人生には、いつも終わりと始まりがある。
大きな始まりと終わり。
小さな始まりと終わり。
そんなことの繰り返し。
始まることは嬉しいけれど、終わるっていうことは怖くて、悲しくて、淋しくて、
なるべく見ないようにしてきた今までのわたし。
でもね。
きちんと終わるって大事だなって気づいたの。
終わりをきちんと見つめて、しっかりとお別れができたら、
次の始まりをちゃんと迎えることができるような気がするんだ。
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最近、そんなことを思っています。
以前のわたしは、出会ったすべての人と「またね」って別れました。
時には、次があるわけはない、その場だけの出会いもあって、
「またね」って言うと、とまどった顔をされたりしたけど、
それも、気がつかないようにしてました。
どんな人とも、生きていればいつかはまた会えるって信じることに希望を持ちたかった。
いつかはまた会えるかもしれない、それは、確かにその通りなのだけど、
けじめがない気がしてきました。
きちんと終わらせる、ということも大切なことだよね。
先日GYAOで見ていた
「ハクション大魔王」は、テレビでの丸一年にわたる放送のあいだ、ずっと笑いがいっぱいのお話。
その最終回、あと一度壷から出て壷に戻ったら次は100年後まで出て来られない、と壷の中で魔王が言われます。
100年って言ったら、カンちゃん(主人公?の男の子)にはもう会えない。
それで、カンちゃんにくしゃみされて壷から出てきて、ひたすら、別れを惜しむ涙涙の30分。
そこまでしっかり別れをするのか、最後まで笑わせてくれるというのは、この時代のにはなかったのか、と思いました。
でも、こういう風にしっかりと別れることって、大事だなぁと思ったのです。
別れの淋しさをごまかすのではなくて、きちんと終わること。
毎日の中にも、小さな始まりと終わりがあります。
そのひとつひとつは、一度しかない人生そのものかもしれない。
大事にしたいと思うことの終わりは、しっかり受け止めたいと思います。
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あ。
ブログやめようとかいう話ではないです。