GW初日。家族で、椎名誠の写真展を観にいってきた。写真の良し悪しについては、正直、絵画以上に判らない。白黒の写真が多く、なんだか懐かしい気分になった。そして、全く関係無いのだが、自分が子供の頃にあった緑色のビンに入ったスプライトが飲みたくなった。ホント、よくわからない。
息子が、剣道部に入ったので、父親からのプレゼントとして『バカボンド』を1~13巻まで買って、
『俺からのプレゼントだー!』
と渡した。難しい本なんて読まないだろうが、漫画本なら喜んで読むと思ったので。息子は、数ページ読んでから、
『これ、全部、読まないと駄目なん?』
とうんざり顔。その言葉に、カッち~ん!っときて、叱り付けた。(しかも、俺の少ない小遣いで買ってやったんだぞ。実費だぞ!)一瞬にして、部屋の中は気まずいムード。いやいや、冷静になれ、オレ。これでは、本人の意思も聞かずに勝手に学習塾に申し込んでくるバカ親と一緒ではないか。
『お父さんが悪かった。これはオレが読む。』
ということで、読み出したらむちゃくちゃ面白い。そして、甘ちゃんで育った中学一年の息子には理解できない、ある部分グロいと思った。昔、雑誌で連載していた頃に一部、読んだことはあるのだが、通して読むと初めて見るシーンもあり、とても面白い。これは、あと20冊、33巻まで揃えねばと思っている。最近、”オレ、なんか、枯れてしまったね”って自分で感じる。30代までは、内心強く抱いていた世の不条理に対する怒りみたいなものが、全く無くなってしまって、空手も全然、やる気がでない。『バカボンド』が面白いと思えるのは、まだ、心の中に刀みたいなものが残っているのだろうか。
ウチにもありますが、奥さんも子供たちも一切読みません・・・
どもっ。
絵がリアルだし、吉川英治のそれよりも、とっつき易いと思ったのですが、女・子供には理解できないのでしょうね。この前、オート○ックスで、佐々木小次郎編は読破しました。でも、自室に揃えておきたいです。