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画像ビューア

2021-05-02 03:00:00 | パソコン

VIXという、オンラインソフトをご存じでしょうか。最近は、あまり聞かなくなりましたが、1990年代から2000年代のはじめまで、おそらく、WindowsXP時代は、紙の媒体のパソコン雑誌、インターネット情報誌が全盛で、それらで紹介され「Vector」や「窓の杜」のようなダウンロードサイトで誰でも入手が出来る、パソコン用のソフトウェアの総称です。無料で配られているものをフリーソフト、寄付や購入するものがシェアウェアソフトと呼ばれています。今でもあるようですが、以前ほど元気ではないようです。この時代席巻した数多くのソフトウェアメーカーの製品は、気軽に手を出すには高価で、無料や幾ばくかの料金で利用できる製品は需要が多かったと思います。今では、市販品を買う人って少なくなりましたね。ビジネスで使うソフトウェアは、ワープロ、表計算、プレゼンテーション、データベース、PIM(PersonalInformationManager、要するに電子版のシステム手帳)などをまとめたものを、Suite(スィート)といいます。今の人はMicrosoftのものしか知らないんじゃないかな。Excel、Word、Powerpointですね。ジャストシステムやOracleはまだ健在だと思います。またオンラインソフトでは、Libreofficeなどが有名です。

現在では、スィートが一式入って売られているパソコンが当たり前なので、ソフトウェアを手に入れるという機会が本当に少なくなりました。ただ、Windowsには行っているものは使い勝手が良いものではないのです。

 

話を戻しますが、VIXは、2002年頃にリリースした、バージョン2.21.148.0が公式最終版。翌年にバグ修正パッチを配布したのを最後に、制作者のK_OKADA氏の消息が途絶えました。オンラインソフトは、企業団体の他に個人制作の物も多いのが特徴です。このVIXは、フリーソフトの形態で配布されていました。現在ではセキュリティーホールが見つかり、使用を止めるように言われています。このVIXは私は未だに愛用しています。インストール不要で、適当なフォルダに置くだけで、Windows10でも問題なく動作します。ただし、XPの時代に無いような特殊な環境では、強制終了されます。それさえ気にならなければ使い勝手が良いです。

 

ながながと前置きを書きましたが、VIXは画像ビューアというジャンルのソフトです。Windowsのエクスプローラのようなフォルダ表示と、そのフォルダの中身の画像をサムネイル(縮小画像)で表示します。JPEGやGIF、BMP、PNGなどの代表的なものは対応しています。オンラインソフトはplug-inという概念のソフトウェアがあり、画像を見るための竹村嘉人氏のSusie(開発は終了しているのかな?)というソフトのplug-inが流用でき、扱える画像を増えせます。

 

VIXの優れたところは、これ単体で90度単位の画像の向きの変更、解像度の変更、明暗調整、トリミングなど簡易的な画像加工が出来る点です。私のブログやホームページは全て、VIXで加工しています。一時期、キヤノンのプリンタに似たようなものが付いてきたことがありますが、処理が重すぎてやってられっかーになりました。VIXに至るまでに、メガソフト社の「イメージフォリオ」は開発終了、アメリカのCerious社の「THUMBS PLUS」は日本語版をビレッジセンター社が手掛けていたのですが、解散してしまい、英語が読めず継続断念。もう20年近く愛用している(笑)

 

さすがにガラケーをUSB接続したときに、Windows上からはファイルの表示移動が出来ますが、VIX上からでは無理ですね。現状、これを超えるものは出ないと思います。今世紀になって、ビレッジセンター、メッツ、エーアイソフト、メガソフトやテグレットは個人用からは撤退といった具合に、開発する会社が残っていません。行政もジャストシステムを追い出すようなこともしているし、日本のパソコンソフトの未来派は暗いと思います、残念ですが。

 

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