キャスト①

釣りを始めるにあたって最初に手こずる難問ってやっぱりキャストだと思うのね
手竿での釣りは別としてリールの仕組が判らない内はどうやってラインが放出され、また巻き取られるのかが判らないっしょ！

オイラは投げ釣りから始めたのだが未だに『投げ方』をよく判っていないかも。
目測では１００m位飛べば釣りにはなっているので特に問題していないつもりだったけどやはりＰＥライン付けて１５０ｍも飛ばす遠投マンを見ると凄いなぁと思うと同時にオイラも飛ばせるようになりたいなぁと思うのもまた事実。
道具のせいにはしたくないけど投げ釣りのキャスティングリールにＰＥ付ける金も無い・・
並継ロッドを買う金も無い・・・
磯釣りが好きなもんで荒々しい磯を歩くには小さくまとまる振り出しロッドが持ち歩きに便利と金の無い自分に言い聞かせている訳なのよねん。


オイラが始めて海釣りでキャストしたのは確か小学校４年生の時だったけな。
ディスカウントショップで購入した９８０円の竿・リール・仕掛けのセット物。
親父に海に連れて行って貰った時に初めてキャストしたがまったく前に飛ばず上に行ったり足元に落ちたり・・・・
兄貴が結構上手に前に飛ばしておりオイラに「真っ直ぐ投げれ、剣道の面の様に」（兄弟で剣道習っていた）とコツを教えてくれたらマズマズ投げれるようになった。

そんなことも有り大人になってから釣りを始めた頃キャストする動作は判ってはいたので特に誰に付いて行くわけでもなく、教わる事も無く一人で釣行していた。

あまり昔話をしても長くなっちゃうだけなので本題に入るけど誰しもが『もっと遠くに！』と言う願望が有ると思うのね。
オイラもその一人で雑誌やＷＥＢでより飛ばすキャスティングの方法を調べだだっ広い空き地で練習したもんだ。
当時みた雑誌に『４．５の竿をフルスイングするには身長が２ｍ以上ないと意味が無い』
と読んだ事もあり「竿が長いほど飛ぶ」と思っていたオイラは４．２ｍのグラスロッドを買い、人より小柄なオイラは３．９でも良いのではとまたまたグラスロッドを買い直しで今の４０５が一番シックリ来ると自分なりに感じ取ったのさ。

そして次にぶつかった問題がラインの太さ。当初はカレイ狙いでも４号以上のラインを付けていた。しかし隣の釣り人の半分も飛ばない。グラスロッドのせいにした。
んで安価のカーボンロッドを買った。軽くて使いやすいが飛距離は特に変らない・・・

後に同僚の加トちゃんが釣りに詳しいと判り釣り談義の中で「力糸」と言うものが判った。
ラインも２～３号で十分。リールは当時キャスティングリールではなく古臭い大型スピニング。ラインの放出をスムーズにする為にスプールには下巻きのラインを巻きメインラインをギリギリまで巻く。そこで初めて『飛ぶ』との実感が湧いた！！

これは全て道具の利用性で飛んだようなもの。
『技量』ではないのね。
キャスティングの技量とは誰もが口を揃えて言うのが『投げるより曲げろ』
ロッドの反発力をいかに錘にのせるかが勝負どころ！！

腕は投げるのではなく『押す・引く』
すなわち右投げの人ならばラインを掛けている指の右手は押す。竿尻を持っている左手は引く。
このコツを掴んだだけで１００ｍラインに届くことが出来た。

したっけ今度は竿の反発力＋αが欲しい所。
それは遠心力とパワーなんだよな。
オイラは投げ釣りで８割がた足場の悪い磯なので仕掛けの垂らしをスナップが竿先から少し離れるくらいにして振りかぶった状態から投げる。
サーフや漁港等足場の良く広い所では仕掛を地べたに付け竿先も地にギリギリに置き思い切って投げる（押す・引く）
この差はかなりデカイ。

しかし足場の悪い所でもかなり飛ばす方も居る。オイラと違うのはパワーもそうだが『体の捻り』も利用する技術があるのね。

オイラは今年の春石狩サーフでその辺も見よう見真似でやってみたが仕掛けは大幅に左に行き海どころか波打ち際に投げている始末・・・

んで下手に捻りを加えるとロッドまでもがよじれてしまい余計に飛ばないらしい。
それをカバーしてくれたのがカーボンの編み混み方でよじれに強い「Ｘ構造」とやら。
オイラもＸ構造のサーフリーダーＥＶを購入してその歴然とした差に感動していたのだがやはりそれは「腕」ではなくて「道具」によってのもんよな～。


あらら・・

キャストに対してのウンチクを語ろうと思ったのに

昔話と道具の話でいっぱいいっぱいになっちゃた。


この続きはまた明日にでも。