2018 4月記事
トある 銀行のATM
銭をおろそうとすると 足が滑り
すっころびそうになった。
「ぎゃっ!」
すると ぷ~んと、オシッコの臭いがした。
「げっ くさっ!」
足元を見ると床が濡れていて
(嗚呼~だれか しかぶったな・・・)
最近は高齢者が増え たまに、ショッピングセンターで
同じような事に出くわす事がある。
昔は、神経質で 絶対に嫌だったが
最近、有難いことに犬の糞尿で鍛えられているので
ご高齢の方達を気遣う余裕ができた。
自分の親と一緒か 若しくは
それ以上の年齢の先輩達・・・
汚いとか 思わずに、何れは自分もこうなるのだ
だから 優しい気持ちを心がけたいと
思った私は、咄嗟に 「くさっ!」の後に
「うんにゃ 臭くないっ!」と訳の分からぬ
カバーをしてしまった。
近くに居た 若い娘のギョッとした顔が印象的だった・・・
上品にも 髪を手ぐしでとくようなしぐさをして
長い後ろ髪を顔に持っていき
口をつんと尖らせ 自分の髪を嗅ぐふりをして
鼻の穴を塞ぎ 臭いを遮っていた。
鼻の穴に直接指を突っ込まん所が上品だ・・・
(いいかい 娘さん・・
君も、いつかは梅干ババアになる。
だから、長幼の序で年長者に敬意を忘れるなよ
これが 紳士ってもんだぜ 見てくれだけの男に
騙されちゃ~いけねえ!)
と、心の中で 優しく話しかけたのであった。
ps まさか あの娘さん、俺がしかぶったと
思っていないだろうな・・・
だって 言い出しっぺを
疑うのが博多の女の鉄則だからな だから、
足の裏をオーバーアクションで床にこすり付けたので
容疑は晴れとるはずだ。