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HBD in Liaodong Peninsula

中国と日本のぶらぶら街歩き日記です。2024年5月からは東京から発信しています

中華イヤホンの実力を知る - Knowledge Zenith

2022-02-13 | 暮らす
愛用していた音楽用のイヤホンが故障しました。

東京から持ってきたものです。
僕はこの5年ほど、JVCのとあるモデルをずっと使い続けてきました。故障しても同じものを買いなおしました。

イヤホンは通勤時やジムで運動するときのよき相棒です。
使っていれば故障することもありますので、予備として新品のものも一つ持参していたのですが、その予備機まで故障してしまいました。

これは困りました。

皆さんも同じだと思いますが、イヤホンは好みがあります。高ければよいというものではなく、好きな音のタイプがあります。音質だけでなく装着感も重要です。

陶宝やJD.comでJVCの同じモデルを探してみましたが、見つかりませんでした。

中国メーカーのイヤホンは買う気が起きません。

これまで何度か試してきましたが、満足する商品に出会ったことがないからです。
イヤホンは日本か欧米のメーカーに限ります。

しかし、よさそうな商品が見つかりません。

思案した結果、ここはもう一度中国メーカーのイヤホンを試してみることにしました。

僕が中国メーカーのイヤホンで苦い思いをしたのは、もうずいぶん昔の話です。今や技術が上がっているかもしれません。

現に、僕が使っている中国メーカーのスマホはかなりハイスペックです。イヤホンもそうかもしれません。

そこで、日本で販売されていて、かつ日本のユーザーから評価を得ているメーカーを選ぶことにしました。

ネットで調べたところ、KZ(Knowledge Zenith)というメーカーのZSというシリーズが評判がよいことが分かりました。深圳の会社だそうです。
聞いたことがありません。まあ、元々関心も持っていなかったので当たり前です。

さっそく日本でも売られているZSN-PROというモデルをJD.comで注文してみました。

日本で買うより幾分安いようです。

商品はその日のうちに配達されてきました。



さっそく開封して使ってみます。

どうでしょうか。見た目はスタイリッシュでなかなかの高級感です。
カラーのラインナップも数種類ありましたが、一番地味なタイプをチョイスしてみました。





スマホにつないで音楽を再生してみると、驚くほど良質な音が響いてきました。自分の耳を疑います。

低音しっかり、輪郭くっきりで、立体感のあるサウンドが飛び込んできます。

装着感も上々です。
耳輪に掛けるタイプなので、外れにくいのもよいです。

説明によると、エージングと呼ばれる慣らし運転を100-200時間すると本来の音質を発揮するそうですが、なんのなんの、最初から素晴らしい音質でした。
これはコスパが高いです。

KZは、もはや僕の知っている中華イヤホンではありませんでした。中華イヤホンは驚きの進化を遂げていました。

自分が思い込みにとらわれ、時代の変化に追いつけていないことを恥じ入りました。
思いがけず中国の技術革新のスピードを身をもって知ることになりました。

よい教訓にしようと思います。
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静かな春節と北京五輪

2022-02-07 | 暮らす
今年も春節がきました。今日は初七(元旦から数えて七日目)で、仕事始めです。

去年同様、コロナ禍の春節になりました。

北京は感染対策のため厳しい移動制限が課されていますので、市内で過ごしました。
アパート内のジムで体を動かしたり、読書をしたりと引き籠りのような1週間でした。

数回外出しましたが、交通量が少なく、人出も少なく、街はとても静かな空気が漂っていました。
この静けさは、花火と爆竹が禁じられていることも関係しています。春節の風物詩である花火と爆竹がないのは、なんとも寂しいものです。

さて、北京五輪の方も始まっていますが、盛り上がりは今一つといったところです。



市民が観戦できませんし、参加する選手やメディアなど関係者はバブル方式で完全に市民と分離されているので、世界から一流アスリートが集まってきていることが実感できないのが要因だと思います。

おそらく、昨夏の東京五輪時の都民もこういう感覚だったのではないでしょうか。



五輪を実感するわずかな機会といえば、たまにこういう専用車を見かけたときや、厳重にバリアされた指定ホテルの前を通過したときぐらいです。





この緑色の壁は五輪用に設えたものです。
普段はありません。

こういう管理は、この国の得意とする分野です。
このホテルの中が、いわゆるバブル内です。
この時期は五輪関係者専用として使われていて、一般市民は入ることができません。



ちょうど今、大会関係者専用の車両が入るところです。

テレビでの観戦になりますが、日本選手団の活躍を期待しようと思います。
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中秋節と月餅

2021-09-21 | 暮らす
中国は今日まで中秋節休みでした。

中秋節は旧暦の8月15日です。
中秋節には月餅を贈りあいますので、職場でも訪問先でも月餅がお目見えします。

5年ぶりに中国で迎える中秋節で、久し振りに月餅を食べましたが、美味しくなったと思います。

かつての月餅は油っぽくて甘すぎて、僕にはまったく食欲をそそる食べ物ではなかったのですが、改良されました。
大きさも食べやすいように小ぶりのものが増えたように思います。



これは長富宮飯店(ホテルニューオータニ)の月餅です。とても上品でした。

さて、そろそろ北京生活を始めて1年になります。

とにかくコロナに翻弄されたイレギュラーな1年でした。
この1年間、日本から一組のお客さんも迎えませんでした。自分自身も一度も帰国しませんでした。

大連の駐在時とはまったく違った日常でした。

北京市を離れると過去14日の行動履歴の提示だったり、PCR検査結果の提示だったり、ワクチンの接種記録の提示だったりと面倒が多いので、出掛ける機会は多くありませんでした

それでも日本の緊急事態宣言下のようなレストランでの飲食の制限がないので、気兼ねなくのびのびと外食ができる環境にあるのは恵まれていました。

次の1年はウイルスの抑え込みが進み、自由度が高まり、人的往来が増えることを祈ります。
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TOKYO 2020 - 様々な思いを噛み締めて観戦

2021-08-07 | 暮らす
東京オリンピックは熱戦が続いています。

この世界的なコロナ禍ですが、なんとか予定していたプログラムを消化し、明日が最終日になりました。
難しい運営を迫られた大会関係者には頭が下がります。

北京でも五輪で盛り上がっています。









CCTV5(国営放送スポーツチャンネル)は、もっぱらオリンピックの映像を放送しています。

僕もほぼ毎日、テレビで日本代表団に声援を送り続けました。

母国で夏のオリンピックを開催するのは、自分の人生でこの1回だけかもしれません。自国開催というのは特別なものです。

2020年の東京オリンピックの開催が決まった2013年9月、僕は大連にいました。ニュースを聞いたときは感激しました。
大連の友人たちが祝福してくれました。

2017年にブエノスアイレスに出張したときには、かの「お・も・て・な・し」プレゼンで東京五輪が決まったIOC総会が開催されたコンベンションセンターを訪れる機会がありました(2018年1月5日の日記)。

2019年に東京で行われたMGC(マラソン代表選手選考会)では、神田神保町に陣取って沿道から選手に声援を送りました。
東京でジョギングをするときには、オリンピックスタジアムや選手村など都内の新築施設を巡りました。

どんな競技でもいいから実際にこの目で観たかったなと思います。自分の代わりに家族や友人に観てもらいたかったと思います。とても無念ですが、仕方ありません。

明日は最終競技の男子マラソンです。

早起きして日本代表3選手を応援しようと思います。
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端午節とサクランボ狩り

2021-06-14 | 暮らす
今日は端午節(旧暦5月5日)です。中国は3連休の最終日です。

中国ではこと連休となると、行楽地や景勝地はどこも人出だらけですので、遠出は控えて市内で過ごしました。

土曜日に知人が海淀区郊外の果樹園でのサクランボ狩りに誘ってくれたので出掛けてみました。





この日の北京市の最高気温は35度です。
短い春を経て、突然真夏がやってきました。

よもやの猛暑に大汗をかきながらの収穫作業になりました。
子どもの頃、夏休みに祖父の農作業の手伝いをしたことを思い出します。



もぎ取ったサクランボをその場で食べてみると、果実が熱を吸収しているので暖かく感じます。正直なところ、美味しいのかどうか分かりません。



畑にはサクランボだけでなくアンズも混植されていました。

持ち帰って冷やして食べると、ようやく美味しく食べることができました。ああ、こういう味だったのかと。

ところで、端午節といえば粽です。

久しぶりに粽を食べました。





端午の節句に粽を食べる習慣は日本にも伝わっていますね。

北京で迎える初めての夏です。
これから本格的な暑さとのお付き合いになりそうです。
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爆のりパン

2021-03-19 | 暮らす
先日、近所の中華系コンビニ「便利蜂」に入ったとき、こんな商品が目に入ってきました。



いかがでしょうか。

「爆のりパン」です。なかなかのインパクトです。

どんなパンでしょうか。食べると美味しさで爆発するほどノリノリ必至だよ、と。

おもしろいですね。

パッケージの右側には爆漿面包という表記がありますので、この「漿」を「のり」と訳したようです。
「漿」は名詞ならどろっとした液体、動詞なら服に糊付けをすることを指します。

中国ではこういうクスっと笑えるオモシロ日本語は今でもよく見かけますが、以前に比べるとずいぶん減ったような気がします。
日本の商品を模倣する値打ちがだんだん下がってきているということでしょうか。

それはそれで健全で結構なことではありますが、一方でちょっと寂しさを感じないでもありません。
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コロナ禍の春節

2021-02-11 | 暮らす
中国は明日が旧正月(春節)です。

今日は大晦日です。
普通の年なら帰省のため民族大移動が起きるのですが、今年は感染対策のため様相が違います。

行政は、帰省は控えて北京市内で春節を過ごすよう、市民に呼び掛けています。
一度市内から出てしまうと、PCR検査の陰性証明を提示しないと市内に戻ってくることができません。
さらに、7日間の健康モニタリングも必要になります。

緩やかなロックダウン状態と言ってよいと思います。

行政は、市民に対して、春節の時期のみ使用可能なデータ通信量20ギガを無料で提供しています。
Go to トラベルとは逆の政策です。

僕も一応もらいましたが、まあ使う場面がないと思います。
中国では屋内ならたいていWi-Fiがありますので。

仕方ありません。
この春節休みは、のんびり読書をしたり、





ジムで体を動かしたり、



みかんでも食べながら過ごそうと思います。

武漢でロックダウンが始まったのは、去年の旧正月でした。
1年が経って感染者は大きく減りましたが、市民は今も緊張感を持って日々を過ごしています。
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暖かくなってからダウンジャケットを買う

2021-02-08 | 暮らす
春節を前に、遅ればせながら、ようやくダウンジャケットを買いました。

東京での暮らしは、真冬でも普通のウールのコートを使っていました。
僕は比較的寒さに強いので、東京ではダウンは必要がありません。

しかし、冬の北京は思った以上に寒く、ウールのコートでは足りません。最高気温が0度に届けば、ああ、今日はマシだ...と安心するぐらいの感じです。
毛糸の帽子をかぶり、マフラーをしっかり巻いて、凍えそうになりながらの通勤でした。

通勤時に僕の姿を見かけた同僚たちが、その服装では寒いのではないかと心配してくれました。
しかし、寒さのせいで買いに行くのが億劫で、どうも週末は買い物に足が向きませんでした。

先週、少し暖かくなったので出掛けてみました。
防寒のための買い物に、暖かくなってから行くというのも本末転倒というか、どうかしていますが、ともかく買いました。
季節外れということなのか、ダウンジャケットの売り場は隅っこにあって、しかも割引になっていました。

ダウンジャケットを買うのは人生で2度目です。

初めて買ったのは大連で駐在を始めた2013年のことです(2013年12月14日の日記)。

当時はH&Mで買いました。
とても軽くて暖かくて重宝しましたので、今回もH&Mで買いました。



羽織ってみると本当に暖かく、室内で着ていると汗ばんできます。優れものです。
改めて、もっと早く買えばよかったと思いました。

ともあれ、いい買い物をしました。
北京で暮らす冬はこの1着があれば乗り切れそうです。
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「チャイニーズ・キッス」の謎

2021-02-05 | 暮らす
中国には便利な音楽アプリがあります。

僕は通勤時やスポーツジムで運動をするとき、QQ音楽という中国アプリで音楽を聴いています。
中国の音楽だけでなく、日本の曲も洋楽もたくさん入っているので、とても重宝します。

アプリのトップページには、「毎日30首(Daily 30)」というボタンがあって、ここを選択すると、アプリがランダムにお薦め曲を再生してくれます。
僕はジムでは自分で曲を選び、通勤時はこの「毎日30首」で選曲を任せています。
ここで流れてくる曲のうち、知っている曲は3割程度で、それ以外は初めて聴く曲です。



しかし、どのような基準で選曲されているのかは分かりませんが、どれも居心地のよい快適な曲ばかりが選ばれるので、きっと僕の選曲歴を自動的に解析して、好きなジャンルや年代を割り出しているのだと思います。
なんともありがたい技術です。

今週、通勤時に聞いていたところ、日本語で「チャイニーズキッス」というフレーズを連呼する曲が流れてきました。
これも初めて聴く曲です。

チャイニーズキッスとは初耳の単語です。中国式キッス? 何でしょうか。

女性の歌声です。鼻にかかったこの懐かしい歌声は、松本伊代でしょうか。

スマホを手に取って画面を確認すると、松本伊代「チャイニーズ・キッス」と表示されています。



松本伊代が中国に関する曲を歌っていたとは知りませんでした。

調べてみると、「チャイニーズ・キッス」は1983年に発表した6枚目のシングルだったそうです。
オリコンで最高12位を記録しています。

どんな内容の歌詞でしょうか。集中して聞いてみます。

港に車を止めてチャイニーズ・キッス
ビーズのつま先ちょっと背伸び
照れ屋なあなたが誘った桟橋デート
あちこち恋人たちがチャイニーズ・キッス
チャイニーズ・キッス 恋のチャイニーズ・キッス
異国連れて行ってあなた
誰も来ない誰もいない霧の中 お願い
チャイニーズ・キッスはほほを重ね合うの そっと
今夜君はきれいだって言われたら素敵ね


いかがでしょうか。

内容は至って普通のアイドルらしいラブソングで、まったく中国と関係がなさそうです。
照れ屋な彼に誘われて港にデートに出かけて、そこでチャイニーズキッスと。そこでは周りでも恋人たちがチャイニーズキッスをしていると。そして彼に外国行きをせがむと。
これはいったい、どういう状況でしょうか。
伊代が連れて行ってほしかったのは中国だったのでしょうか。

いや、考えてもみましょう。時代は1983年です。
アイドルに中国旅行をせがむような曲を歌わせるはずがありません。
当時の日本の若者にとっての中国といえば、ジャッキー・チェンとかキン肉マンのラーメンマンとか、そんなイメージだったはずであり、まったくロマンチックなイメージを想起させる場所ではありません。

チャイニーズ・キッスというキッスの種類があるのでしょうか。聞いたことがありませんが、フレンチ・キッスに対するアジア版のキッス様式とか?
そういえば「チャイニーズ・キッスはほほを重ね合うの」と歌っています。

しかし、僕は中国でそんな恋人たちのキッスを見たことがありません。そんな文化はないと思います。

あるいは、架空の、空想の世界としてこのような曲を作り上げた、ということかもしれません。
ロシアンキッスとかモンゴリアンキッス、コリアンキッスよりチャイニーズキッスの方が語感もよいです。

ちなみに、この曲の作詞をしたのは康珍化です。
「桃色吐息」や「ギザギザハートの子守歌」などの名曲で知られる大御所です。

聴けば聴くほどに不思議な曲ですが、
曲自体は非常にキャッチーで、いかにも伊代ちゃんらしい佳曲です。

そんなわけで、「チャイニーズ・キッス」は今日も僕の頭の中でループしています。
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-19.5℃ - 未経験の寒さ体験

2021-01-12 | 暮らす
先週の北京は冷え込みました。

6日(火)夜には、なんと-19.5℃を記録しました。



人生で体験した最も低い気温です。
翌日の報道によると、今世紀に入って最も低い気温だったそうです。

気温が低い上に強風でしたので、体感気温はさらに下がります。

この日の仕事帰り、一部区間で自転車を利用したのですが、ハンドルを握る手先の感覚がなくなりました。大げさではなく、命の危険を感じました。
アパートに帰り着くと、自分の部屋に入る前にフロントにあるトイレに駆け込み、熱めのお湯を出して両手を浸して温めます。

すると、手のひらにピリピリと強い痛みが走ります。慌てて手を引っ込めると、じわーっと鈍い痛みが広がります。
こういう場合は、ゆっくりと温めなければならないようです。

これも初めての経験です。
凍傷というのはこういう風になっていくのかな、と思いました。

北京でも珍しい寒さになったということですが、思いがけず、貴重な体験をしました。
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カップラーメン3種セットを買ってみると...

2021-01-06 | 暮らす
中国はEコマースがとても発達していて、手軽にいろんな買い物を楽しむことができます。

スマホでサクサクと商品を選んで決済をすると、たちまち商品が自宅まで届きます。
価格も安いですし、かつてのように粗悪品が掴まされることも減りました。
ECプラットフォームへの出店に当たっての審査やリコールの制度が適切に運営されているのだと思います。

僕が上海で暮らした2000年代半ばは、買い物といえばその都度偽物や粗悪品を疑い、いちいち売り手との値段交渉が必要でした。
そこから考えると隔世の感があります。

わずか15年ほどの短い時間でのこの劇的な買い物環境の変化は、目を見張るものがあります。
便利な世の中になったものです。

先日、EC大手の京東でカップラーメンを注文してみました。
友人が勧めてくれた日清の「拉王」です。拉王には黒蒜油豚骨(緑)、辛豚骨(赤)、海鮮豚骨(青)という3種類の味があるそうです。3種といってもみんな豚骨ですね。
福建省の工場で製造しているようです。

3種類詰め合わせ12個セットという商品があったので、これをチョイスしました。
味比べができそうです。

商品は2日後に到着しました。
いそいそと段ボールを開けてみると、3種類の詰め合わせのはずなのに、緑と赤の2種類しか見当たりません。
おや、受注ミスかな...と思っていると、段ボールの底に、1つだけ青が入っていました。

個数を確認すると、次のとおりでした。

黒蒜油豚骨(緑) 6個
辛豚骨(赤) 5個
海鮮豚骨(青) 1個

うーん、3種類12個セットというと、当然4つずつ入っているものとばかり思っていましたが、こう来ましたか...
たしかに、4つずつ入っているとは書かれていませんでした。



どんなに便利になったとしても、やっぱりここは外国なのだ、と思い直しました。
先入観、思い込みはいけませんね。

よい気付きを得たと思うことにします。
まあ、どれも豚骨です。

味はどれも大きく変わらず、美味でした。
試しにもう一度注文してみようと思います。





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散髪 - 4年ぶりの中国でのカット

2020-12-07 | 暮らす
散髪に行ってみました。北京に来て初めてです。

中国で髪を切るのは4年ぶりです。

異国での散髪というのは、いつも緊張するものです。
言葉が通じるならいい、という問題ではありません。油断がなりません。

事前に細かく指示をしても理容師の解釈に幅がありますし、ときどき突飛な提案や推薦をされることもあります。この髪型を試してみないかとか、パーマをしてみないかとか、染めてみないかとか、この整髪料を使わないかとか、そういうやつです。

中国では日本のように理容師の免許や資格制度もありません。
誰にでもできてしまうので、技術レベルにはかなり幅があります。

市内には日本人の理容師もいるので、そういう人に頼めばこの悩みはないのですが、それでは自分を甘やかしているような気がします。
その国に駐在するからには、その国の人々と同じような生活をすることが、その国と人々の暮らしへの理解に繋がると思ってきました。
上海でも大連でもそうしてきました。

しかし、もはや両国の生活レベルはそれほど変わらなくなってきました。日本人よりいい暮らしをしている中国人はたくさんいます。
今は無用のポリシーのようなものです。

しかし、ここまで続けてきた習慣ですので、続けてみようと思います。あえてローカルの理髪店に行くことにしました。

美団アプリの「美髪」カテゴリ、さらに「洗剪吹」カテゴリで「近所」の理髪店を検索してみて、一番最初に出てきた店に行くことにしました。



検索でヒットした理髪店は、このビルの地下1階にあるようです。

支払いは事前にアプリ上で行います。
カット、シャンプー、ブローで30元と格安です。
この物価の高い北京で大丈夫だろうか、やっていけるのだろうかと心配になります。



担当してくれたのは20台半ばと思しき兄ちゃんでした。
ヘマをされないようにたくさん説明して、少しずつカットしてもらいます。「一気にたくさん切るなよ」と繰り返し注意喚起します。
うるさい外国人客だと思われているはずです。

しかし、心配は杞憂でした。

うんうん、わかったよと言いながら、手際よく鋏を入れていきます。
結局、自分が思い描いていたとおりの髪型に仕上げてくれました。



いい店に出会いました。
しばらくはこの店に通おうと思います。
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シェアサイクル - 北京生活のパートナーか

2020-10-23 | 暮らす
北京での生活が始まりました。

北京ではシェアサイクルがとても普及していて、市民生活をサポートしています。
特に決まった乗り場はありません。
街中に自転車があふれているので、適当な自転車を見つけてスマホで自転車のQRコードをスキャンすると、解錠されて走り始めることができます。



乗り終わったら好きな場所で停めて施錠して立ち去ればOKです。
1回乗るごとの代金は1.5元です。代金はスマホで決済されます。

とても簡単です。
自転車にもGPSが搭載されているので、位置情報が分かります。周囲を見渡して自転車が見つからないときは、スマホを使って探すことができます。



便利なので、僕も毎日のようにいそいそと自転車に乗って移動しています。

混雑緩和や省エネ、大気汚染防止にも繫がります。



乗り心地は快適です。

ハンドルもペダルも軽めです。
サドルの位置は簡単に調整することができます。

タイヤの空気も十分です。管理会社が適切にメンテナンスしているようです。

また、北京は道幅が広いので、ほとんどの道路で自転車専用レーンがあります。自動車や歩行者を気にすることなく、快適に乗ることができます。

自転車の置き場所にも困ることの多い日本の都市圏では実現が難しいビジネスだと思います。

自転車が快適に通行できる道路がある、自転車を放置できる場所がある、自転車を回収して配置を最適化したり、メンテナンスできる労力がある、という条件が揃っていなければなりません。

おそらく、僕の北京生活は、この自転車がパートナーになりそうです。

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コロナの隔離生活

2020-10-20 | 暮らす
今回の渡航で初めて半月の隔離生活を送ることになりました。

無事に終わりましたが、いやはや、なんとも長い時間でした。

おそらく人生で最初で最後の経験だと思いますので(思いたいので)、この経験を書き留めておこうと思います。

こんなに長時間部屋に籠るのは、もちろん人生初体験です。
僕は健康自慢ですので、めったに風邪をひくこともありませんし、これまで入院もしたこともありません。
時間さえあればジョギングをしているので、1日中外出しないという日は、年に1度あるかどうかです。

隔離生活では、生活のリズムを安定させるため、日々のやることをルーティン化しました。室内でもできる筋トレやスクワットなどもやってみました。
心配した友人たちが日々SNSなどで連絡をくれましたので、これまでにないぐらい丁寧な文章で回答してみたり、久しく連絡していなかった知人や親戚たちにメールを書いてみたりしました。

入浴は日々の楽しみでした。
入浴は隔離生活の中で、唯一変化を感じる行動でした。バスタブにたっぷりお湯を張って、長めに入浴しました。

窓を開けると、外から入ってくる風が日に日に冷たくなっていくのを感じます。隔離中の2週間でも秋が深まっていくことを感じました。

食事は外買(ワイマイ)と呼ばれる出前アプリで注文して、デリバリーしてもらいました。
幸いというべきか、中国にはデリバリーの選択肢がたくさんあります。変化が出るように、様々な種類の料理を注文してみました。
しかし、いかんせん体を動かさないのでそれほど空腹を感じず、量は食べられませんでした。普段の7割程度でしょうか。

ビールを飲み始める時間は18:00からと決めていました。

酒もデリバリーしてくれますので、調達は簡単です。
毎日欠かさず飲みましたが、日に日に美味しく感じなくなりました。ちょうど病気の時に飲む酒が違う味に感じるのと同じです。
僕にとって酒はいつ飲んでもおいしいものだと思っていましたので、これも初めての経験です。

やはり、食事も酒も、健全に働き、人と交わり、体を動かして汗を流すからこそ美味しいのだということでしょうか。
僕は1人飲みには慣れているつもりでしたが、やはりこれだけ長く続くと話は別です。

一緒に楽しく語らう仲間がいるから酒も美味しく感じるのだということも、今回得た新しい気付きです。

自分で好んで隔離生活をしているわけでもないのに、妙な罪悪感を感じることもありました。
世の中に何の貢献もしないで、部屋に籠ってメシばかり食べていて、いったい自分は何をやっているのだろうと。

冷静に考えたらそんなことを考える必要はまったくないわけです。自分の意志で引き籠りになっているのではありません。
しかし、人は置かれた環境によってそのような妙な思考に陥ることがあるのだという気付きは、隔離で得た教訓かもしれません。

隔離12日目になると、スマホに翌日(13日目)、入国時以来2回目のPCR検査を行うとの連絡が入りました。この検査で陰性を確認すれば、隔離が終了となります。
ゴールが見えてきたような気がしました。

13日目、身支度をして指定された場所に出向きます。久しぶりに靴に足を入れると、不思議な感覚に襲われます。
靴を履くというのはこんな感じだったかなと。

外出した市内の空気は澱んでいましたが、車窓から見える市内の景色が新鮮で、まぶしく見えます。

検査場に着くと、入念に身分を確認された後、厳重な防護服を身にまとった保健所のスタッフが綿棒でのどの奥まで突っ込んできます。
おえっと吐きそうになります。

しかし、彼らなりに使命感を持って懸命にやっているのことは十分に伝わってきました。今は気温が下がってきた秋なのでまだしも、真夏にこの服装で検査が終わったら相当つらいと思います。

検査が終わると、まっすぐホテルに戻ります。
わずか30分程度の外出でしたが、新鮮に感じた時間でした。

14日目、市政府の担当者から検査の結果が陰性だったとの連絡が入りました。これにてようやく隔離が終わりました。
部屋を出て、体を伸ばして空気を大きく吸い込みます。

さっそくランニングシューズを履いて、ジョギングに出かけました。
2時間ほど走りましたが、これまで経験のないほど景色が鮮明に目に入ってきました。このジョギングコースで見た北京の秋の光景は、生涯忘れることがないと思います。



もう二度と経験したくありませんが、自由のありがたさを感じた時間になりました。

これからの北京生活が楽しくなることを祈りながら、まずは仕事に向かおうと思います。



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北京の秋 - 北京編を始めます

2020-10-02 | 暮らす
図らずも、今度は北京で暮らすことになりました。

コロナ禍の現在、日本と北京を結ぶ直行便はありませんので、フライトを乗り継いでなんとか北京に到着しました。
これまで近くに感じていた北京が、ずいぶん遠くに感じました。

入国時の検疫や防疫対策も厳戒で、コロナ前とは隔世の感があります。

今日から、この日記は北京編のスタートです。

大連編、東京編と同様、北京で街歩きをして、市内の様々なスポットや生活ぶりを日記に綴っていこうと思います。

メールやWeChatで中国の友人たちに報告したところ、多くの暖かい反応をもらいました。彼らに会いに行くのも楽しみです。



中国は中秋節と国慶節の8連休中です。
大型連休中の北京では、抜けるような青空が広がっています。

4年ぶりの中国生活を楽しもうと思います。

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