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【160526ツアー5】イナガキ食品の『切り落とし』@猿島郡境町

2016-05-30 05:00:00 | 県西の工場直売所
舟町食堂のある道路をまっすぐ北上すると、右手にイナガキ食品工場直売所があります。

看板に『高級ブランド店のスィーツも手掛ける』と書いてあります。つまり、取扱品は直売でも高額な方。たまたま「切り落とし」があったので、それと申し訳程度のバームクーヘンを購入。
輸送失敗で歪になった写真ですが、それだけ柔らかくてふわふわってこと。ホームページを見ると、チーズケーキが専門のようです。

桃の香りがする切り落とし。

ところで、直売系でよく聞く用語を。ちょっと触れておきたいと思います。カステラやバームクーヘンをカットして販売するときに両端の部分は、形が悪く商品としては扱いづらい。
それをまとめて安価で売る物のことです。これを「切り落とし」と言います。精肉とは意味が違ってくると思います。普通は、そういう理由で、いろいろ混ざっていることが多いのですが、
ここでは一種類だけ。味は変わらないので非常にお得ですが、いつもあるとは限らない。今回のツアーは不運なことも多かったですが、こういった幸運にも巡り会えました。

後日の記事でも出てくるので、もう一つ。「久助」。これは米菓などで不揃い品や壊れ物のことで、やはり安く販売されます。語源はwiki見てもよくわからないな。葛の業界でも使っている見たいけど、これは意味が違う。江戸時代は、二八蕎麦の値段が2×8で16文のような数の遊びが盛んだったようだから、単純に10=満足に足りないんで9、それの擬人化っていうのが久助じゃないかな。

この切り落としはバームクーヘンみたいな味だったけど、普通のバームクーヘンの層はこんなに厚くないし、正体はわからなかったけど美味しく頂きました。
店舗が角地で、坂東市のモンテールの直売所と同じような立地だけど、駐車場が交差点の角で出入りが難しく、こういうのって警察の指導は無いのか。横断歩道から出入りになる場合有り。
隣がヤマト運輸の営業所なので、何か理由付けて駐めたい気分。

手のひらサイズのバームクーヘンは、一個162円、切り落としは184円でした。当たり前だけど、切り落としは早い者勝ちで、店舗の駐車場側に、告知があります。

舟町食堂から直進してきましたが、この交差点で、東側の県道17号に移動して、千葉県野田市を目指します、17号沿いには、「さ志まや製菓」と「風見米菓」という境町に二大煎餅メーカーが有り、「さ志まや製菓」は工場前に直売所があるのですが、今回のツアーは、別の煎餅店に立ち寄る予定があって、通り過ぎました。「さ志まや製菓」は今時珍しい一斗缶に入った煎餅があります。


□スイーツ工房 イナガキ食品工場直売店
□猿島郡境町長井戸270-4
□0280-23-5340
□10時~18時
□日曜日定休

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