よしーの世界

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この国の息苦しさの正体  和田秀樹

2019-12-05 07:18:41 | 
ラジオの文化放送等で安倍政権を批判しているのを、よく聞きます。とても真っ当な意見を

述べていると思われますが、今の日本の政治状況において真っ当な話は通用しません。最近

よく聞く「今だけ、カネだけ、自分だけ」という言葉は安倍政権にそのまま当てはまります

が、マスコミも上層部が安倍総理と会食を繰り返しているように、批判を打ち消す構造にな

っています。


安部第二次政権になってから、日本のムラ社会化はドンドン進み不満は出来るだけ叩きやす

い人に向かいます。タレントや芸能人はおろか、一般の市民でもちょっとした出来事で叩か

れまくる。その一方与党政治家は悪事が露呈しようとも、安倍政権に近ければ忖度を受け、

マスコミも追及がおろそかになって、国民の鬱屈が広がります。


著者は精神科医ですから、その対処法を最後に披歴していますが、本当は日本の検察が担う

べき役割を怠っていることが日本の今の状況を引き起こしていると思われます。例え日本人

の利益が損なわれてもアメリカの言うことを聞いていれば政権が安泰であろうと安倍総理は

思っているのでしょう。


この国の息苦しさの正体    和田秀樹      朝日新聞出版
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