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リノベーション設計 2つの考え方

【夫婦と猫の家リノベーション:中野の家(R) 工事完了時のキッチン】

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工事完了時のページの写真の入れ変えと追加を行いました。

ぜひご覧になってください。↓

http://s-coco.net/works/nakano_R/nakano_R_001.html

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ある建築雑誌の特集が 『リノベーション』 でした。

そこに出ている実例を見ていて、ある一つの家が、とてもひっかかりました。

「いい意味」ではありません。

 

その家は、一般的な木造です。四角い形をイメージしてください。

その骨組みの一部を壊し、ひし形のような形を

その家の中に新しく作る、という感じの工事をしていました。

 

それ見て思いました。

「なんで建築家って、これみよがしに何かを作ろうとするんだろう。。」

 

**

 

リノベーションの設計をする場合、

二つの考え方があると思います。方向性と言ってもいいでしょう。

 

ひとつは・・・

元の建物になじむように作り変える。

良さを引き出して再生する。

 

もう一つは・・・

元の建物に、新しい形を入れ込んで対比を作る。

刺激を与えて活性化させる。

 

 

 

どちらがいい悪いという話ではありません。

元の建物の状態、 施主の求めるもの によって決まる事です。

 

ただ、根本的に元の建物に対する考え方違うように思います。

以下は私の考えです。

 

 

 

『良さをひき出す』という場合

その建物をまず尊重しています。

 

『刺激を与える』という場合

「そうしないと どうしようもない」と思うから。

 

 

方向性が違うように思うのです。

 

 

刺激を与える必要のある計画もあるでしょう。

特に商業的な、集客を考える場合には。

 

 

ただ、刺激というのは一過性のもので、

場合によっては飽きられてしまいます。

 

 

私は、住宅で考える場合には、

『刺激』の方向ではないと思っています。

 

リノベーションした家が、所有者が変わって、またリノベーションする事も考えられます。

 

マンションの場合には、リノベーションと言っても インテリアですから、

何度でも作り変えができます。

でも、木造住宅の場合、構造に手を付けていくと

その次って・・・難しくなります。

できない話ではありませんが、「そんな事するくらいなら建替える」

となります。

 

そもそも、構造を大きく作り変え、何か新しいものを入れ込むのなら

リノベーションする必要がないんじゃないかと思うのです。

スケルトンにする必要があり、構造の工事をするのですから

費用的にも、建替えても同じようになります。

 

 

リノベーションをするのは

『 その建物の存在を尊重し残したいから 』

だと

私は考えます。

 

 


家作りはたくさんの考える事があるので、考えるほどに わからなくなってしまいます。

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志田茂建築設計事務所

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