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【#中央日報】ゴルフ場キャディーの頭の実弾は軍射撃場の「流弾」=韓国

2020-07-05 04:08:03 | 海外の反応
韓国陸軍本部が3日、今年4月にキャディーAさん(29、女性)の頭に当たった実弾は、ゴルフ場から約1.4キロ離れた軍部隊射撃場で射撃中に発生した流弾であることが確認されたと明らかにした。

今年4月23日午後4時30分ごろ、全羅南道潭陽郡(チョンラナムド・タミャングン)のゴルフ場でキャディーAさんが頭を負傷して倒れた。これを受け、軍事警察は約2カ月間にわたり現場調査と鑑定機関による証拠物鑑定、射撃場CCTVの精密分析など調査を行った。軍は事故発生時間帯に射撃した人員の銃器11丁を回収し、国防部調査本部科学捜査研究所に鑑定を依頼し、「事故弾頭に残る固有の腔線あと」と一致する銃器および射撃人員を確認した。

射撃人員の射撃場面に対する録画映像判読と射撃統制官・副射手の陳述などを確認した結果、危険を誘発するような故意的な特異行動は確認されなかった。ただ、射撃姿勢を随時変えながら射撃する特性上、射撃姿勢の不安定性と照準線整列時の銃口の上下の動きなどによって流弾が発生した可能性があると判断した。射撃場安全管理調査では射撃場に遅く到着した一部の人員が射撃前に危険性予知教育を受けなかったが、流弾を発射した射撃人員も教育を受けていなかったことが確認された。

射撃場は流弾防止のために1次・弾頭回収隊、2次・土砂防護壁、3次・標的地後方自然防護壁の3重体系を備えているが、流弾など危険要素を完全に遮断するには補完が必要であることが調査で確認された。これを受け、軍は事故直後から使用中止中の該当射撃場を今後「遮断壁構造物射撃場」に変更・改善していく予定だ。遮断壁構造物射撃場は現在、在韓米軍をはじめ海外で運用され、安全が検証された射撃場という。

軍は被害者の治療と回復のために陸軍本部患者担当支援チームを設けて支援している。その後、国家賠償法など関連法令が定めた手続きに基づき被害補償を進める計画だ。

陸軍本部の関係者は「今回の事故を教訓に徹底的な安全管理体系を樹立し、似た事故が再発しないように最善を尽くす」と述べた。

【#東亜日報】「パーティーでコロナに感染、私のような馬鹿になるな」

2020-07-05 04:04:44 | 海外の反応
「私の愚かさが家族を危険に陥れた。私のような馬鹿になるな」

米国でトラック運転手として働いていたトーマス・マシアスさん(51・写真)が先月20日(現地時間)、フェイスブックに残した書き込みだ。彼はその翌日、新型コロナウイルス感染症で死亡した。

2日(現地時間)CNNなどによると、米カリフォルニア州レイクエルシノア郡に居住するマシアス氏は、フィスブックに投稿する約2週間前に、隣人のバーベキューパーティーに参加して新型コロナウイルスに感染した。彼が新型コロナウイルスの検査を受けたのは、しばらく経った先月15日。同じパーティーに参加した知人から、新型コロナウイルスの感染判定を受けた無症状者だということを後になって教えられたからだ。検査の結果、マシアスさんを含むパーティーの参加者12人が陽性判定を受けた。

マシアスさんは症状が悪化すると、先月20日、フィスブックに反省の文を掲載した。彼は、「あまりにも苦しい。出かける時は必ずマスクを着用し、社会的距離置きを守れ」と頼みながら、「神の助けを借りて、私は生き続けることを願う」と書いた。当時、パーティーの参加者は誰もマスクを着用していなかったことが分かった。

しかし、もう遅かった。普段肥満や糖尿病などの基礎疾患があった彼は、その翌朝、呼吸困難を訴えて、同日夕方、息を引き取った。

マシアスさんの甥のダニエル・ロペス氏は、米紙ワシントンポスト(WP)に、「もしカリフォルニア州が性急に封鎖を緩和しなかったら、叔父は亡くならなかっただろう」と主張した。カリフォルニア州は5月22日、「新型コロナウイルス拡散の勢いが落ち着きに差し掛かっている」として、封鎖令の一部を解除した。普段から人との付き合いを楽しんでいたマイアス氏は、新型コロナウイルスの拡散により、ほとんど自宅から出ることができず窮屈さを訴えたが、州政府の発表後、安心して外出したことが分かった。

統計サイト・ワールドオーメーターによると、2日、米国の新規感染者は5万7236人で、二日連続で最大記録を更新した。カリフォルニア州では、同日8200人が感染して、州の一日の最大値を記録したと、ニューヨークタイムズ(NYT)が伝えた。これにより、封鎖令解除後、営業を再開していた地元の商店が休業を始めたと、NYTは報じた。


シン・アヒョン記者 abro@donga.com

【#ハンギョレ】[記者手帳]最大変数“無症状感染者”は、どのくらいいるのか

2020-07-05 03:52:31 | 海外の反応
 6月26日、光州(クァンジュ)に住むAさんは、2日前から始まった風邪の症状のために夫の車で保健所の選別診療所を訪れました。当時はまだ光州地域の新型コロナ患者は、せいぜい30人余り。感染者が増えた首都圏や大田(テジョン)に行って来たわけでもないので「何でもないだろう」と思ったことでしょう。その一方、数日前(23日)に姉夫婦と無等山(ムドゥンサン)の麓にある光勒寺に行ったことを何度か思い出したAさんは、検査翌日の先月27日に姉夫婦、光勒寺の僧侶と共に残念ながら新型コロナ陽性判定を受けました。それが“目に見える”光州集団感染の始まりでした。

 現時点ではAさんが訪れた光勒寺が光州集団感染事態の開始地点と推定されています。関連感染者57人(3日昼12時現在)を調査したところ、「多くが光勒寺から始まった」とチョン・ウンギョン中央防疫対策本部長は説明しています。その一方で、もう一つ明らかなことは、Aさんよりも前に患者がいたであろうということです。光州市の疫学調査でも、Aさんより数日早く症状が現れたり、今も無症状のままの患者が続々と確認されています。推定するに、最初に無症状患者がいて、そこからAさんにウイルスが伝染し、Aさんの知人のBさんを通じて、訪問販売業者の疑いがある事務室のあるクムヤンオフィステルに伝播され、5つ以上の経路を経て多くの感染者が発生しました。誰もが感染する可能性があり、誰もが感染源になりえたのです。

 読者の皆様、こんにちは。社会政策部のチェ・ハヤンです。今日は新型コロナ事態の最大変数である“静かな伝播”についてお話しようと思います。最近2週間(14~27日)の新型コロナの一日当たり新規確診者は平均43.1人でしたが、この数字だけ見ればまださほど憂慮する状況ではなさそうに見えます。しかし、専門家たちは患者数よりも患者の発生“様相”に注目し、2次大流行の憂慮を提起しています。光州のように初期感染源のわからない集団感染が全国各地で散発的に出現するのが尋常でないためです。このように無症状患者が累積することになれば、ある日統制不能な状況に直面しかねないとの憂慮が出てきています。

 私たちの周辺には、どれくらいの無症状患者がいるのでしょうか?韓国の場合、陽性判定された、すなわち発見された新型コロナ患者のうち、無症状患者の比率は20~30%であることが分かっています。無症状患者から感染したまた別の無症状患者、従って発見されていない感染者もその周辺には必ずいるでしょう。感染経路が不明ないわゆる“経路不明感染者”の比率が増加して、最近2週間で12%に達しもしました。これは最近イタリアのパドヴァ大学と英国のインペリアル・カレッジ・ロンドン(ICL)の共同研究陣が行った調査でもよくわかります。研究陣が、イタリアの初期拡散地であるボー村の住民3200人余りを対象に封鎖令の開始時点である2月末(感染者73人)と、それから14日後に29人を検査をしたところ、2回とも無症状だった感染者の比率は40%以上だったそうです。

 ボー村で行った調査を韓国でもできるなら、より確実な無症状感染者の規模と主要分布地域を知り、最適戦略を使うことができるでしょう。しかし、住民3200人の村で行った調査を、人口5千万人の韓国でそのまま実施することはできません。そのため、疾病管理本部は多様な方法で国民の血液を収集しています。収集した血液で現在ウイルスがあるかを見る診断検査ではなく、過去にウイルスが浸透した結果として生じた抗体がどれくらいあるかを見ようとしているのです。そうすれば静かな伝播の規模も推定できるでしょう。

 早ければ来週中にも3千人の血液に対する1次抗体保有率調査結果が発表されます。もし保有率が0.1%と出てくるならば、どのような解釈が可能でしょうか?単純計算すれば、全人口の0.1%である5万2千人が新型コロナの攻撃を受けたという結論が出ます。現在韓国の累積感染者数が1万2千人であるため、隠れた感染者がさらに4万人以上いるという話になりますね。ただし、標本になった検体が主にどの地域で収集されたかにも注意しなければなりません。新型コロナの拡散傾向が高い地域で検体が主に収集されたとすれば、全国平均はさらに低くなるでしょう。海外でも同じような調査がありましたが、スペイン(6万人分析)は抗体保有率が5%、中国湖北省の武漢市(1401人)は10%、オランダ(7361人)は2.7%という結論が出てきました。ところが、これもまた検査に使われる試薬が何なのかにより結果が千差万別となり、まだ国際比較は難しいようです。嘉泉大学吉病院のオム・ジュンシク感染内科教授は「韓国は初期からマスクを積極的に使うなど、強力な抑制政策をとったため他の国よりは抗体保有率が低いだろう」と予想しました。

チェ・ハヤン社会政策部記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
http://www.hani.co.kr/arti/society/health/952186.html