楽園にて・冬支度

静かな楽園、それはわたしの魂を預けてある場所。
「ただいま」
そう、森に話しかけたら
思いがけず、返事がかえってくる。
感動で胸がいっぱいになる。

もうすぐ、冬が来るんだね。

声は出さずに、森と会話をしながら、歩く。
森に溶けたい。
ひとつになりたい。

水面を風が通って行く。

水と風とのおはなしが聞こえる、見える。

水面に映る、木々たち。

木々は、こうして、水に手を差し伸べている。
届けたいと思えば、届かないものなんて、ないのかもしれない。

きみのところまで、あと、少し。

さようなら。
また、来るね。

静かな楽園　春、5月
夏の楽園　8月

コメント (4)

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ああ (Lefty): 2005-11-01 07:33:34; 空気の冷たさが伝わってくる気がします。

やっぱり日本はそういう意味で広いのかも知れませんね…。; 返信する

水のキレイな風景・・ (ofuu): 2005-11-01 12:07:55; こんにちは。

夏の楽園での小川の写真。

今回も水と風、そして水面に映る木々。

キレイな水に心惹かれています。

春の記事でも湧き水のことが書かれてましたよね。

街中ではなかなか出会えない水だなぁと思いました。; 返信する

Leftyさん、こんぱんわ。 (かなこ): 2005-11-01 23:47:03; 雪国と南国の差、こういう季節の変わり目には改めて距離を感じますね。

このときは、まだきーんというほどの寒さではなかったのですけれど、日が暮れかかっていたので、色がなくなりました。

あ、なんか急に極彩色の沖縄に行きたくなりましたよ。

こちらでは、これからモノトーンの写真になってしまうので、沖縄のコントラストが恋しくなるのです。ないものねだり。。。; 返信する

ofuuさん、こんばんわ。 (かなこ): 2005-11-01 23:47:46; へへ、ふだんは勝手にひらがなにしているのに、ローマ字表記にしてみましたよ。

うん、きれいな水なんですよね。

街の中では、こんな湿地が出現したら、都会の人がぬかるみにはまって大変なことになってしまいますね。(←一応想像してみた)

決して、明るくはない、鬱蒼とした森に囲まれた湿地なんですけれども、やたらと豊かなものを感じるのです。

一度、晴れやかな顔をしているここに、会ってみたい気持ちになっています。

春の芽吹きの頃なら、きっと・・・; 返信する

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