●一月三日の恒例行事
毎年一月三日になると、大阪市の杭全神社に大阪府外からも大勢の祭マニアが集まります。杭全神社に奉納する九か町のだんじりのうち、当番の町が注連縄を神社に奉納します。その注連縄はだんじり によって運ばれます。
今年は馬場町の当番でした。
こちらでも書いた通り、注連縄を奉納した町がその年の夏の祭で、神輿を担ぎます。また、昨年は布団太鼓を担いでいます。夏・布団太鼓→新年・注連縄奉納→夏・神輿の順になります。
特別な年を迎える馬場町、真冬でも屋根の上に乗っている若者は下は裸です😳 気合で寒さも吹っ飛ばしているようでした。見た目、現在41歳の管理人より10ほど上の方によると、その方が生まれた頃にはすでにだんじりによる注連縄奉納は行われていたそうです。
↑注連縄の奉納が終わった馬場町だんじり
↑昨年の杭全神社の夏祭。布団太鼓を担いだのは馬場町でした。
●新年のだんじりはじめ
今年、祭で9年に一度の当番を迎える馬場町の方はもちろんのこと、大阪市内や各地のだんじり好き、祭好きにとってもこの注連縄奉納は特別なものになっています。
管理人も、いつも写真をくださるF氏に誘っていただいてから、機会があるごとにこの祭を見学しています。それと同じく、新年の「初だんじり」とばかりに、各地のマニアや祭好きが集まってきていました。
↑見学者も年々増えているように思います。
管理人もいろんな祭でよく会う方と新年の挨拶をしました。そして、休憩となるとあちこちで花咲く祭談議。こちらでは、馬場町だんじりの見事な彫刻について話し合っていました。一方反対側では、別の町の青年団の若い人たちが自町のこれからについて、熱い議論を交わしていました。
杭全神社の注連縄奉納は、「自分たちの祭をどうするか」を見学する人たちに考える場を与えるという役割を、いつの間にか担うようになっているみたいです。
↑最後は後片付け。
↑最後は後片付け。
テキパキと動く若い人達の姿が印象的でした。なんぼ能書きたれても、どっかの祭ブログ管理人みたいに、トロトロ動いているようではつかいもんになりません^_^;