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プレミアム商品券

2015-07-05 22:38:50 | 雑記
最近よく聞くんだけど、「よくやるよ」っていうのが正直な感想。

購入金額に上乗せされた額面で、限定枚数を発行。しきりにマスコミが煽っている感じ。
私は、この安易なバラマキは大嫌い。

まず、実施する前に、きちんと販売エリアの住民に税金が、いくらつぎ込まれているか明確にすべき。商工会などが100%出して非税金なら文句は無いけど。

遙か昔にやった地域振興券と同じで、潤うのは「銀行」と「印刷屋」だけだって気がつかないのかな。
配付金額が1億円分の金券でも、商品券のデザインや印刷、または協賛店の幟やステッカーなどで、少なくない金額が発生する。
そして、協賛店は、商品券のまま保持していても紙切れだから、換金する必要があり、これをやるのが銀行。もちろん、タダでやるわけがない。
そもそも税金使っているのに、納税者全員には行き渡らない。発行数だって世帯数より少ない場合が多い。

鹿嶋市で例を挙げると、人口を66000人として、15歳未満人口が13%ぐらいだから、57000人は高校生以上。バイトでも所得税は発生する。
鹿嶋市は、1ロット5000円で6000円分プレミアム商品券を発行している。36000ロット(購入は4ロットまで)。世帯数は29000ですが、在住だけじゃなく、在勤も買えるようなので、各家庭に1ロットずつでも微妙な数。複数ロット買う人間がどのくらいいるか判りませんが、まあ足らないでしょうね。鹿嶋市の場合は商工会が、幾分か負担しているらしいです。

こんなことを、やるんだったら、期間限定で住民税一人当たり、1万円引きの方がマシ。やるのは公務員だから追加の出費は無いだろうしね。
住民税が給料天引きなら、固定資産税、自動車税(100%県税になっちゃうか)だって良い。払うときに、前の年より減額されていれば実感がわく。
商品券の額面以上の、恩恵を受けられるはず。

話は飛ぶんだけど、イオンやカスミ、ベイシア、ウェルシア、ホーマック、カインズ。何でも良い。多くの大手商業店では専用クレジットカードを発行しており、私は、利用する店舗のカードは、なるべく作っています。クレジットカード会社って言うのは、利用出来る店舗から得られる、手数料が収入源であり、当然ながら、それらの店舗は商品に手数料分乗せてある可能性が高い。私は流通は詳しくないけど、カード利用者は、カード会社のポイントを通常200円ごとに1ポイント獲得する。Tポイントなら、3ポイント。それぞれ、0.5%、1.5%還元。当然、カード会社の手数料収入は、これより大きいはず。1000円なら、1005円、1015円以上に確実になる。店側の裁量だから、1020円でも1050円でも良いわけ。そのあたりはブラックボックス。客に教える必要も無い。

それで、プレミアム商品券って、こういうシステム無いよね。1000円の物を買うなら、1000円の額面の商品券でOKでしょ?。
これで、商品券を使う場合は割高になりますって、やられたら、プレミアム感は無くなる。
この結果、商品券を管理する店側はタダ働き!! 発行枚数が限られているので、売り上げが伸びたって実感は無いでしょう。
ただ疲れるだけ、余計な仕事が増えるだけ。個人商店は、換金の時間分、労働力が削られる。銀行なんて待たされるのが当たり前。

ちなみに、商工会の要請で、仕方なく追随する個人商店は、自分のところに商品券を持ち込まれたら、換金しないで、別の商店で消費して、銀行に行く手間をなくすそうです(笑)

もう、こういう馬鹿なことは辞めて欲しいと思う。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (ささぴー)
2015-07-06 19:45:56
・・・・・・。
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Unknown (赤飯(管理人))
2015-07-07 20:28:15
ささぴーさん>
あれ?
返信する

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