20年前ある建築家に依頼した家。1階は円形のプラン、２階の半分は浴室とインナーテラス。施主はとても気にいっていました。しかし…お子さんの成長とともに、「居場所」のない家になってしまいました。
元の家を尊重しつつ、家族それぞれの居場所のあるやすらげる家に作り変えました。
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写真1枚目
工事前の2階の寝室。工事前、この家の唯一「個室」と言える場所でした。でもこの寝室は通路でもありました。階段を上ってくるとこの部屋に入ります。この部屋の左奥が浴室、正面がインナーテラスで、ここを通って行きます。夫婦だけならよくても、子供が生まれ3人になった途端、「”居場所がない”問題」が生れ、子供の成長とともに「問題」はどうしようもなく大きくなりました。
ベッドも２つしかない。ご主人は…？（推し計ってください）
↑工事後、写真１枚目と同じ位置から撮影。
正面（南側）に２つの個室を作りました。正面奥がお子さん（以前はインナーテラス）の、その左がご夫婦の部屋（以前は浴室）。
元は4.5帖くらいのスペース。そこに浴室（2帖）を作り残りがL字の廊下。
↑個室の手前で左へ曲ると天井の低い廊下。
↑左が浴室とその奥に洗面脱衣。右に寝室。
↑振り返る。低い廊下の上はロフト。その上の屋根には新しくトップライトを作ったので奥まっても薄暗くない。
↑洗面脱衣場から廊下方向。その奥が寝室。
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ご主人はこの廊下を通る事を楽しんでくれています。
朝だという事、夜だという事…以前は「そうゆう（ささいな）事をあまり感じられませんでした。」と。
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家に居場所ができると
「安心と心の余裕」が生まれる。
光の変化や季節の移り変わり
という当たり前にある事にも
気づけるようになる。
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