴムチューブにはめて使います。



 これで、ちゃんと働くようになるのです。ただ電圧が微妙に異なるため、補正が必要かもしれません。この場合は、フィルム感度で微調します。

 またまた楽しみです。

クラシックカメラマン20

2008-03-20 04:54:37 | Camera
 いよいよ仙台のスポーツシーズンが開幕します。

 今日がベガルタのホーム開幕戦。CS中継も始まります。6時半集合。

 イーグルスもアウェイで開幕戦。名前が変わったクリネックススタジアムでも試合の様子を楽しめます。

 しかし今日は雨かな。中継の仕事につくのも今月一杯ですが、あとを濁さないように頑張ります。

 1月にこんなカメラを1100円で落札しました。



 1970年ごろ発売のNew Canonet QL17。ジャンク品で動作しないということで安く買ったのですが、とにかく外観はとても綺麗な個体です。



 昨日、底蓋を開けて、電池の接点を覗くと案の定錆びています。
 この時代のカメラは水銀電池を使用していて、永く放ってあると液漏れを起こし接点不良になっているものが多いようです。



 接点を磨いて電池を入れたらあっさり動作してしまいました。



 ラッキーです。
 なかなか格好良いカメラでしょう。レンズも40mmF1.7の豪華版。1971年のグッドデザイン賞を受賞しています。

 キャノネットはこの後G-Ⅲに進化するのですが、G-Ⅲは東南アジア製なのです。このモデルが最後の国産。

 使うのが楽しみです。

クラシックカメラマン19

2008-03-11 06:13:29 | Camera


 今日は天気がよさそう、気温も上がるようです。
 休みなのでひとっ走り行こうと思っています。

 その前に、かーわいいカメラの紹介です。



 1950年代アメリカ製のKODAK SIGNET 35というカメラです。最近ヤフオクで入手。結構出回っています。
 アメリカ製のカメラ、特にコダックのカメラというとプラスチック製、カセットフィルムのインスタマチックを連想するかと思いますが、これはその前の製品、古き良きアメリカの時代の35mmレンジファインダーカメラです。



 アルミニウムボディですね。大衆向け、写真好きおとうさん向けのカメラ。同じ時代のバルナックライカと大きさを比べてみると、



 プロポーションがぜんぜん異なりますが、、ボリューム的には同じくらいでしょうか。
 ころころしてますね。

 フィルム巻上げとシャッターチャージは独立していて、別々に操作する必要があります。



 つまり、フィルムを巻き上げ、シャッターをチャージし、シャッターを押すという手順です。その前に、もちろん絞りとシャッタースピードを設定しなければならないのですが、露出計はついていません。
 その代わりに



 下のスライダーでフィルムタイプをセットし、上のスライダーで今日の天気を設定すると露出の目安が判るのです。
 親切ですが、機械的には全く連動していません、単なる表示のみ、アメリカンですね。



 このカメラを見て思い出すものがありませんか?

 そう、このカメラの愛称は、あの有名なキャラクター



 ミッキーマウス

 そんな可愛い、お父さん向けのシグネットですがこんな黒塗りのヴァージョンもあるのです。
 これは例によって人様のサイトから無断借用した画像ですが



 これが黒塗りに黒革の空軍用モデル

 そしてこっちがオリーブ革の陸軍用モデルです、もちろんどちらも米軍。



 カッコ良いっス
 海軍用は無いようですね。

 色が違うだけで、カメラとしての仕様性能は同じらしいのですが、市場相場は20倍以上!
 とても手が出ません。




新CyberShot

2008-03-05 20:26:01 | Camera
 またまたよさげなカメラが発表されました
 SONYの新しいコンデジです



 サイバーショット DSC-W170 、コンパクトで広角28mm相当からの5倍ズーム。1010万画素。
 すごいのはサイバーショットでは非常に珍しい光学ファインダーがついていることです。

 携帯もそうですが液晶って明るいところではほとんど見えませんよね。

 これまでNIKONやCANON、老舗のカメラメーカーのデジカメは光学ファインダーがついたモデルが多く、SONYやPANASONICのデジカメは液晶だけのものが多い傾向がありました。
 でもSONYもそれなりにマーケティングしているのですね。嬉しい限りです。

 スキー場でもこれならしっかりフレーミングできますね。スキーには行かないけど、ぐーーー。

クラシックカメラマン18

2008-02-27 09:34:07 | Camera
 疑惑の銃弾アゲインが始まったら、イージス艦がどこかへ行ってしまったと、朝の番組でレモンちゃんこと落合恵子氏が嘆いていました。ごもっとも。

 ウィキペディアによると、「イージス」とは、ギリシャ神話の中で最高神ゼウスが娘アテナに与えたという盾(胸当)アイギスが語源である。この盾(胸当)はあらゆる邪悪を払うとされている。

 イージス艦、現代の考えられるあらゆる通信技術、コンピュータ技術の粋を集めた軍艦です。エリート中のエリートが搭乗しているのでしょう。
 イージス艦の事件で、全く当事者の自衛隊員が表に出てこないことについて、公表できないような、極秘任務中だったのではないかと言う人がいます。だから艦員は極度の緊張状態だったのではというわけです。いずれ判ることでしょう。

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 趣味が写真というほどではないのですが、カメラが好きで収集しています。
 1950年代から60年代の距離計連動式カメラ、レンジファインダーカメラが中心なのですが、コレクションをクラシックカメラマンというシリーズで、少しづつ紹介しています。
 タイトル下のクラシックカメラマンというリンクをクリックすると、これらのカメラ関連の記事だけを見ることが可能、左の下のほうにあるカテゴリーから、CAMERAをクリックすると最新のデジカメも含めたカメラ全般の記事を見ることができます。

 カメラは新旧合わせれば100台ちょっとあるのですが、これまで紹介されていないものから一番古いものを選んでみました。



 ドイツはフライブルグ、FUTURA社のSというカメラです。単純にFUTURA-Sです。Nikon Fと同じ。



 1951年発表ですからLeicaだとⅢcと同時期。
 レンズシャッターカメラですが、レンズ交換は可能です。



 1990年5月にハンブルグのカメラ市で購入しました。
 残念ながらレンズにカビが生えています。



 F1.5 の立派なレンズですが、名前がフリロンというちょっと情けない響き。



 私は全く知らなかったのですが、このFUTURAって英文フォントの名前なんですね。
 フォルクスワーゲンやルイヴィトンのロゴに使われているフォントだそうです。美しいフォントですよね。

 何でも第二次大戦中にナチスが作ったか、使ったかで、ユダヤ人には嫌われているフォントとか。
   ※この点につき、そのような事実は無い、イスラエル等でも普通に使用されていると、fukamidoriさんより指摘がありました。今後調べてみたいと思いますが、すぐに結論は出せないので、継続調査ということでお許しください。
 英文フォントじゃなくて独文? 欧文かな。



 このカメラに刻まれている文字もそうなのかも知れません。

 このカメラの変わったところといえば、フィルム巻き上げノブの回転方向がライカと逆なんです。まあ慣れればどっちでもいいような気がしますが、下手すると故障の原因にもなりますね。
 レンズの絞りやピント、ズームの回転方向なんかも、メーカーやモデルによって結構違います。
 昔も今も、メーカーの論理は消費者の要求とは違うんですね。

 でも質実剛健高品位、ドイツ製品のお手本のようなカメラで、ろくに手入れもしていないのに、カビ以外は元気に動いています。

おとりよせ17

2008-02-17 06:02:26 | Camera
 HD-DVDから東芝が撤退です、すごい決断でした。
 逆にこれからHD-DVDが買いになったりして、安くなって。
 これまで、DVDレコーダは東芝ばかりだったし、ビデオの世界では、今でもベータMAX使っている人いるらしいし。

 東芝がHD-DVDの開発で培った技術、特許をブルーレイに注ぎ込めばSONYや松下より優れたBDレコーダーを作れるかもしれません、期待しましょう。SONYのVHSも結構良かったですよね。

 今年の冬は本当に寒い、何回も書いてますが、昨冬が暖冬だったので、特に寒く感じます。
 昨日はぶらぶら歩いて、写真の現像を柏木の「吉田カメラ」に頼むついでに、その先にある「麺遊亭 正左ェ門」で昼飯。ほぼ満席。



 牡蠣天そば
 はふ、あふ、はふ、あふ、熱々の牡蠣の天麩羅が6個も乗っているお蕎麦です、12月から2月まで限定。美味。
 両店がある北四番丁大衡線(何とかならんのかこの名前)、私が仙台に来た頃は一方通行の細い道でしたがいつの間にか2車線になり、現在は4車線化の工事が着々と進んでいます。
 地下鉄の駅も近いし、今後人口が増えそうなエリアですね。

 うちに一番近いお蕎麦屋さん「あべかつ」には、通年でハゼ天そばがあり、時々いただくのですが、微妙に具が店によって違うのが好いですね。

 先日こんな包みが届きました。



 海外からの小包
 いい雰囲気ですね



 ミミズがのたくったような字が書き連ねてありますが、日本国の通関担当者、読めるのでしょうか。
 中身は決まっていますね。



 またまた旧ソ連、ウクライナ製のFEDです。それも赤塗りのFED-2。
 以前FED-3を購入し、動作不良があった顛末を書きましたが、この関連で調べていたらどうもFEDは2のほうが質感が良さそうということで、探していたのでした。1960年頃の製品。
 ヤフーオークションにはロシアからも出品されているのですね。入札から支払いまで、もちろんすべて日本語で取引できるのですが、物はロシアから送られてくるのです。だからこんなジャンク品を買うと、送料が代金とあまり変わらなくなってしまいます。まぁ、何事も経験。入金から物が届くまでちょうど2週間。
 早速いじります。



 包んであったロシア語の新聞がまたまた雰囲気を醸し出しているでしょう。

 シャッターその他動作はよさそうなのですが、ああぁ、こりゃ駄目だ。



 シャッター幕に穴が開いています。肉眼で見えるほど。ロシアンクオリティですね。ロシアンルーレット?
 大体レンジファインダーで、フォーカルプレーンシャッターのカメラは、レンズをつけて陽が当たるところにおいておくと、よく焼けてしまう(一眼レフはミラーがあるので安全)らしいのですが、これは単なる劣化かもしれません。
 つき返すのも手間がかかりそうなので、レストア、レストア。

 ところで、梱包材の新聞紙。
 読めないけれど楽しそうな内容。



 梱包材に、公序風俗に反するものが使われていたら、私が有罪になるのでしょうか??
 こんな写真も



 ブログには載せても問題ないでしょね。

 しかしすごい2ショット
 FEDフェドの2と3です。細かく表記すると、2cと3a。



 こんな色に塗り替えたほうが売れると考えるロシア人のセンスもすごいけど、これを買う日本人もまともじゃない。
 ちょっとどこかの鉄塔のライトアップに似ているかな。

1枚の写真 60枚の写真

2008-02-13 07:35:58 | Camera


 最近一番目を引いた写真です。
 いわゆる肖像写真ですね。

 Docomo東北のCM時代からの、あおいファンであることを差し引いても、好い写真です。
 ドラマのほうはあまり興味がないのですが、この写真は良い。

 ※某局から送られてきたパンフレットの写真をスキャンしてトリミングしたものなので、裏が多少映りこんでます。

 よく思うのですが、プロのカメラマンてこの1枚を撮るためにどのぐらい時間をかけて何回ぐらいシャッターを押すんでしょうね。

 写真が無かった時代から、肖像画は描かれてきました。絵画の場合は、たぶん少なくとも数日間かけてずっとその人を観察しながら描きあげていくのでしょうから、描くテクニックさえあれば、一番描きたい表情を1枚だけ残すことができます。
 写真の場合は一瞬。二度とない表情が残ります、でも沢山。その中から選びぬいた1枚がこの写真なのでしょう。

 下手な歌手の録音なんかは、何十回歌った中からいいところを繋ぎ合わせてボーカルパートを作ると、聞いたことがありますが、あおいチャンの顔はそんなことはありませんよね。
 でも良く見ると少し遠くにある左目のほうが大きいような......

 カメラには連写機能がありますね。
 プロ用のデジタル一眼だと秒10枚程度まで、フィルムカメラだともう少し少ない。
 一眼レフの場合フォーカルプレーンシャッターのメカニズムがボトルネックでおそらくもう限界かと思うし、まあスポーツの世界でもこれだけ連写できれば、十分なのかもしれません。
 一方このメカニカルなシャッターの縛りが無い、コンパクトカメラと呼ばれるカメラならもっと連写枚数を増やすことが可能です。パソコンのCPUと同じで、電子回路のスピードしだい。

 そんな機能を追及したすごいカメラが、知らない間に発表されていたのでした。



 CasioのEX-F1、かつてキャノンが、ニコン独占だったプロ用一眼レフの世界に殴りこんだF1の名前を引き継いでいます、挑戦的。
 何がすごいかというと、まず、600万画素のフル画像で1秒に60枚写真が撮れるのです
 すごいすごいといわれるフルハイビジョンの動画映像でも、約200万画素で、秒30枚ですから、その6倍の情報量。革命的です。
 動画としてこの情報量をどうやって再生するんだというくらい速い。

 もうひとつすごいこと。
 ハイスピード撮影ができるのです。
 ぴんと来ないかもしれませんが、例えばテレビの世界で、秒300枚で動画を撮影し、通常のスピード秒30枚で再生すれば1/10のスローモーションになります。キー局のスポーツ中継などで使われていますが、カメラもVTRも特殊な物が必要で非常に高価です。地方局では買えません。
 フィルム撮影でも、通常の10倍の枚数で撮影すれば、1/10スロー再生できます。

 このカメラ、さすがに絵のサイズは小さくなってしまいますが、ハイスピード撮影が秒1200枚までできるんです。しんじられなーい。1/40スローです。サンプルがここで見られます。
 すごいでしょう、アマチュア用のカメラですよ。

 カシオがスポンサーになって、私の分解写真なんて番組作ったら面白そう。

 デジタルカメラが、フィルムカメラをデジタル化した機械という範疇から飛び出す、本当に革命的な製品だと思います。

 従弟に教えられたのですが、このハイスピード撮像素子の能力を別の方向に利用することもできます。ちょっとしたコンパクトカメラにもある、ブラケット撮影の機能。少しずつ露出を変化させて、複数枚の写真を撮り、あとから好みのものを選べる機能で、コントラストが高い被写体などに使用します。
 当然時間差がありますから、動くものがあれば当然違う場所に写りますね。
 ハイスピード連写だと時間差が短くなりますから、限りなく位置が接近します。つまり前後の写真はほとんど同じ。これで複数枚の写真を合成することで、ダイナミックレンジが広い画像を作ることができるのです。
 もはやこの画像を再生するすべがありません。しいて言えば、パソコンで、明るさを変化させながらハイライトの部分、暗くつぶれそうな部分を選んで見るようになるのでしょうか。加工すれば両方見える写真にすることもできるでしょうね。

 どうもSONYが開発したCMOS素子らしいので、Casioに続いて、まだまだ新しい製品が出てきそうです。

クラシックカメラマン17

2008-02-07 12:57:07 | Camera
 今日は休み、天気が良くなりそうだったので前から行きたかった、みやぎ蔵王の樹氷ツアーに申し込んだのですが、前日午後の時点で満員でした、残念。朝には空きがあったんですけど、結構平日でもレジャーに出かける人はいるもんです。
 キャタピラー駆動の雪上車に乗りたかった。



 結局、どこも出かけず自宅でうだうだ。

 昼飯は近所の鈴木水産付属大衆割烹「広浦」で鰤漬け丼



 なかなかよろしい。
 こんなお店が近所にあるのは幸せです。

 今日は珍しい、アメリカ製のカメラです。



 ArgusというメーカーのC3というカメラ、無骨です。大きさの比較にフィルムの箱を置いてみましたが、縦横は日本の35mmフィルムコンパクトカメラぐらいですが、厚みが倍。まさにアメリカンサイズ、大きいことは良いことだ。



 真珠湾攻撃の2年前、1939年から、ケネディ暗殺の3年後、東京オリンピックの2年後、1966年まで、28年間も生産された超ロングライフのカメラです。
 普通の35mmフィルムを使用します。距離計もついてる。



 ピントは普通にレンズを回転すれば調節できるんですが、なぜかContaxのようにシャッターの前にもギアがあってこれでも調節可能。ちょっと派手な機械仕掛けです。レンズ交換が可能なんですが、どうも真ん中のギアを一回はずしてから交換、3枚のギアの関係がそのたびにばらばらになるなこりゃ。



 前から見ると、窓は三つ。一番右が画枠専用、あと二つが距離計用です。

 シャッタースピードのツマミが珍しいポジションについています。前面右。
 この細かなシャッタースピード系列のモデルは戦前のものらしいので、同じモデルが真珠湾の底に沈んでいるかもしれません。



 フィルムの巻上げとシャッターのスタンバイ(前面左の小さいレバー)が完全に別なので、それぞれセットする必要があります。だからかんたんに二重露出可能。
 触ってみたらどうもシャッターは押したときではなくて放したときに落ちます、これは危険。

 背面を開くレバーが無いのですが、なんとただ単に引っ張るだけ、これもアメリカン。


 
 アメリカではレンガ、日本では弁当箱と呼ばれた哀れなカメラですが、結構良いレンズがついているとの噂、楽しみです。

 C3の生産が始まった頃は、すでにドイツとは最悪の状態で、アメリカ人も真面目にカメラやレンズを開発したのでしょう。

物欲親方の悩み

2008-02-01 11:10:47 | Camera
 北米最大のカメラショーといえる「PMA08」がラスベガスで始まりました。この絡みで1月から各メーカー新製品ラッシュ。
 デジタル一眼も興味がありますが、一番興味があるのが、コンパクトで、広角レンズがついていて、ちょっと高級感があるもの。
 今一番一部のマニアの注目を集めているカメラの詳細がやっと発表されたのでした。



 SigmaのDP-1というコンパクトデジカメ。なんとデジタル一眼と同じ、APS-Cサイズの撮像素子、それもFoveonという独自の三層撮像素子を使用しているのです。1400万画素、ズームもないコンパクトカメラなのに99,800円。誰が買うんでしょう。

 他にもPanasonicから広角25mm相当からのズーム付カメラも



 DMC-FX35です。1010万画素。これのライカヴァージョンが出るのが怖い。

 Nikonからも初めて28mm相当からのズームがついた軽量コンパクト、色が渋い。



 COOLPIX S600です。1000万画素。

 いいないいなと思って眺めていたら、こんなケータイ電話も発売されていました。





 au、CasioのW61CAというケータイ。
 28mm相当のレンズがついたAF500万画素のカメラに、ワンセグやらなんでもついて、しかも防水に、万歩計みたいな機能も。すごい。

 怖い話でした。参考にしてください。

クラシックカメラマン16

2008-01-29 08:16:13 | Camera
 なぜかこの季節になるとマンション広告花盛り。私が今の部屋を買ったのも3月だったと思います。入居は9月。
 最近の家、マンションも一戸建ても居間がひろーいですよね。だけどこれって冷暖房を考えると不経済。うちの居間はそんなには広くないけど、隣の和室とキッチンはひと空間で使っているので朝はなかなか温まりません。
 昔の日本家屋は優れていました。
 部屋と廊下は、障子や襖で仕切られていて、暑いときはすべてを開け放って庭までが一部屋。寒くなると小さく区切って必要な部屋だけ暖房、省エネ。
 このあたりを取込んだ新しい日本建築の提案は無いのでしょうか。

 そんな冬の寒い朝、私は陽が当たる窓辺で、カメラをいじっています。



 すごおい色のカメラですね、悪趣味かな。エメラルドグリーンは好きな色なんですが。



 旧ソ連は、ウクライナで作られた「FED 3」というカメラ、いろんなタイプがあるのでこれはtype-aと区別されているようです。
 このカメラ、革張りではなくて、元々ボディがざらざらで、それが再塗装されているのです。シルバーだったところを黒く、黒かった部分をグリーンに。
 1963年ごろの生産、東京オリンピックの頃ですからソ連ではあの妖精ナターシャクチンスカヤが舞いはじめた頃でしょうか。美しかったです。チェコのベラチャスラフスカも。

 旧ソ連製のカメラはさまざまな種類があるのですが、最高峰といわれるのが、ナターシャが生まれたレニングラードの名を持つカメラです。(このあたりの写真はウェブから無断借用)



 デザイン的にも機構的にもロシアンカメラの中ではオリジナリティにあふれています。

 キエフ3a



 これはかつて持っていたことがありますが、Contaxのデッドコピーです。

 ゾルキ4



 フェド2



 フェド3でもこんな形もあります。type-b



 ゾルキも昔持っていたことがありましたが、基本的にライカコピーからの発展形、最近中国で偽ミッキーマウスが活躍しているように、当時特許等の縛りが完全ではなかった旧ソ連でおそらく本家以上の数が生産され、ロシア人やウクライナ人の職業カメラマンや写真好きの叔父さんに使用されていたのでしょう。
 昔は日本でも道玄坂の某ショップぐらいでしか取り扱っていなかったのですが、最近はヤフーオークションでもeBayでもロシアンカメラ花盛り目白押し、何でも買えます。品質性能は一か八かですが。
 ウエブで探すとモスクワでお買い得の中古カメラショップなんてのもすぐ見つかります。
 とにかく数が多い上に、綺麗に再塗装までして付加価値をあげるなんていう資本主義的小技まで。
 多くのアメリカ人日本人バイヤーも絡んで商売しているのでしょうね。私は楽しい買い物ができれば文句ありません。



 で私が久し振りに入手した旧ソ連製というか、初めてのウクライナ製カメラ、まずはレンズがぐらぐらします。
 レンズ自体のガタが多少あるのは目をつぶるとしても、レンズマウントとボディ間のビス4本がすべて緩んでいました。これは締めなおしてとりあえずOK。
 次、距離計が動作しているのですが、合っていませんでした。インフにあわせても7mの目盛りに。このカメラはライカスクリューマウント互換なので、試しにキャノンの同じマウントのレンズをつけても同じ。
 このあたりはオークション出品者に文句のメールを書きつつ、返品なんてつまらないことするかと意地で修理にトライします。

 どこかのカメラで、アクセサリーシューの下に調整ネジがあったのを思い出し、まずシューをはずしにかかります。ビス3本。2本はずして最後の1本をはずしていると、小さな音、「チャリーン」............そしてシューの下には何もありません。
 とほほな経験がたくさんあるオジサンはすぐわかりました。
 FEDはボディーが柔なので、シューを直接ボディにビス留めすると、フラッシュをぶつけたときにボディがもげてしまうのですね、きっと。だから裏に強化板があって、ビスはその板にネジ止めしているのです。
 脳の機能が衰え始めているオジサンでもここまではチャリーンの音が消えるまでに理解できました。
 
 さあ大変、軍艦部取り外しだ。
 ばたばたインターネットで検索してやっと見つけた資料がこれ

 

 すごいでしょう
 ここにもしっかり、シューははずすな!、部品が落っこちると注意書きがありました。遅いよ。
 1999年10月16日に誰かが書いてくれた軍艦部の開け方です。これはたぶん上のほうに写真もあるFed3type-bのものですが参考になりました。
 ちなみに、カメラの上面、段差があったり、パーツがたくさん配置されているのが、軍艦戦艦に似ているので、軍艦部と呼ばれるのです。



 老眼なのでメガネをしたりはずしたりが面倒ですね。
 手前中央やや右にある二等辺三角形の小さな鉄板が今回のチャリ-ンの元です。



 ついでなのでのんびり内部を観察。



 距離計とファインダー部
 中央右下が距離計の調整ネジでした。



 シャッター制御部



 ライカと比べてみたいものですが、しっかり動いているカメラを開ける勇気はありません。
 あけたり閉めたり、何とか元に戻すことができました。



 ところで結局わかったこと



 FED3の3の字の下にあるビスはケース固定用ではなく、距離計調整ビスの蓋でした、なんと。



 ここに一番細い時計用ドライバーをそおっと入れて回せば調整ができるのでした。かんたん。
 寒い朝の幸せな時間の報告でした。

 終わりよければ全て良し。

 しかし、早くカメラテストしたいけど、このカメラをぶら下げて神社仏閣を歩く勇気はないな。

クラシックカメラマン15-2

2008-01-26 06:13:24 | Camera
 先週末のカメラテスト写真が上がってきました。さすがにF4は問題ありませんが、ⅣSbには大きな問題が



 これはL版プリントをそのままスキャナーで取り込んだものですが、画面右上の横に流れる白い星がそれです。
 流星群やUFOではありません。

 もう1枚



 同じですね。
 レンズ交換したときの写真はもっとすごいことになっています、そこに太陽があるような。



 50年前のCanonⅣSb、どうもシャッター幕にピンホールが空いているようです。
 肉眼ではちょっとわかりません。



 オークションの出品者に連絡をしたら、良心的な方で、返品も受け付けるし、ジャンク品として減額も可能とのこと。
 私としてはとても綺麗な個体だし、どうしようか悩むところです。

 シャッター幕の背面が見えない構造なので、写真を撮ってみないとなかなかわからないのです。



 とりあえずメールで相談に乗ってくれる東京と大阪の修理業者に、かんたんな見積もりを依頼しました。

 いろいろ調べてみると、プラモデルの塗装やバイクシートの補修に使う「スーパーラバースプレー」というのをシャッター幕に吹きかけて直してしまう猛者もいるようです。これも面白い世界です。
 これはこれで、ますます老後の楽しみが増えますね。