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法務問題集

法務問題集

刑法 > 罪 > 過失傷害の罪

2015-08-16 00:00:00 | 刑法
【問題】
01. 重過失によって人を死傷させた場合、重過失致死傷罪が成立する。

02. 重過失致死傷罪が成立した者は、5年以下の懲役や禁錮、100万円以下の罰金に処される。

【解答】
01. ○: 刑法211条(業務上過失致死傷等)後段

02. ○: 刑法211条(業務上過失致死傷等)前段準用

【参考】
業務上過失致死傷罪 - Wikipedia

刑法 > 罪 > 傷害の罪

2015-08-15 00:00:00 | 刑法
【問題】
01. 睡眠薬を摂取させて急性薬物中毒の症状を生じさせた場合、傷害罪が成立し得る。

02. 傷害罪が成立した者は、15年以下の懲役や50万円以下の罰金に処される。

03. 他人の髪を勝手に切った場合、暴行罪が成立する。

04. 暴行罪が成立した者は、2年以下の懲役や30万円以下の罰金、拘留、科料に処される。

【解答】
01. ○: 最判平24.01.30 要旨
睡眠薬等を摂取させて数時間にわたり意識障害及び筋弛緩作用を伴う急性薬物中毒の症状を生じさせた行為につき傷害罪の成立が認められた事例

02. ○: 刑法204条(傷害)

03. ○: 大判明45.06.20 要旨2
人の毛髮鬚髯を切断若くは剃去する行為は人の身体の一部に対する不法侵害たる暴行にして唯傷害の結果を生ぜしめざるに過ぎざるを以て刑法第208条の暴行罪を以て之を処罰すべきものとす

04. ○: 刑法208条(暴行)

【参考】
傷害罪 - Wikipedia
暴行罪 - Wikipedia

刑法 > 罪 > 汚職の罪

2015-08-13 00:00:00 | 刑法
【問題】
01. 公務員が職権を濫用して人に義務のないことをさせた場合、公務員職権濫用罪が成立する。

02. 公務員が職権を濫用して権利の行使を妨害した場合、公務員職権濫用罪が成立する。

03. 公務員職権濫用罪が成立した者は、2年以下の懲役や禁錮に処される。

04. 手形の振出権限を有しない従業者が手形を無断で作成して振り出し、自身の債務の弁済に充てた場合、収賄罪が成立する。

05. 公務員が職務に係る賄賂を収受した場合、収賄罪が成立する。

06. 公務員に職務に係る賄賂を供与した場合、贈賄罪が成立する。

07. 贈賄罪が成立した者は、3年以下の懲役や250万円以下の罰金に処される。

【解答】
01. ○: 刑法193条(公務員職権濫用)

02. ○: 刑法193条(公務員職権濫用)

03. ○: 刑法193条(公務員職権濫用)

04. ×: 刑法162条(有価証券偽造等)、163条(偽造有価証券行使等)、246条(詐欺)1項

05. ○: 刑法197条(収賄、受託収賄及び事前収賄)1項

06. ○: 刑法198条(贈賄)

07. ○: 刑法198条(贈賄)

【参考】
公務員職権濫用罪 - Wikipedia
賄賂罪 - Wikipedia

刑法 > 罪 > 礼拝所・墳墓に係る罪

2015-08-12 00:00:00 | 刑法
【問題】
01. 説教や礼拝、葬式を妨害した場合、説教等妨害罪が成立する。

02. 説教等妨害罪が成立した者は、1年以下の懲役や禁錮、10万円以下の罰金に処される。

【解答】
01. ○: 刑法188条(礼拝所不敬及び説教等妨害)2項

02. ○: 刑法188条(礼拝所不敬及び説教等妨害)2項

【参考】
礼拝所及び墳墓に関する罪 - Wikipedia