コオイムシ (子負虫) Appasus japonicus は、カメムシ目コオイムシ科に属する水生昆虫で、
本州・四国・九州の平野部にある水田等の浅い水域に生息する。
体は扁平な卵形で、前脚は鎌のような形の捕獲脚、後脚は遊泳脚である。水草などの中に
潜んでいることが多く、尾端にある短い呼吸管を伸縮させ呼吸する。
ということで、我が家の近くの湿地で昨年しこたま集めた、コオイムシ♂が剥離した卵塊を
調べています (ようやく重い腰をあげて・・・)。
交尾・産卵の時期と水温の関係を調べようと思ったのですが、データロガーを買うお金が無く
水温のデータが取得できていません(爆)。なのでこれは予備調査ということで、今年は
がんばります。
詳しくはこちら「コオイムシの繁殖行動について」
卵塊を背負ったコオイムシ♂ 3匹の♀の卵を背負う。
赤ちゃんが孵化している途中でも、獲物 (これはヤゴ) が来れば捕食する。
孵化が終わると背中の卵塊を水草などに引っかけ剥離する。
シーズン中に集めた孵化後の卵塊(6/下旬~8/下旬)。
一旦アルコール液浸して保存する。
卵塊は取り出して乾燥させた後、ウサギ付き複写台???で接写する。
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