先生のお宅は平静な住宅街にありました。私の自宅から車で10分弱。
「おうち、すぐわかった?」と聞かれ「あ、ちょっと迷いましたー」と答えました。
ホントは前日に先生のお宅を下調べしていたのでしたが、道を一本間違った。
先生は50代半ばくらいの女性でした。
後から知ったのですが、大学や大学院などでとことんピアノを勉強された先生でした。
なので色んなアプローチで練習法などを教えてくれました。
レッスン・ルームに通されると、そこにはリッパな「BOSTON」のグランド・ピアノが。
「はぁ~・・・、BOSTON・・・」グランドはいいなぁ。
「どの程度弾けるか知りたいから、とりあえず弾いてみて」
ピアノの椅子に座ると、先生に「ピアノはお持ちですか?」と聞かれ
「はい、アップライトですが」と答えると
「ヤマハ!?」
「いいえ、ディアパソンです・・・、」
「う~ん・・・、聞いた事あります・・・」
「では、宜しくお願いします」と言って私はノクターンを弾きました。
演奏が終わると、先生は小さく「わぁー」と言って拍手をしてくれました。
うれしかったっす・・・・・
(TT)、怒られなかった・・・。
「でも何箇所か惜しい所があって・・・」と「ここは、こう弾くの」と、
判りやすいように、そして私が納得するまで教えてくれました。
ありがたやー。
レッスンが終わって「左手の伴奏がキレイに弾けてるし、ワルツになってないし、
ノクターンの他の曲はやってないの?」と、私のノクターン集の楽譜のページをめくってました。
あぁ、ワルツから脱出できたんだ~。
そして「ポピュラーでも、ジャズでも、ピアノの楽譜だったら
何でも教える事は出来るので、弾きたい曲があったら
持ってらっしゃい」と言ってくださいました。
超絶嬉しかった😭😭😭
レッスンに行く時は怖くて涙だったけど、帰りは嬉し涙でした。
この先生にお世話になって3年になるのですが、
「大人の生徒さんは練習熱心で本当にうれしいわぁ~」と私の頑張りを認めてくれます。
自分のピアノ・ライフのためにも、ピアノの先生や仲間そして調律師さんには
「ピアノが好きで、練習もきちんとする人」と信用して欲しい。
「だから、覚悟を持ってきちんと教えなきゃ、場合にってはそれ以上の知識や技術を」とか
「より良く調律しよう」等と、ちょっとは特別な人になれるかも。
とりあえず続く