カメラ記事の索引、CAMERA INDEXを更新しました、ご利用ください。
なぜこんなことを覚えているのか良くわからないのですが、小学校高学年の時、クラスの壁新聞の編集長を担当していたことがありました。
そのときに、新聞や雑誌記事の切抜きを、用紙いっぱいに貼り巡らせた号を作ったのですが、それを見たクラス員は、こんなのは壁新聞ではないと言うのです。
ならどんなのが壁新聞だと聞くと、引用するにしても書き写して、自分の字で書けと。
私はそれならおんなじだと主張したのですが、多勢に無勢でした。
どうせ丸写しだし、効率と情報量を考えたら、切抜きで十分だと思ったのですが、彼らには方法論が大事だったのでしょう、悔しかったから覚えているのかもしれません。
今で言えば、私のやり方は、Google Newsスタイル。人の褌で相撲をとっています。
今日もそんな記事です。写真もリンクも全て無断。
何度も書いている、マイクロフォーサーズ。新しいデジタルカメラのレンズマウントです。

撮像素子の大きさの是非は別にして、フィルムカメラのミラーボックスの呪縛から放たれたデジカメのために発案された初めてのレンズマウントだと言うことを前回書きました。これはOlympusのE-P1。今月発売。

下はこのマウントの第一号機となったPanasonicのDMC-G1。2008年10月末の発売。

今年6月にHD動画機能を追加した、DMC-GH1にヴァージョンアップされています。

もうスティルカメラなんだかどうかわからなくなっていますね。
今のところ市販されているカメラはこの3機種だけで、交換用レンズもPanasonicが4種類、Olympusが2種類だけ、パナが予定している2本を入れても全部で8種類しかないんです。システムとしては貧弱。
おまけに、Panasonicは手振れ補正がレンズ側の機能なのに、Olympusは、ボディ内蔵。どうせ統一マウントを作ったならここまで一緒にして欲しかったものです。
よって、OlympusのZuikoレンズをPanasonicのボディに装着するとオートフォーカスは利くけど、手振れ補正は無いのです。
それはさておき、このレンズマウントの一番の特徴は、フランジバック、レンズのマウント面から撮像面までの距離が短いことにあります。
これまで一眼レフでは40mm以上あったフランジバックが20mmになることで、光学設計の自由度が飛躍的に増すはずで、結果としてレンズの大きさ、特に広角レンズが小型になることが期待できるのです。
それが一番の存在価値。
二番目のレゾンデートルが今日の話題。
それはカメラマニアのおもちゃとしての存在なんです。
マイクロフォーサーズと言う規格は、以前から存在していた、フォーサーズマウントの発展系という形。
なので、フォーサーズマウントのレンズを、マイクロフォーサーズボディに装着するためのアダプターがあるんです。
これはPanasonic製
下はOlympus製です。

フォーサーズマウントのレンズと言うのは、Sigma製も含めて、40種類近くあり、いろいろ条件はつくようですが、基本的にはオートフォーカスで動くみたいです。
両社とも、これまではフォーサーズマウントのカメラがデジ一のメインモデルでしたから、これは当然ですね。
メーカーとしてはフォーサーズレンズも含めてシステムを構成しているわけです。
ここまではおもちゃの話ではなく、まじめなカメラシステム構成の話題なんですが、ここからが遊びの部分。
元々フランジバックが短いレンズを、長いボディに装着するのは困難なんですが、逆は容易なんです。例えばフランジバックが40mmのレンズだったらマイクロフォーサーズの20mmの上に20mm下駄をはかせれば良いんです。機械的なパーツだけでも出来ちゃう。
オートフォーカスは複雑なので初めからあきらめるとして、あと出来れば欲しいのは、レンズの絞りをカメラ側から制御することなんですが、これはただAE(自動露出)のためだけではなく、撮影前、構図を決める段階で、ファインダーを見えやすくするために、絞りを開放にして明るい絵を見たいというフィルム一眼時代の考え方。
そもそも光学ファインダーを持たず、液晶の画像で構図を確認するマイクロフォーサーズは、絞り込んでもそのぶん撮像系で補正してしまいますから、絞り値に関係なく明るい絵が見られるんですね。
だから絞り優先AEだけと割り切れば、マイクロフォーサーズは、ほぼ世界中のレンズ交換式カメラのレンズをAEで使用できるようになれるマウントシステムなんです。
まぁ一般の方には、そこまで必要ないでしょうが、ここが遊びの遊びたる部分。
マイクロフォーサーズ発表一年にして、実に多くの変換アダプターが発売されているんです。
まずはPanasonic純正。
Leicaのレンジファインダー、Mマウント用
そして、同じくLeicaの一眼レフ、Rマウント用
パナは以前からライカと協業し、OEMでデジカメを供給している関係ですから当然ですか。
続いてOlympus純正。

これはかつてのフィルム一眼、OMシリーズのレンズを装着するアダプターです。
さらにサードパーティ製が沢山あるんです。
NOVOFLEXブランドは、近代インターナショナル製。

LeicaのRマウント用
MinlotaのMDマウント用
Contax/Yashicaマウント用
Olympus OMマウント用
さらに、Pentaxその他で広く使われているM42スクリューマウント用です。
minolta αレンズ用
Nikon Fレンズ用
Pentax Kマウントレンズ用
こいつらのすごいところは青いリング。
一部の絞りリングが無いレンズの絞りをこれで調節できるのです。
そして今度は、Rayqualブランドの宮本製作所製です。
まずは、LeicaのMマウント用。

Contax/Yashica用と、NikonのFマウント用。

そして、Canon FDマウント用です。

まだあるんです。
何故かヤフーオークションだけに登場するんですが、KIPONというブランド製。今のところHPが見つかりません。
LeicaのMマウント用
Nikon Fマウント用
M42スクリューマウント用
そしてCanon FDマウント用です。
以上なんですが、ここまで並べてあれがありませんよね、そう、Pentax Kマウント用がないんです。
残念。
Pen Fマウントも撮像サイズが近いことから、使ってみたいんですが、Olympusさん、何とかしてください!!
あと是非実現してほしいのが、Contax Gマウント用。あの金属ボディの質感は、これからも残して行きたいレンズ群のひとつですよね。
そうそう、忘れてならないのは、絞りリングがないレンズが一部ありますね、Nikonとかに。これはたぶん使えません。
(7/15追記)さらに新しいアダプターが発売されました。
コシナからVoigtlaenderブランドでの発売。

写真は、Nikon Fマウント用ですが、じゃじゃーん、Pentax Kマウント用も同時発売です。やったーーーーー!!
これでマイクロフォーサーズ、買わなければいけなくなりましたね、へへへ。
以上自分のためのマイクロフォーサーズアダプターまとめでした。
最後に、35mm一眼等のレンズを、フルサイズ以外のデジイチで使うときの最大の問題点は、焦点距離が1.5倍から2倍程度に伸びてしまう点。これを改善するアダプターって出来ないもんでしょうか? 要するにリア式ワイドコンバーター。テレはあるのにねぇ。
なぜこんなことを覚えているのか良くわからないのですが、小学校高学年の時、クラスの壁新聞の編集長を担当していたことがありました。
そのときに、新聞や雑誌記事の切抜きを、用紙いっぱいに貼り巡らせた号を作ったのですが、それを見たクラス員は、こんなのは壁新聞ではないと言うのです。
ならどんなのが壁新聞だと聞くと、引用するにしても書き写して、自分の字で書けと。
私はそれならおんなじだと主張したのですが、多勢に無勢でした。
どうせ丸写しだし、効率と情報量を考えたら、切抜きで十分だと思ったのですが、彼らには方法論が大事だったのでしょう、悔しかったから覚えているのかもしれません。
今で言えば、私のやり方は、Google Newsスタイル。人の褌で相撲をとっています。
今日もそんな記事です。写真もリンクも全て無断。
何度も書いている、マイクロフォーサーズ。新しいデジタルカメラのレンズマウントです。

撮像素子の大きさの是非は別にして、フィルムカメラのミラーボックスの呪縛から放たれたデジカメのために発案された初めてのレンズマウントだと言うことを前回書きました。これはOlympusのE-P1。今月発売。

下はこのマウントの第一号機となったPanasonicのDMC-G1。2008年10月末の発売。

今年6月にHD動画機能を追加した、DMC-GH1にヴァージョンアップされています。

もうスティルカメラなんだかどうかわからなくなっていますね。
今のところ市販されているカメラはこの3機種だけで、交換用レンズもPanasonicが4種類、Olympusが2種類だけ、パナが予定している2本を入れても全部で8種類しかないんです。システムとしては貧弱。
おまけに、Panasonicは手振れ補正がレンズ側の機能なのに、Olympusは、ボディ内蔵。どうせ統一マウントを作ったならここまで一緒にして欲しかったものです。
よって、OlympusのZuikoレンズをPanasonicのボディに装着するとオートフォーカスは利くけど、手振れ補正は無いのです。
それはさておき、このレンズマウントの一番の特徴は、フランジバック、レンズのマウント面から撮像面までの距離が短いことにあります。
これまで一眼レフでは40mm以上あったフランジバックが20mmになることで、光学設計の自由度が飛躍的に増すはずで、結果としてレンズの大きさ、特に広角レンズが小型になることが期待できるのです。
それが一番の存在価値。
二番目のレゾンデートルが今日の話題。
それはカメラマニアのおもちゃとしての存在なんです。
マイクロフォーサーズと言う規格は、以前から存在していた、フォーサーズマウントの発展系という形。
なので、フォーサーズマウントのレンズを、マイクロフォーサーズボディに装着するためのアダプターがあるんです。
これはPanasonic製

下はOlympus製です。

フォーサーズマウントのレンズと言うのは、Sigma製も含めて、40種類近くあり、いろいろ条件はつくようですが、基本的にはオートフォーカスで動くみたいです。
両社とも、これまではフォーサーズマウントのカメラがデジ一のメインモデルでしたから、これは当然ですね。
メーカーとしてはフォーサーズレンズも含めてシステムを構成しているわけです。
ここまではおもちゃの話ではなく、まじめなカメラシステム構成の話題なんですが、ここからが遊びの部分。
元々フランジバックが短いレンズを、長いボディに装着するのは困難なんですが、逆は容易なんです。例えばフランジバックが40mmのレンズだったらマイクロフォーサーズの20mmの上に20mm下駄をはかせれば良いんです。機械的なパーツだけでも出来ちゃう。
オートフォーカスは複雑なので初めからあきらめるとして、あと出来れば欲しいのは、レンズの絞りをカメラ側から制御することなんですが、これはただAE(自動露出)のためだけではなく、撮影前、構図を決める段階で、ファインダーを見えやすくするために、絞りを開放にして明るい絵を見たいというフィルム一眼時代の考え方。
そもそも光学ファインダーを持たず、液晶の画像で構図を確認するマイクロフォーサーズは、絞り込んでもそのぶん撮像系で補正してしまいますから、絞り値に関係なく明るい絵が見られるんですね。
だから絞り優先AEだけと割り切れば、マイクロフォーサーズは、ほぼ世界中のレンズ交換式カメラのレンズをAEで使用できるようになれるマウントシステムなんです。
まぁ一般の方には、そこまで必要ないでしょうが、ここが遊びの遊びたる部分。
マイクロフォーサーズ発表一年にして、実に多くの変換アダプターが発売されているんです。
まずはPanasonic純正。
Leicaのレンジファインダー、Mマウント用

そして、同じくLeicaの一眼レフ、Rマウント用

パナは以前からライカと協業し、OEMでデジカメを供給している関係ですから当然ですか。
続いてOlympus純正。

これはかつてのフィルム一眼、OMシリーズのレンズを装着するアダプターです。
さらにサードパーティ製が沢山あるんです。
NOVOFLEXブランドは、近代インターナショナル製。

LeicaのRマウント用

MinlotaのMDマウント用

Contax/Yashicaマウント用

Olympus OMマウント用

さらに、Pentaxその他で広く使われているM42スクリューマウント用です。

minolta αレンズ用

Nikon Fレンズ用

Pentax Kマウントレンズ用

こいつらのすごいところは青いリング。
一部の絞りリングが無いレンズの絞りをこれで調節できるのです。
そして今度は、Rayqualブランドの宮本製作所製です。
まずは、LeicaのMマウント用。

Contax/Yashica用と、NikonのFマウント用。

そして、Canon FDマウント用です。

まだあるんです。
何故かヤフーオークションだけに登場するんですが、KIPONというブランド製。今のところHPが見つかりません。
LeicaのMマウント用

Nikon Fマウント用

M42スクリューマウント用

そしてCanon FDマウント用です。

以上なんですが、ここまで並べてあれがありませんよね、そう、Pentax Kマウント用がないんです。
残念。
Pen Fマウントも撮像サイズが近いことから、使ってみたいんですが、Olympusさん、何とかしてください!!
あと是非実現してほしいのが、Contax Gマウント用。あの金属ボディの質感は、これからも残して行きたいレンズ群のひとつですよね。
そうそう、忘れてならないのは、絞りリングがないレンズが一部ありますね、Nikonとかに。これはたぶん使えません。
(7/15追記)さらに新しいアダプターが発売されました。
コシナからVoigtlaenderブランドでの発売。

写真は、Nikon Fマウント用ですが、じゃじゃーん、Pentax Kマウント用も同時発売です。やったーーーーー!!
これでマイクロフォーサーズ、買わなければいけなくなりましたね、へへへ。
以上自分のためのマイクロフォーサーズアダプターまとめでした。
最後に、35mm一眼等のレンズを、フルサイズ以外のデジイチで使うときの最大の問題点は、焦点距離が1.5倍から2倍程度に伸びてしまう点。これを改善するアダプターって出来ないもんでしょうか? 要するにリア式ワイドコンバーター。テレはあるのにねぇ。