マゾヒズムに花札を!

Female Domination & BDSM …とは殆ど関係ない花札に関する四方山話です。

渡り鳥の帰り道

2006年08月01日 14時14分40秒 | 芒 - 8月
芒陰暦の8月は『月見る月』ですね。
花札の8月はと言えば、俗に坊主と呼ばれている芒です。

この月は、10点札と20点札と両方がありますよねえ。12ヶ月中このパターンは2月だけです。
八八と呼ばれている合わせ競技においては、この二枚を合わせると一遍に30点入る、
これを下世話に『三十坊主』と言うのですが、完成させると嬉しくなります。
20点札は名月を配した夜の景色、10点札は雁を配した昼の景色、ビジュアル的にも楽しいものがありますよねえ。
この時期は、お月見の季節であるのと同時に、渡り鳥のシーズンでもあるのです。

古文書に見る渡り鳥の通り道と言えば吉野でしょう。
万葉集にこんな歌があります。

  大和には 鳴きてか来らむ 呼子鳥 象(きさ)の中山 呼びぞ超ゆなる

万葉における吉野につき言及しておきましょう。
吉野に行幸した天皇といえば伝説時代を除けば、斉明天皇、そして離宮が出来た天武・持統以降は歴代ということになりますか。
意外なことに、万葉には花の吉野は一首も出てこない、出てくるのは全て風光の吉野、山川の吉野です。
と、この言い回し、



持統上皇にささぐ

をほぼ丸写ししました。

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………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!