女の人って占い好きだよね。
女性誌に必ずといっていいほどある占いのページがその証拠だし、実際うちの家族や知り合いの家族でも、女性陣は朝番組の占いのコーナーに一喜一憂してる。
女性が占いが好きというのを、否定するつもりはないんだけど、ただ、おれは、まったく、こうゆうのは、どうでもいい。
たとえ占い見たとしても、ゲーム感覚というか、よかったら気持ちいいし、悪かったら気持ち悪い、ただそれだけ。
だから、朝のテレビの「今日の運勢」とかで『凶』って言われたら、
「ああやっぱりね」って感じ。「だっておれ今不快だもん」て感じ。
凶はもう始まってるっていうか、凶の元凶はこれか、みたいな、火種はこれか、みたいな。
おみくじなんかも、全然信じない。どうでもいい。
だって『南の方角が吉』と言われたところで北半球に住んでるおれは、どうしたらいいの?
たとえ南に引っ越したところで、もしそこが「メゾン西川」だったら、どうすんの?
欠陥住宅だったら?耐震偽造だったら、どうしてくれんの?
とにかく、
ちょっと南に動いたからといって、北にいることに変わりはないし、方角気にしてこんなちっちゃい狭いところで移動してらんない。
「せまい日本 方角気にしてどうすんの?」である。
あと、おみくじを好きになれないのは、うやむやなとこ。あいまいなとこ。
大吉出しても「今が一番いいから、ここから下降する」とか言ったりするし、逆に大凶だと「めずらしい、ツイてる」みたいなね。
もうどっちつかず、はっきりしてって感じ。
だからね、
『大吉』が最高、最強で、
『大凶』は最低、最悪で、
めしがノド通らなくなるかも、でいいじゃん。
歯茎から毛が生えてくるかも、でいいじゃん。
じゃないと、白黒つかない。
そして『吉』が
真ん中、標準、普通、
可もなく不可もなく、それ以上でもそれ以下でもない、
つまり、プラマイゼロ。
だって、
『吉』っていう漢字は
+(プラス)
-(マイナス)
0(ゼロ)
って、書くのだから。