ヘチマカス

「泣いてみようとしたが泣けなかった…」「笑ってみようとしたが笑えなかった…」そんな心の不感症カモンが送る無意欲文章群。

Voice Of Wonderland

2007-05-24 | Weblog

おれはさ、VOWネタみたいに、ちょっと町で見かけた面白看板とか、

片田舎で拾った面白標識なんかを、なんのひねりもなく、

ただ載せていくようなマネは
したくないんだよ。


あれは、もうVOWの仕事として、おれは太刀打ちできないから。




だけど、なんだよ、これ。



「5月新築開店」って



そんな「新築」を押しださなくても、

「新装開店」でいいんじゃねーの?


















あと、これ。




なんで、マンションの北向きに

4つも窓、つけてんだよ。


しかも出窓。





日、当たらねーし、いらねーだろ、これ!















キュキュキュのキュー

2007-05-07 | Weblog


大人ってこどもには仲良くしなさい、って言うくせに
どうして自分たちは、けんかばかりしているの?


そして、大人のけんかって、一度始まると、なかなか、やまないのよね。たちわるいのね。

最近気になったのが、

キャンディキャンディの原作者:水木杏子先生と、
と、漫画家のいがらしゆみこのけんか。

水木VSいがらし。

このけんかは、まあ、簡単な話、
原作者に内緒で、漫画家のいがらしがキャンディの絵を描いて、
それで、お金をがっつり、儲けていたってわけ。

結局、このけんかは、水木杏子先生の勝ちで、終わったんだけど、
こうゆうお金がらみのけんかって、おとなは大好きみたい。

そばかすなんて気にしなくっても、おてんば、いたずらだいすきでも、
お金がらみのけんかが、やっぱり一番すきみたい。



もうひとつ、お金がらみのけんかで、気になるのが、
オバQ。そう、オバケのQ太郎。

これは、むかし手塚を慕ってトキワ荘に集まった漫画家志望の若者たちが、

アニメ制作会社(スタジオ・ゼロ)を設立して、
その運営資金を稼ぐための手段として、藤子不二雄中心にできた漫画なの。



だからストーリーと主要人物は藤子不二雄が担当して、
そのほかのサブキャラを石ノ森章太郎が描いたり、背景をまた別の漫画家が描いたり、
いろいろな人が力を合わせてできた漫画だから、


結局、今にになってお金でもめているんじゃないかって、言われているってわけ。


だから、ずっと絶版状態で、復刊できないんじゃないかって。


オバQは、犬とお金に弱かったって、わけ。


 


だけどさ、やっぱり、思うことはさ、

なんて大人って、頭が固いのかしらってこと。

つまりさ、

みんなでつくった漫画なんだもん。

みんなで、分ければいいじゃない。

ねっ、ねっ。いい考えでしょ!

おとなたち。

そう思わない?

おとなたち。

ちょっとあたま、


固すぎやしませんかー。









けれど、これだけの人気漫画

印税っていったって、そんなちょっとやそっとの量じゃ、ないでしょう。

たんまり入ってくるんでしょう?














     うん!!!






婆盛り診断

2007-05-02 | Weblog


最近、婆であたまがいっぱいの若者が増えている。

信号待ちをしているとき、信号待ちをしていないとき、
ふと気付けば婆のこと考えてしまってる、っていう人いませんか?

心当たりあるっていう人は、要注意!

このまま放っておくと、婆に脳みそハッキングされます。

そうならないためにも、まずは、この検査で、どれだけ婆があなたの頭の中をはばかっているのか、自覚しておくことが大切です。

しかも、今なら夜ごはんのおかずに毎日迷っているっていう奥様方に朗報!診断結果によって、うれしい献立のアドバイスも貰えちゃうよ!わ、ざんしーん!いっきょりょうとくー。


それでは、あなたの脳内婆濃度お量りします!その名も、







早速、診断に入ります。


まず、

婆が自転車で二人乗りしているところを、思い描いてください。


描けましたか?

イメージすること、これがたいせつです。


描けましたね。描けないひとは、追いていきます。






それでは、


あなたの頭の中の婆のイメージに、該当したものがあれば、そのポイントを加算していってください。

・自転車の二人乗りが婆同士の二人乗り-----------------------------10婆
・その婆が双子-------------------------------------------------------------------------20婆
・二人の婆の衣装がお揃い------------------------------------------------------25婆
・後部席の婆がうしろ向きに座ってる-------------------------------------40婆
・前のカゴになーーんにも入っていない---------------------------------50婆
・しかし祭り帰りとわかるアイテムを1つは持っている---------1万婆




いかがでしたか?




それでは、結果です。



★10婆以下-------だいぶ余裕あり

診断結果が10婆以下の人は、ぜんぜん婆に侵食されていません。むしろもうちょっと婆について考えましょう。夜ごはん、今夜は家でなんて済まさずに、ちょっと外に出て、お洒落なBAR(婆)に足を運んでみては?カウンターにステキなカクテルが届いたら「あちらの婆から」なんてこともあるかも!?



★20婆~45婆-------若干の余裕あり

まだまだ婆に侵されていないはいないけれど、このままいくとすぐに婆は増殖します。ビリヤードなんかやってるときでも、無意識のうちに婆のほうにおしりを向けてしまっています。そんなあなたは、夜の食事は諦めて、お菓子でも焼いてみては?今ならバー(婆)ムクーヘンでも、まだ間に合います。




★50婆~80婆-------ちょっとギュウギュウ

あなたは、頭の中の婆にちょっとエサを与えすぎでは?エスニックか婆かくらい、婆に目がないそんなあなたは、かなりの婆シグナルが点滅してますよ、不規則に点滅してますよ。おどけた顔して点滅してます。はにかみ屋さんだけど、婆には積極的なそんなあなた。エスニックは今度にして、今日は中華にしてみては?ただし、バー(婆)ミヤンで麻婆豆腐だけは避けてくださいね。




★85婆~1万婆-------かなりギュウギュウ。

あなたは、婆盛りです。脳内洗浄で、婆をみこそぎ取り除きましょう。このままいけば、私立白百合女子婆への単願推薦はもちろん、そのままエスカレーター式に黒百合女子婆へと、かけあがっていきましょう。そうならないためにも、まずは夜のメニューから、婆を解放してあげましょう。夜はインド料理。ただし、バー(婆)モントカレーだけは、ご法度!




★1万婆以上-------もうダメ。限界。ここまで。


おまえのあたまの中


婆だらけ。


ほら、


まだ見ぬ婆が

おまえのあたまの中で


わらってるよ。




だけど、ほんとは、


そんなおまえが、


ちょっぴりうらやましいんだ・・・



夜は、フィリピン料理で、質素にバナナに決まり。















トサツバ

2007-05-01 | Weblog
ある晴れた日。
 
場~トサツバ:家畜などのケモノを殺す所~に向かう途中のトラックには満杯の牛。

そこから一頭の牛逃げ出し、息荒く走り回り、町中大パニックに。

やがて商店街に迷い込み、一直線に猛突進して、商店街の店主たちは、それを食い止めようと、立ちはだかるが、怖じ気づき

「ここはプロの出番」と、肉屋にこの問題押し付ける。

肉屋、戸惑いのうちに、魚屋が肉屋の背中を押したその瞬間。

肉屋、牛に轢かれ、帰らぬ人に。

その肉屋の葬式での、未亡人・光子(52)の喪主のあいさつ。










光子『みなさん、生前主人がたいへんお世話になりました。
主人はこんなに大勢の方々に見送られて、本当に幸せだったと思います。

トラックから牛が逃げ出し、商店街に来ているお客さんを安全な場所に誘導し避難させるために、主人は外に飛び出していきました。それは、ほかの店舗のみなさんも、同じだったと思います。

そこで、たぶん魚屋だったと思うんですが・・・いろいろやりとりのあと、おまえが食いとめろとかなんとか、あとで聞いた話ですが「おまえ牛のプロだろ」と背中を押すカタチで、主人を牛の走る道路の真ん中に追いやったんです。

いいえ、私は、決して魚屋を責める気はございません。きっと、あそこにハゼの大群が泳いで来たら、うちの主人もきっと魚屋を押し出したことでしょう。魚屋だけじゃありません。もし、でっかいホッチキスが襲って来てたら、文房具屋を盾に文房具屋は噛み殺されていたでしょうし、もしあそこにいい物件が転がりこんできたら、きっと不動産屋が住まわれたことでしょう。

不動産屋だけじゃありません、豹柄が町を染めればクリーニング屋に委ねたでしょうし、

ダンシング・ヒーローが流れれば、荻野目ちゃんが踊りだしましょう。



靴屋も床屋も、自転車屋もみんなそうです。

友達と自転車を交換すればそのサドルに違和感を感じ、

「やればできる」と、一人娘を励まし続ければ、ヤッたらデキちゃって、シングルマザーでしょう。


いつの時代だって、キャプテンが風邪をひけば、マネージャーが看病するんです。

風が吹けば桶屋が儲かるんです。


岩をも砕けば小石屋なんです。


今回は、たまたまウシだったというだけで、どのお店も、いつそういう危機的な状況に晒されるかということを、わかったうえで、これからも、商売に励んでください、と、そういうことです。
元気があれば何でもできる、と、そういうことです。


それでは皆さん、ご唱和ください。


泣かしたこともある 冷たくしてもなお、

ハンバーグに目がないワンパクがいる限り、7:3で挽いた肉もある。

まさかそんな肉屋がひかれるなんて、ひにくか、ひにくか、ひにくなのかー。

そんな主人が今日焼かれます。直火に丸焼き、油は敷かず、噴き出す肉汁、涙に染まる。

それではみんなでむかいましょう、肉屋で、火葬場。


ありがとうごいましたー。』