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法務問題集

法務問題集

民法 > 総則 > 法律行為 > 取り消し > 追認 > 法定追認

2003-05-25 00:00:00 | 民法 > 総則
【問題】
01. 追認できる時よりも前に取り消せる行為によって取得した権利を譲渡した場合、追認したものと看做す。

02. 追認できる時以後に取り消せる行為の全部を履行した場合、原則として、追認したものと看做す。

03. 追認できる時以後に取り消せる行為の一部を履行した場合、原則として、追認したものと看做す。

04. 追認できる時以後に取り消せる行為の履行を請求した場合、原則として、追認したものと看做す。

05. 追認できる時以後に取り消せる行為の履行を請求した場合、異議を留めたときでも、追認したものと看做す。

06. 追認できる時から5年間行使しなかった場合、追認したものと推定する。

【解答】
01. ×: 民法125条(法定追認)本文柱書
追認をすることができる時以後に、取り消すことができる行為について次に掲げる事実があったときは、追認をしたものとみなす。

02. ○: 民法125条(法定追認)本文2号

03. ○: 民法125条(法定追認)本文2号

04. ○: 民法125条(法定追認)本文2号

05. × : 民法125条(法定追認)但書
異議をとどめたときは、この限りでない


06. ×: 民法126条(取消権の期間の制限)前段
取消権は、追認をすることができる時から5年間行使しないときは、時効によって消滅する

【参考】
民法第125条 - Wikibooks
民法第126条 - Wikibooks

民法 > 総則 > 法律行為 > 取り消し > 取消権者 > 瑕疵ある意思表示

2003-05-20 02:00:00 | 民法 > 総則
【問題】
01. 第三者は、錯誤によって取り消せる行為を取り消せる。

02. 詐欺による表意者は、詐欺によって取り消せる行為を取り消せる。

03. 詐欺による表意者の代理人は、詐欺によって取り消せる行為を取り消せる。

04. 詐欺による表意者の承継人は、詐欺によって取り消せる行為を取り消せる。

05. 詐欺による表意者の保証人は、詐欺によって取り消せる行為を取り消せる。

06. 強迫による表意者は、強迫によって取り消せる行為を取り消せる。

07. 強迫による表意者の代理人は、強迫によって取り消せる行為を取り消せる。

08. 強迫による表意者の承継人は、強迫によって取り消せる行為を取り消せる。

【解答】
01. ×

02. ○: 民法120条(取消権者)2項

03. ○: 民法120条(取消権者)2項

04. ○: 民法120条(取消権者)2項

05. ×: 大判昭20.05.21

06. ○: 民法120条(取消権者)2項

07. ○: 民法120条(取消権者)2項

08. ○: 民法120条(取消権者)2項

【参考】
民法第120条 - Wikibooks

民法 > 総則 > 法律行為 > 取り消し > 取消権者 > 行為能力の制限

2003-05-20 01:00:00 | 民法 > 総則
【問題】
01. 制限行為能力者は、行為能力の制限によって取り消せる行為を取り消せる。

02. 制限行為能力者の代理人は、行為能力の制限によって取り消せる行為を取り消せる。

03. 制限行為能力者の承継人は、行為能力の制限によって取り消せる行為を取り消せる。

04. 制限行為能力者の同意権者は、行為能力の制限によって取り消せる行為を取り消せる。

05. 制限行為能力者による法律行為の相手方は、行為能力の制限によって取り消せる行為を取り消せる。

06. 制限行為能力者が行為能力の制限によって取り消せる行為を取り消した場合、同意権者は取り消しを取り消せる。

【解答】
01. ○: 民法120条(取消権者)1項

02. ○: 民法120条(取消権者)1項

03. ○: 民法120条(取消権者) 1項

04. ○: 民法120条(取消権者) 1項

05. ×

06. ×

【参考】
民法第120条 - Wikibooks

民法 > 総則 > 法律行為 > 無効 > 原状回復義務

2003-05-19 01:00:00 | 民法 > 総則
【問題】
01. 無効な行為に基づく債務の履行として給付を受けた者は、原則として、相手方に原状回復義務を負う。

02. 無効な行為の時に制限行為能力者だった者は、その行為によって現に利益を受けている限度で返還の義務を負う。

【解答】
01. ○: 民法121条の2(原状回復の義務)1項

02. ○: 民法121条の2(原状回復の義務)3項後段

【参考】
民法第121条の2 - Wikibooks