月刊「祭御宅(祭オタク)」

一番後を行くマツオタ月刊誌

365.大宮八幡宮祇園祭の法被(月刊「祭御宅」2021.7月3号)

2021-07-11 01:48:49 | 民俗·信仰·文化-その他祭-
●大宮八幡宮の祇園祭
7月18日、三木市大宮八幡宮で祇園祭が行われます。管理人も代役として法被を着て参加することになりました。法被にも秋に屋台を担ぐためのものとはまた違う特徴があったので、紹介していきます。
その前にひとまず祭の概要を。
大宮八幡宮は九社八幡宮などと江戸時代は呼ばれたように、九柱の神さんが鎮座されてます。そのうちの一柱が祇園祭の神さんであるスサノヲノミコトです。
↑祭当日は神事のみですが、神道護摩といって、修験道の護摩焚きの神道版が宮司さんによって行われます。護摩壇は常時あるものではなく、祭前に役員によってつくられます。

↑提灯もあげました。

↑茅の輪くぐり用の茅の輪。美嚢川から茅を刈り、つくられたものです。神戸の神社などにも茅はお分けするそうです。参拝者は8の字にくぐります。

●祇園祭用法被
文字、図柄
↑「茅」の文字とそれをかこむ茅の輪。下側は輪がつながっています。

↑市民憩の会の文字。どのような団体かネットで調べたけれど分かりませんでした。
↑祇園祭には原則、各町の宮総代と副総代が参加します。なので、各屋台ではなく、より小さな単位の各町に二枚ずつ法被が配られます。管理人の法被には「大日」の文字が縫われていました。

機能
(色)
 祇園祭は猛暑の中行われるので、それに対応していると思われます。まず一つ目が色。秋祭りの法被は新町の黄色以外は、黒、紺、深緑、青と色の濃いものばかりです。しかし、祇園祭のものは白地になっています。これで、日光による気温の上昇をおさえることができます。
(袖)
袖も秋祭り用のものよりも短く、七分より短い五分袖といえるくらいの長さです。

デザイン、機能ともに祇園祭ならではの工夫がなされていることがわかりました。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿