フローリングの代表的な3つのタイプを見てください。
▲A) 無垢フローリング【杉】 厚さ:30mm 巾:220mm
▲B) 3層フローリング【パイン】 厚さ:15mm 巾:160mm
▲C) 合板フローリング【アッシュ(タモ)】 厚さ:12mm 巾:120mm
フローリングの3つのタイプの写真を見てもらいましたが
どうでしょう? どんな印象を持たれましたか?
最初の 無垢フローリング は、フローリングの中でも
寸法は格別に大きいほうに入ります。
この杉板の巾が 22cm ありますが、私が知っている板の中では最大です。
写真みて、、、まぐろの身の厚切り みたいなイメージがしてきました。
無垢フローリングは、巾が
12cm 15cm くらいが一般的です。
厚さは
12mm 15mm が一般的。
寸法はいろいろですが、重要な事は、その厚さ全部が、本物の木である事。
もう一度、無垢フローリングの写真を見てください。
・・・・
その「 密度感 」というか「 充実感 」を感じてもらえるでしゅうか。。
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次に【3層フローリング】です。
表と裏に 厚さ3mm の無垢材を使い、まん中に、別の木をつかい、その3枚を重ねて接着したものです。
表面が3mmあるだけに、本物感 を感じます。
ただ、張ってある事がわかるだけに、
「充実感」 とか 「信頼感」 みたいなものは、半減します。
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最後に 【合板フローリング】 です。
表面材は 1.2mm 程度。
その下は 合板・・ ベニヤ・・ と言われるものです。
それ自体が薄い板を何枚も張ったものです。
張り重ねた板の上にまた薄い板を張ったものが
合板フローリングです。
もはや、それを見ても 「充実感」を感じません。
表面材が1mm程度だと、大きな凹みや傷の場合
下地の合板が見えてきてしまいます。
せっかく「アッシュ材だ!」と喜んでいても、傷がつくのが怖い気がしてきしまいます。
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板の断面を見る事で、あなたの気持ちは、変わりますか?
なぜ、薄い板を張り合わせたフローリングがあるのでしょう?
それは・・・
「 反り 」とか「 伸び 」とか「 割れ 」と言った、「困った」ような事を無くしたいからなのです。
それらは、一般的には クレーム になります。
作り側はそれが嫌ですから、できるだけ、気候・環境の変化に左右されず、職人の腕に頼らず、出来上がるようにしたいのです。
その意味で優等生なのが 合板フローリング です。
表面が薄くなるほど、製品として安定性が生れます。
物としての「充実感」を無くす事との引き変えに・・・。
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最近は、さらに薄い表面材を使ったフローリングが一般的になりました。
厚さは・・・紙と同じです。実は、もう、木ではありません。
木の柄(がら)を印刷したシートです。
こんなものです。↓
http://www.dnp.co.jp/kenzai/product/brand/brand05/
「傷つきにく汚れにくいもの」という人の欲望と
「生産しやすく施行しやすい」という作る側の欲望が
一致したものです。
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シートフローリング含めて、4つの種類がフローリングにあります。
「 どれが一番いいの? 」 という問いに対して、うまく答えられません。
ではどうやって選ぶのか・・・
それは、考え方 です。
価値感 と言ってもいいでしょう。
あなたは
家に何を求めますか?
どんな事を大切に生きていたいですか?
「表面的な華やかさはいらない」
「メンテナンスフリーはないと思う」
「たとえ簡素でも、質のある暮しをしたい」
そう思う人には、無垢のフローリングをお勧めします。
ただ、イメージだけの 無垢材 ではなくて
実際に 「 見て・触れて・感じて 」 その上で判断してもらうのがいいと思います。
よかったら、無垢のフローリングを体験してみませんか。
いろいろな木の種類、厚さ・・・
そして10年経った時の姿を知る事ができます。
こちらで体験できます。
無垢のフローリングに興味のある方は、来てください。
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申込は8/6 24時まで
http://s-coco.net/openhouse/sugi_taikenkai.html
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