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疾風の帰り径

BROACHに存在した「疾風の通り径」を移行しました
ブログ内リンクが以前のまま、画像が移行出来てないものは、修正予定

プリーズ、ミスターレンズマン1

2009-02-28 07:29:20 | Camera
 久米島&沖縄取材クルー後半組が一昨日、真っ黒に焦げて戻ってきました。お疲れ様。
 岩隈と田中がWBCキャンプに行ってしまい、野村監督のボヤキ以外はあまり上りのネタが無かったイーグルスキャンプ後半でしたが、地元のファンが期待していた、その他の選手の様子は良く拾ってくれたと思います。
 昨年と同じお土産を貰ったので、今日のブログネタにしようと思っていたのですが、会社に置いて来てしまいました。
 来年以降の中継にはぜひポータリンクが欲しいものです。

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 今回から、カメラ用のレンズもネタにしようと思います。

 まずはこんな写真が撮れるレンズ。



 2月19日の三日月。
 ちょっと露出をアンダーにして。



 ISO-400、F8、1/45秒。
 明け方の月だから、二十六夜と呼ぶのかもしれません。

 この組み合わせで撮りました。



 Pentax K10D GPとTamron 55BB SP 500mm F8です。1983年発売。
 この組み合わせだと、35mm換算で、800mm相当の反射式望遠レンズです。

 元々広角好きの私ですが、野鳥や昆虫好きの従弟snowgooseに影響されて入手したものです。

 K10Dは手振れ補正がボディ側にあるので、こんなMFの望遠レンズでも手持ちで撮れます。



 2月17日の下弦の月。
 全てノートリミングです。

 トリミングすると



 ピンが来ていません。

 2月10日の満月。



 二絞りぐらいマイナス補正。ISO-100、F8、1/90秒。




 反射式のレンズは、構造上絞りが設けられません。それで基本的にF8固定。明るいものを撮りたいときはリア側にNDフィルターを取り付けられるようになっています。



 フロント側につけるよりずっと小さいので安上がりですね。

 ベランダからの広瀬川



 早朝の河川敷



 ジョギングon澱橋(手振れしてますね)



 蔵王山



 隅櫓



 追廻住宅、手前は大橋と仲の瀬橋



 デジタル鉄塔



 今朝の観音様と泉ヶ岳、スキー場



 そして、船形山



 まあ我が家から撮れる景色はこんなものですが、そのうち広瀬川の野鳥も撮って見たいと思います。

 ところで、このTamronレンズは、アダプトール2という優れもののシステムレンズなんです。

 40年ぐらい前、一眼レフ用レンズには、ニコンやキャノンの純正レンズ以外にも、トキナー、サン、コムラー、ソリゴールなど多くのサードパーティが、互換レンズを造っていました。その後シグマも参戦してきましたが、そんなレンズ専業メーカー大手のひとつがタムロンです。



 うちにはそのアダプトール2システムのレンズがたぶんこの3本。
 500mm/F8レフレックス以外には、90mm/F2.5マクロと、28mm/F2.5です。

 アダプトールというのは、レンズとボディの間に変換マウントを挟んで、というか、変換マウントを取り付けたアダプトールレンズをカメラボディに装着する形になります。



 それぞれのカメラマウントを揃えておけば、レンズの生産・在庫は一種類で済みますね。
 まあ、精度しだいで、写りには影響しちゃうわけですが。


 もちろん我が家には変換アダプターもたくさん。



 Nikon F
 Pentax K
 Pentax S
 Canon FD
 Minolta MD
 Leica R
 Contax

 ペンタックスのスクリューマウント用だけが見つからず、写真には写っていません。

 ところで、アダプトール2システムというからには、元祖アダプトールというシステムもあったわけで、探してみるとありました。



 私が、Canon FTb用に初めて買ったズームレンズ85-205mm/F3.5と、中古で買ったNikonにオマケで付いてきた35mm/F2.8です。

 アダプトール2は、開放測光やボディからの絞り制御に対応しているわけですが、元祖のほうはたぶん絞り値をボディに伝える程度でしょう。

 どちらのアダプターも、メーカーによって違うマウント方法や、反対周りの絞りの回転などに対応していて、メカ好きにはたまりません。

 純正レンズが買えない、貧乏カメラ少年用のレンズを生産していた専業レンズメーカーも数が減りましたが、今では世界中のカメラメーカー向けにOEM生産も行っていますし、シグマのようにカメラまで生産しているところも出てきました。

モダンカメラマンⅩⅣ

2009-02-26 05:00:00 | Camera
 昨日の夜、社団法人中央調査社というところから突然電話があり、「テレビと放送サービスについてのおうかがい」を実施しています、とのことで、後日アンケート送ってくるそうです。
 地デジ関連でしょうが、私が回答して公平なデータが得られるのか、心配です。

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 今回も1990年前後に生まれたいわゆる高級コンパクトカメラを紹介します。



 1992年、バルセロナオリンピックの年に発売された、コニカのヘキサーです。



 35mmフィルムを使う単なるオートフォーカスカメラ、一眼レフでもないし、距離計もありません。



 定価が88,000円もしたのに、レンズの交換はできないし、ズームもなし。

 ただそのレンズがいわゆる銘玉らしいのです。



 35mm/F2の堂々としたレンズ。

 コンパクトカメラにしてはやや大柄なボディに良く合います。

 AEは、プログラムオートと絞り優先。
 普通シャッタースピードダイヤルがあるべきところに絞りノブがあるのです。



 最大の欠点はなんとシャッターの最高速が1/250秒。
 戦前のカメラに負けています。謎です。

 あと妙にシャイニーなボディ外装も、貫禄がありませんね。



 それでも存在感のあるカメラです。

 評判は良かったのでしょう。



 1999年には、レンズ交換式(AFは出来ませんが)のヘキサーRFが発売されたのでした。

 幻のライカM7とも称されるヘキサーRF。



 どちらも、ぜひ実用で使いたい名機たちです。

 というわけで、22日の日曜日に、花見山で試写。



 HEXARのほうです。
 例によってホワイト急便で、現像+CD書き込み



 どうもスムーズにシャッターが降りないことがあります。
 シャッターボタンの問題か、AFの動作ですかね。



 未だコニカでサービスしてくれるかなぁ。



 でも、それ以外は動作していますね。



クラシックカメラマン64

2009-02-24 06:00:00 | Camera
 人事異動の季節です。
 発表の前に、内示や内々示、その前に社内の噂、知っていても口が堅い人、お喋り、なぜか滅茶苦茶詳しい人(報道記者になって欲しい!!)、ひそひそ話の輪、どんでん返し。
 昇格する方は、おめでとうございます。めでたくないと思うかもしれませんが。
 異動が決まって、うれしい人は良いのですが、ショックを受けている方、がんばりましょうね。転職に較べれば、少しは楽ですよ、戻れる可能性も高いし。世の中には会社がなくなってしまう人もたくさんいるんですから。

 私は20年居た最初の会社で大きな異動が三回。うち一回は、ドイツ赴任、一回は帰国。
 自分で決めて転職した会社は、一年半で解散。
 今の会社は二度目の転職先です。

 最初の転職のとき、一ヶ月だけあえて無給の期間を一ヶ月造って、沖縄に遊びに行ったり、のんびり引越しの準備をしました。国民年金も一か月分だけ払っています。

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 最近入手したカメラ



 1956年発売の、KonicaⅢなんですが、同じカメラは以前にも紹介していました。



 前回のⅢは、48mmレンズが、F2.4 だったのですが、これはF2。

 半絞り弱明るいのですね。



 それだけではなく、セルフタイマーが追加されていました。

 美しいカメラです。私と同じ年には見えません。



 国産のレンズシャッター式レンジファインダーカメラでは、トップクラスですね。



 同じF2のレンズを搭載ということになると、ⅢAもうちにはあるのでした。



 ⅢAではファインダーも大きくなり、灯り取りも設けられ、さらにファインダーフレームがピントに連動して動く、パララックス補正も装備されています。

 確かに機能的にはⅢAのほうが使いやすいのですが、デザインとしてはⅢのほうがまとまっていますね。

 通称「招き猫」と呼ばれるプッシュ式巻き上げレバーも結構違う形です。



 私には、招き猫というよりもエジプト人の手に見えます。
 このレバーは非常に個性的ですが、慣れると使いやすいものです。



 同じF2のレンズ。

 お手ごろな価格で、それなりに古いレンジファインダー機をいじってみたい方には、お奨めのKonicaです。



 うちには同じコニカのⅡ、ⅡAⅡB-mもあるんですが、どうも高校の数学の教科名を思い出してしまうのは、私だけでしょうか。

モダンカメラマンⅩⅢ

2009-02-19 07:13:29 | Camera
 3月には国内でカメラショーがあるせいか、このところまたまた新しいデジカメが続々発表されています。

     クリック→ 

 先日のPanasonic初の防水カメラに続き、

      

 なんとCanonからも防水カメラが登場です。

 Powershot D10

 丸っこいほうが、耐圧を上げるのには有利と言うことでしょうか。

 Panasonicや、Olympusの防水カメラが反射屈曲式のレンズ系を使って、薄くソリッドな構造にしているのに対し、普通の形ですね。

 流線型と言うことで、バイクのカウリングのような形状です。

 バイクの色に合わせて(じゃないですけど)、カバーを交換できるようです。



 広角ズームが、35mm相当からなのが残念。(ここまでの写真は無断借用です)

 デジカメ市場もいよいよ頭打ちになっていたところにこの不況。
 何とかラインを動かしつつ、少しでも売り上げを上げようと、こんな際物、ニッチな製品が出てきたのかもしれません。

 今は、買い物上手の親ぱんださんのように、昨年の夏か秋モデル辺りを安く入手できる、ビッグチャンスですね。

 それから、一時期の35mmカメラには、標準やオプションで、赤外線リモコンがついていて、集合写真などで、セルフタイマーの替わりに、リモコンでレリーズが出来たのですが、最近のデジカメにはそんなオプションはないのでしょうか?

 ところで、うちに、実はこんな水中カメラもあったのでした。



 1984年発売、ニコンのNIKONOS-Ⅴ。ヴィではなく、ファイヴです。



 一眼レフボディをベースにしているようで、



 縦走りのフォーカルプレーンシャッター。

 ボディは頑強な鋳物です。



 レンズ交換も可能です。



 水中では無理でしょうけど。

 基本的に、昨年の大曲の花火競技会が雨だったので、その対策で、28mmレンズ付を入手したのですが、明らかに雨の中で使うにはオーバースペックであるのに加えて、どうもこのレンズ、水中で使う前提で、光学設計されているそうで、空気中ではボケボケになるとのこと。



 だから、未だ使えないでいます。



 トホホな買い物ではありますが、これもコレクション。



 しかし水中カメラって、色が派手ですよね。

 落としたときに見つけ易い様にですか、それとも単にダイバーが派手好きなの?

 安く買えたこのニコノス、よーーーく眺めると、



 右肩にうっすらひびのような線。

 たぶんこれを持って潜ることはないでしょうが、ちょっと心配。

モダンカメラマンⅩⅡ

2009-02-13 06:27:06 | Camera
 13日の金曜日ですね。
 うるう年でなければ、2月の13日が金曜日の場合、3月の13日も金曜日になります。
 うるう年でなくても、4月の13日が金曜日だと、7月の13日も金曜日ですね。

 どうでも良い話題ですが、今日はそんな13日の金曜日のようなカメラを紹介します。



 1920年代を意識してデザインされたカメラですが、1990年発売。

 一見沈胴式のようなレンズは出てきません。



 いわゆる高級コンパクトカメラが各社から続々登場したバブルの後期。
 このバブルのあだ花のようなカメラは、minolta PROD 20'sと言うモデルです。

 1920年代の後に起こった大恐慌が再び起こることを予想していたような。



 同時期に発売された、ContaxやNikonなどが、力を入れていろいろ新規設計されていたのに対して、こいつはどうも、当時の一番チープなオートフォーカスカメラがベースなんです。レンズもF4.5ですよ。

 それでも20000台限定生産で48000円。



 ドイツから帰国したばかりで、Contax や Nikon が買えなかった私は予約して買ってしまったのでした。

 格好だけのトホホなカメラです。
 たぶんオートフォーカスといっても3点ぐらいのようですね。



 今は1万円前後で中古が買えるそうなので、デザインが気に入った方は、インテリアにどうぞ。
 写真も撮れます。

 ところで明日の鶴岡、雨のようですね。風も強いのかな。
 まあ、酒蔵にどっしり腰を据えて、と言うこと?

いつかきっと買うたる

2009-02-11 08:47:56 | Camera
 今日は祝日、それも良い天気です、今のところ。
 水曜日が休みって良いですね、仕事嫌いの私としては。

 まあどの曜日が休みでも、良いんですけどね。全部でも。

 蔵王も綺麗に見えますよ。

 今週末は、何度も何度も何度も何度も書いているように、バスで大山新酒・酒蔵まつりに行くわけですが、そのバスツアー会社から一昨日とどいたダイレクトメール。
 そんなバス酒呑みツアー好きおやじの腹を見透かすような、こんな企画。

    

 塩釜出発ですね。

 でも、新潟まで日帰りかよ。
 なんと現地、2時間だけ?

 で、蔵元が90で、酒500種類。その間に昼飯も食え!?
 すごい突貫ツアーです。

 3980円なら参加するかも。悩むけど。
 きっと東京からのツアーもあるんでしょうね。

 調べたらホームページもありました。

   

 上のバナーをクリックするとジャンプします。

 一泊で行かないともったいなさそうですね。

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 昨年の夏、大曲の花火競技会を見に行った時が雨で、小降りになった時だけCaplioで写真を撮っていたのですが、その後今一不調。ボタンの接点の反応が少し悪い。

 そんなこともあって、今度は防水デジカメを買おうと思い続けているんです。

 売れ筋はOlympusのμや、Pentaxなんですが、去年までは、手振れ防止が付いていなかったり、広角が35mm相当からだったり、スペックもちょっと古めのモデルが多かったのです。

 そうしたら最近Olympusがモデルチェンジ。

 私の要求を満足するカメラが発売されたのでした。(画像は全て無断借用です)

ちょっと画素数が少ないけど、お気に入りの青がある、下位モデル。
μTough-6000と、上位モデルのμTough-8000です。

 なかなかメカニカルなデザインもいけてますが、記録メディアが特殊なんですオリンパス。

 μSDカードをアダプタ経由では使えるらしいんですけど。

 でも良いかなぁ、と思っていたら、


 予想外の展開。

 なんとPanasonicから、(たぶん)初の防水デジカメ。



 DMC-FT1。
 大胆にもコンパクトカメラの分際で、FTの名がつけられています。

 μToughはレンズカバーが付いているんですが、Lumixは強化ガラスカバー。
 価格コムの書き込みでは、砂浜で使うと、カバー式はNGとか。砂がメカに噛んでしまうんですね。

 FT1のすごいところは、AVCHD Liteと言う高圧縮の最新HD動画ファイル形式に対応していて、HDMI出力を持っていること。これならハイビジョン動画を、会社の編集機にも即取り込めるんです。

 28-128mm相当のズームに、1210万画素。

 おまけに薄型ボディに、カラバリも豊富、これ大事。



 うわー、すんごい、良いです、このカメラ。

 急ぎではないので、値段が下がったころには、きっと買ってしまうでしょう。

クラシックカメラマン63

2009-02-08 15:12:35 | Camera
 今日の仙台は基本的に晴れなのですが、北西の山、泉ヶ岳の方が、さーーっと雲に覆われたかと思うと、しばらくして風花の中にすっぽりはまって白銀の世界になります。

 今日はこんなカメラを紹介します。



 1971年発売の、KONICA C35 Flashmatic。
 実にカメラらしい、美しいデザインです。



 1968年に発売されたベストセラーモデル、じゃ~に~コニカ C35のマイナーチェンジ版。
 ストロボを取り付けてそのガイドナンバーに目盛りを合わせれば手軽にフラッシュ撮影が出来ました。



 露出は、プログラムAEオンリーですが、距離計が付いているのですよ。



 世界で一番小さいレンジファインダーカメラのひとつでしょうね。

 先日紹介した、レンズ交換式デジカメ、EPSON R-D1sと並べてみると、



どっちがデジカメでしょうね。

 代表的なハーフサイズカメラ、Olympus Pen EE-2とも並べてみました。



 ほとんど同じ大きさです。EE-2は距離計は無く、ピントは目測ですよ。すごい。
 カメラが小さいので、レンズも控えめです。



 ものすごい数が出まわっているせいか、1000円台で入手できる、小さいけどかっこいいアナログカメラです。

 F1.8 のレンズが付いているC35FDと言うモデルもあるんですね、欲しいです。

モダンカメラマンⅩⅠ

2009-02-03 06:15:00 | Camera
 昨年暮れのボーナスで、ついに入手できたカメラがあります。



 我が家では初となる、Epson製のデジカメです。



 2006年発売の、R-D1s。
 有名カメラ店にはまだ在庫がありますね。

 これはオークションでカメラ店より2割弱安めに入手でき、新品なので、保証登録も出来ました。



 ライカのMマウント互換のカメラなんです。当然ながらしぼり優先AEで、レンジファインダーでピントを合わせます。もちろんシャッターは縦走りのフォーカルプレーン。
 L-M変換アダプターを使えば戦前のレンズも使えるのです。



 但し、沈胴式のレンズの場合、沈胴させるのは危険な場合もあるようです、要注意。



 現在、名機ライカの膨大なレンズ群を直接装着できるデジタルカメラは、Leica M8と、このR-D1s、前のモデルである、R-D1だけ。距離計が連動するデジカメも他にはありません。

 ボディは、コシナ辺りのフィルムカメラと共通パーツを使っているらしいのですが、意外と大きめで、メタルなのでずっしりしています。

 M6とツーショット。



 一回り大きいでしょう。

 では、M5と並べてみます。



 同じぐらいですね。

 と言うことはデジイチとも同じくらいのサイズになりますね。でかいです、思っていたより。

 ファインダーはMシリーズの様な連動切換えではないので、逆にL-Mアダプターはどれでも使えることになりますね。



 撮像素子の大きさがいわゆるAPC-Sサイズなので、35mmフィルムと比べると狭いサイズでトリミングされるのと同じになってしまい、焦点距離が元々の数字から1.53倍相当になってしまうのも、多くのデジイチと同じです。
 28mmは43mm相当、35mmは54mm、50mmは77mm相当ですね。これがやはり残念。
 28mm未満のレンズをつけると、ファインダーが対応しなくなるし、例えば元々24mmのレンズをつけると、37mm相当になるので、外付けの35mmファインダーをつけて、目安にするしかありません。



 デジカメなので当然液晶モニターも付いていて、チルトや回転も可能なんですが、



 ライブビューなんか出来ないので、あまり意味がないような気もします。



 その分もう少し大きな液晶が欲しいな。

 変わった点といえば、兄弟カメラとの微妙な関係が影響しているのか、



 巻上げが不要なデジカメなのにも関わらず、シャッターチャージが手動なんです。

 それから、前回紹介したNikon 35Tiと同じく



 なぜかアナログメーターが軍艦部に。

 上のR-D1sのアナログメーターは、左がホワイトバランス、右が画質、下がバッテリー残量で、中央がシャッタースピードです。

 先日、Olympus 35SPといっしょに荒井まで持ち出しました。



 市内の大沼には白鳥が飛来しています。

 沼と池の違いは河童が居るかどうからしいのですが、大沼は一部凍結していました

 鴨がスケートしています。



 この大沼の隣に、農業園芸センターがあって、温室もあるのでした。



 冬場に数少ないカラフルな被写体。



 LYNX☆さんからM6といっしょに譲っていただいた、Leica Summicron-M 35mm F2.0で、開放か、F2.8 なんですが、変なボケ味になりますね。デジなので54mm相当になります。



 35SPで撮った写真はこちら。←クリック



 50mmを持っていくべきでした。

    

 欠点のひとつ、記録メディアはSDカードなんですが、SDHCは非対応なんです。

モダンカメラマンⅩ

2009-02-01 07:30:30 | Camera
 早や、2月になってしまいました。
 まさに光陰矢のごとし。
 正月用に買ったお餅はきっちり31日に食べきりました。

 風邪の状態は好転しているようです。
 ただ毎回、炎症がより深いところ、感覚が無いところに移動しただけかもしれないと思うことがあります。咳の回数は減ったけど、痰が絡むようになります。どうなんでしょう。

 昨日はあったかハイムで、しこしこブログ記事の取材を続けていた(ただインターネットで)り、ハードディスクに溜まったサンドウィッチマンの「ぼんやりーぬTV」を、姪っ子甥っ子に送るためにDVDに焼いたりしてたのですが、夕方になって久米島から電話があり、伝送が上手く行かないとのこと。
 結局、大雪の中、ジムニーの雪落としをして、出社。
 まあ、私が居ても出来ることは、ほとんど無いのですが、キャンプ初日で、のぼりもあるし。

 はるばる南の島からの映像伝送が、今一なんです。

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 1990年前後に高級コンパクトカメラと言うジャンルのカメラが登場しました。

 元々は、おそらくドイツ製のRollei35辺りのポジション。



 アマチュア用の一眼レフ(当然フィルムカメラ)にレンズをつけたのと同じぐらいの価格のコンパクトカメラになります。

 写真は趣味性が高いので、他の人と違うカメラを使いたいとか、レンズ交換はいらないから、その分コンパクトにして、だけどレンズ性能は高いもの、そんなカメラをどこかのメーカーが作ったら、ずいぶん売れてしまったので、各メーカーが追っかけたと言うのが理由でしょう。



 当時は10万円以上したカメラが多いのですが、もう15年以上たっているので、中古の価格もだいぶ下がってきました。
 また、最近は高級コンパクトデジカメも登場しているので、フィルムカメラを手放している人が多いのかもしれません。

 おそらくもっとも有名で、売れた高級コンパクトカメラが、Contax T2。これはまだうちにはありません。
 上の写真のTはマニュアルフォーカスでしたが、T2以降はオートフォーカスです。



 それで、1993年、天下のニコンも重い腰を上げたのでした。



 チタンボディの、Nikon 35Ti。
 35mm固定のF2.8、ニッコールレンズ。



 28Tiと言う、28mmモデルも後から登場します。
 私としては、ズームなら28mmからが好みですが、単レンズなら35mmが一番。

 ウーーん、こんなの必要??と言う奇抜な軍艦部。



 なんと、アナログメーターが並んでいます。
 上がフィルム残、下が左から、ピント、露出補正、絞り値です。



 右手前の大き目のノブがコマンドダイヤルで、絞り優先AEモード”A"の場合、右のメータを見ながらコマンドダイヤルで絞りを設定するのです。シャッタースピードはファインダー内に表示されます。

 実に奇抜。ニコンの設計陣としては、こんなカメラを買う人たちは、こんなギミックが好みだろうと遊びでつけたのでしょうね。
 まあ面白いといえば面白い。



 一連の高級コンパクトカメラは、35Tiと同じ様なレンズ沈胴型が多いのが特徴です。
 ポケットに入ると言うことで、一眼レフカメラと差別化したということも出来ますね。

 こんな革ケースも付いていました。



 目測にはなりますが、マニュアルフォーカス撮影や、長時間露出、設定のカスタムメモリーとか、マニア好みのいろんな機能も盛り込まれています。

クラシックカメラマン62

2009-01-30 08:33:27 | Camera
 火曜日辺りから、喉が痛くなり、どうも庄内か東京で風邪をうつされたようです。
 若干かったるいのですが、熱もなく、胃腸もOK、頭痛もなし、若干鼻水がいつもより出るかなといったいつもの軽い症状。でも大事をとって会社ではマスクをしたり、夕べの呑みはキャンセルしたり、さらに昨日は周りの皆さんのお言葉に甘えて、少し早引きしました。

 今日は、まだずいぶん咳が出るし、休みたいところですが、久米島との生命線を確立しなければならないため、それだけでも頑張ります。

 東京でのプチ同窓会に絡んで、同級生の一人、同業者でもある(もっとも向こうはキー局)paseraさんが、俺も実はブログ書いてるんだ宣言。昨日の記事のコメントで、URLも教えてくれました。

 Pyon2 World

 外車ネタが目立ちますが、飼い犬や美味いもんその他いろいろです。上のタイトルをクリックしてご覧ください。

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 今日は久々にカメラ
 ひところはあの、ゴールデンハーフがコマーシャルに出ていたようです。



 1962年発売のロングセラー、リコーオートハーフシリーズのスペシャルモデル。

 Ricoh Auto Half EFです。これは1978年発売だから、最初のモデルが出てから16年後ですよ。
 40年前にうちで家族で使っていたのが、そのオートハーフE。EFからフラッシュとセルフタイマーを省いたものです。
 それと同じものがほしかったのですが、このEFが綺麗で安かったので入手しました。



 フラッシュは外せるだろうと思っていたのですが、完全一体でした。

 ハーフサイズモデルなので、三脚取り付け穴がボディ横についています。



 なぜ安かったのかと言うと、上の写真ではわかりにくいのですが、フラッシュのカバーが破損しているのです。
 何とかありあわせのプラスチックで修復してみたいと思っています。

 このカメラシリーズが進んでいたのは、ゼンマイ式の自動巻上げ。
 下面にある大きなノブをぐりぐり回してチャージしておくと、巻き上げ不要。



 ピントはパンフォーカス固定で、シャッタースピードも1/125と1/30の二段階だけなんです。超お手軽。ほとんど現代の使い捨てカメラスペック。

 でも旧富岡光学製のレンズは定評があるようです。



 早く試写してみたいものです。

モダンカメラマンⅨ

2009-01-12 10:03:04 | Camera
 昨年11月の記事に載せた、雑誌「写楽」

      


 この裏表紙の広告がこれです。



 Multi Nikon。
 1983年発売のNikon FA。



 マルチモードAEに加えて、世界初のマルチパターン測光と言うのが売りでした。

 露出計と言うのは、被写体の明るさ、つまり被写体からカメラに来る光の量を測るわけですが、大昔は独立したセンサーを向けていました。

 外付けのものがカメラに内蔵されては行きますが、それだけでは、望遠レンズに対応しにくいので、一眼レフの時代に入ってTTLと言う、レンズを通った光をカメラ内部で測る方式に変わります。



 それでも、画面全体を測る「平均測光」、中央部だけを測る「スポット測光」、その中間の「中央部重点測光」といろいろな測光方式があり、各社独自の味付けがされていたわけです。

 1970年代からNikonは数年かけて実験を行い、露出センサーの複数化を図っていったのでした。
 プロであれば、ひとつのスポット測光で、露出を決めることは日常でしょうが、アマチュアはそうは行きません。
 誰が撮ってもピタリと露出が決まるのが目標。ハイコントラストな被写体だろうが、端に明るい光源があろうが、いつでもどこでも。ビデオカメラと違って、スティルは縦位置にも対応しなければならないのです。

 最初は4x6=24個のセンサーを並べて実験。効果が得られることを確認した後、今度はそのセンサー数を減らしていきました。当時はまだ高速のA/D変換器も、安価な演算チップも存在しませんでしたから、演算はいわゆるアナログ方式、電圧値の重み付け加算くらいが限界。そのためにも、また消費電力の関係からも必要にして十分な数にする必要がありました。

Nikon HPより借用

 結論は5個でした。
 これで24個と同じ精度が出るとの判断。



 このマルチパターン測光を引っさげたFAは、第一回日本カメラグランプリを受賞。
 しゃきっという、周波数は高いけど小さなシャッター音に特徴があります。

 FAが発売された1983年当時のフラッグシップ機は、F3でした。

 13万円台だったF3に対して、FAは11万円台。ほとんどプロ機に近い価格設定ですね。



 サブ機になることも意識してか、とても似通ったデザイン、スイッチ配置になっています。ただし、フルメタルのF3に対してFAはプラスチックも使われていて、軽量ですね。



 F3のデザインはジウジアーロですが、FAはどうなんだろう?



 普段使いのカメラを考えたとき、私の場合は、フォーカスはマニュアルでいいから、露出はAEが欲しくなります。

 そうするとこの時期のカメラが使いやすいんですね。MinoltaだとXDか、CLE。Canon A1とか、このNikon FAかFE2でしょうか。CLE以外はずいぶんお安く入手可能です。

 マルチパターン測光のシステムは、カメラにパソコンチップを搭載することにより、より複雑化していきます。
 さらにAFのメカニズムとの融合でさらに複雑になっているのが現状ですね。つまりフォーカスが合っている部分の露出を重視すると言うような。
 そして顔検出。そろそろ自動化のネタは出尽くしたような気がします。

クラシックカメラマン61

2009-01-06 07:02:54 | Camera
 ブログを書いていると、心温まるコメント以外に、怪しいサイトへ誘導するコメントやトラックバック攻撃にさらされることがあります。
 いろいろ対策を考えていたのですが、この正月休み、ブログを更新すると、即トラックバックがかかることがわかりました。
 ブログの機能の中に、通知機能と言うのがありまして、自分のプロバイダの目次のページや、GooやYahoo!のブログインデックスに、「更新したから見に来て!」とアピール出来るのです。
 どうも敵はこのインデックスの情報に網を張っていて、そこに攻撃を仕掛けるようです。
 それで通知機能をオフにすることで、一連のスパムは来なくなりました。

===

 今年最初に紹介するカメラもニコンです。
 額に輝く”F"の文字。



 1962年発売のNikkorex Fです。

 Nikkorexというシリーズは、ニコンがプロ用一眼レフとは別に生産していたアマチュア向け、レンズシャッター方式の一眼レフなんですが、このFだけは、Fだけに異色なんです。



 なんとシリーズ初のフォーカルプレーンシャッターを採用。レンズもNikon Fと同じマウントを採用して、互換性を持たせたのでした。



 おまけにフォーカルプレーンシャッターが、金属羽の縦走り。



 コパルスクェアと言うこれも初の社外品フォーカルプレーンシャッターでした。

 元々フォーカルプレーンシャッターは布幕を使った横走りが元祖。
 柔軟性のある幕を軸に巻き取ると言う機構上、高速シャッター側に限界が出てきますし、距離計式カメラのように、ミラーが無いと、レンズを太陽に向けてカメラを放置したときに、幕が焼ける可能性がありました。

 今はほとんどが縦走り。画期的なシャッターの走りなんですね。



 実は国産の一眼レフ研究暦は浅いので、こんなカメラが存在することも最近まで知りませんでした。

 このカメラ、どうもMamiyaにOEM生産させたモデルなんです。それでシャッターが社外品に。



 Nikkorexのネーミングで販売されたカメラですが、Fマウントでもあるし、この数年後に発売される、ベストセラーシリーズ、Nikomatの一号機ともいえる、変り種のカメラです。

 で、コパルスクェアですが、高速は元気なのに、どうも低速シャッターが不調、皮肉です。

クラシックカメラマン60

2008-12-27 09:06:42 | Camera
 今朝の仙台は、晴れているものの、時折風花が舞う寒い朝です。

 テレビでは、今年の十大ニュースやら、墓碑銘の映像が毎日流れています。

 今日はこのカメラの紹介です。

by GX100

 NikonのF2 Photomicです。



 日本製一眼レフカメラの名を世界に知らしめたNikon Fの後継機。1971年に発表されたのが、F2。シャッターボタンの位置が、他のカメラと同じように前面側に移動し、格段に使いやすくなっています。
 交換可能なファインダー部分に露出計を組み込んだのがPhotomicなんですが、Fの時代は1960年にFが発表されたあと、後追いで1962年にフォトミックファインダーが発売されています。そしてそのときに絞り値を露出計に伝えるカニ爪が苦肉の策で考え出されました。
 ではF2ではカメラ本体に露出計を組み込むのかと思いきや、結局同じシステム。露出計はファインダー内です。



 アマチュア向けのニコマートでは内蔵されたものの、プロ機としてカメラ本体内露出計は1980年発売のF3からになります。



 F2のPhotomicファインダーには、このあと、S、SB、A、ASとさまざまなモデルがあり、当時のプロカメラマンの要求をニコンが細かくフォローしていたことがうかがわれます。



 この頃のプロ用カメラは、シャッターの最高速が若干早い以外は、機能的にはあまりアマチュア機とは差がありません。しかし耐久性という点でいろいろ作りこみが違うのでしょう。
 その辺りは今後研究したいと思います。



モダンカメラマンⅧ

2008-12-22 07:00:00 | Camera
 昨日は何とか年賀状の印刷を終えました。毎年何か一筆書き添えて出そうと、早めに印刷までは辿りつくのですが、結局いつもそのままポストへ。すみません。

 うちにもデジタル一眼レフ、所謂デジイチが何台かあります。
 カメラ、手が小さいこともあり(モミジのような手)、昔からコンパクト志向が強かったのですが、比較的良く使うカメラで、大きめなのは珍しいのです。

   

 Pentax、今ではHOYAになってしまいましたが、旧旭光学のK10Dというカメラ、それも2007年にカメラグランプリを取った記念の、グランプリモデルです。





 ボディ周りの革が黒ではなく茶色なんですね。PENTAXロゴも黄金色。



 珍色です。



 ボディは防滴仕様なので、バッテリーやメモリーカードの出し入れも、いちいち開閉ノブを回さないとドアが開きません。防滴レンズも販売されているのですが、高価で手が出ないのでした。



 今時のカメラなので、手振れ防止や、ダストリダクションも装備されています。
 カメラの下についている縦位置グリップはもちろんモータードライブなどではなく、バッテリーと予備カード入れです。
 普段グリップははずしたまんまですね。



 デジタル専用21mm広角レンズをつけたところ。このところ、ズームレンズを使いすぎと感じていて、来年はなるべく単レンズを使ってみようと考えているんです。



 デジだと、34mm相当になりますが、これを普通の35mmフィルムカメラに装着すると四隅が蹴られます。

 MZ-5時代の35mm用のレンズも当然AFで使えます。



 これは43mmという変わった焦点距離のリミテッドレンズ。デジで使うと69mm相当です。今でも販売されてますね。

 PENTAXの良いところは、昔のレンズを使っても手振れ防止が効くんです。フォーカスはもちろんマニュアルですが、AEは働きます。機械的にはマウントは共通ですから。



 これは30年前のMEsuper時代の50mm。デジだと80mm相当になります。

 大昔、40年以上前のPentax SP時代のM42スクリューマウントレンズも、



 こんな変換リングで装着出来ちゃいます。
 これは55mm。88mmに相当することになります。



 さすがに古いレンズは、カメラから絞りを制御できないので、絞込みのシャッター優先オートにはなりますが、基本的に使えちゃうのです。これがクラシックカメラファンには楽しいのでした。



 ニコンもFの時代から、基本的に同じレンズマウントなので、最新のデジカメに50年近く前のレンズが装着できたりするのですが、Pentaxよりは制約が多いようです。特に、安めのモデルが駄目。その辺は次回のモダンカメラマンで。

 それから、春になったら、レンズによる映り方の違いなんかも実験したいと思っています。

クラシックカメラマン59

2008-12-19 06:40:03 | Camera
 ほぼ毎朝、車で通勤しています。
 滅法寒くなってきたこの頃ですが、先日忘れていてふと思い出した車の機能、そう、TTもジムニーも、シートヒーターが付いていたのでした。いやー幸せ。すぐあったまりますもんね。

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 今日はこんなカメラ



 1966年発売の、Olympus Pen EED。
 Penと付くのはハーフサイズカメラですが、Olympusのハーフカメラの中でも高級機といえるモデルです。

 他のPenカメラがどちらかというと可愛らしいデザインなのに比べ、角ばったごついデザインです。
 そしてさらに変わっているのが、レンズが中央より向かって左にオフセットしていますよね。
 これがあまり無いんです。
 普通はシンメトリーなデザインにするために、ドンと中央か、右手のグリップを重視して、向かって右側にオフセットさせるんですが、このカメラは逆。
 単にセルフタイマーを入れて、そっち側を延ばしただけなのかもしれませんが、このせいか妙に落ち着かないデザインです。



 F.Zuiko 32mmレンズはF1.7。豪華です。
 もっともPenシリーズには距離計は無く、ピントは目測になります。



 露出もプログラムオートか、フラッシュマチックのみ。シンプルです。



 このカメラはジャンク品、動きません。
 この時代のカメラが一番修理しやすいカメラなので、冬の夜長に自分で直して動かしてやろうと考えています。

 EDつながりでもう一台。



 1974年発売の、Olympus 35 EDです。
 こちらは35mmフルサイズ。
 メタルボディの35としてはオリンパス最後のモデルになります。



 こちらもシンプルでプログラムオート&フラッシュマチック専用機ですが、距離計は付いています。



 EDだからというわけではないのですが、これも動きません、要修理。
 もし直ったら、その顛末を報告します。

 ところで、オリンパスカメラファンの方はご存知かもしれませんが、オリンパスのホームページに、壁紙ギャラリーがあります。お気に入りで愛用させてもらっているんです。

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