2021年1月16日(土)
女川町(おながわ)を後にして
南三陸町(みなみさんりく)にやってきました
まだまだ復興工事中
南三陸町震災復興祈念公園
周囲は10mほどかさ上げされましたが
被害にあった防災対策庁舎を残し公園としました
海側からの撮影
鉄骨造の柱や梁や床の損傷はそれほどでもありません
しかし、外装材のサイディングはすべて破壊され
サイディングの下地材の縦胴縁は津波の流れた方向にへし曲がっています
でも、建物自体は横転しませんでした
横転した鉄筋コンクリート造の旧女川交番の建造物と対照的です
鉄筋コンクリート造は堅固な外壁の為、津波のパワーをまともに受け横転
一方、鉄骨造は外壁材のサイディングが津波のパワーで破壊され
主要構造部の柱や梁や床は守られ横転も免れました
津波被害時、人命に有効な建築物は
津波の高さより高層の鉄骨造だと考察できます
病院・老人施設・幼稚園・学校などの弱者用建築物や住宅は
津波の恐れのない高台に移転し
海岸部にどうしても必要な施設は高層の鉄骨造にすることが
津波被害から人命を守る有効な手段だと気が付きました
やがてまた必ず起こる津波
被害が無いことを祈らずにはいられません
帰路は高速で1時間30分
お疲れさまでした
完