不信

昔、婚活に焦っていた時に　トアル先輩が女性を紹介してくれると

いうことになった・・・・

 

訝しく思った私は　いつもより低いトーンで尋ねてみた。念のためにね・・・

 

　私：「どんな人ですか？」

先輩：「ブスだよ」

　私：「パス！」

先輩：「何で～？会ってみもせんで　だからダメなんだよ」

　私：「冗談じゃない！貴方の遊び者にされてタマッカっ！」

先輩：「何言ってるんだ　美人は３日で飽きるが、ブスは飽きなんだぞ！」

　私：「そりゃ　好みも色々あるでしょうから　ブスという表現は可笑しいのかも

　　　　知れませんが・・・」

先輩：「俺はなっ！全日本ブス連合協会の副会長とも付き合ったことがある！

　　　　よく見りゃよ！それは、それなりに　愛らしく思えて来るもんだぜっ！」

　私：「何処にそんな　全日本ブス連合協会とかあるんですかっ！？どうせ

　　　　ガセネタでしょうがっ！」

先輩：「・・・・」

　私：「やっぱりなっ！」

　　※「蓼食う虫も好き好きなので　ブスという表現は本当は存在しない言葉なのである

　　　　唯、文章を面白くする為の表現なので　カチンときたら　申し訳ない！

この先輩がブスというのなら　超ウルトラ級のドブスなのだろう　！間違いない

ったく　洒落にならねえ！増して　悲しいかな　この先輩と俺の好みの違いは

僅差なのだ・・・

前回も書いたが、女性の紹介で「かわいい」とは殆どがババを引き当てるようなもの・・・

世界一の暇つぶしの時を喰らった私は、紹介者の女友達にコブラツイストをかました

事もある・・・

どうせ、男が紹介するのは　いわくつきの者に決まっている。

私は人間不信のワンちゃんみたいに　小刻みに震え、世界一の暇つぶしに身を

投じない様に頑なに生きていく事に決めたのである。

ウウウウウッ　ガクブルッツウ

令和6年追記

あの当時は　競争の時代・・・

男共は　それなりに銭を持っていたので　女性を奪い合って

いたのであった・・・だから　自分の彼女より　上物を

他人に施すような事はなかったのである。

時は今・・・

今の若者は如何だろう

貧困化が増し　卑屈にも　皆、金持ちが恋愛競争に参加すっと

半座を空けて「どうぞ　どうぞ」と引き下がるように

なっしもうとりゃせぬか　わしゃ　悲しいのであった。

脱！現政権！今の世は　異常な時代だ　何故それが判らぬ！

ワシら世代から上は　若者と対話してあげているのか！？