両生類日記

今日は会えるかな

25時まで びしょ濡れになって・・・

2011-02-28 18:00:30 | 生物

天気 雨、気温12℃ 19時30分自宅を出発。両生類は、暗くなるとすぐに行動を開始します。
林道でカスミサンショウウオ (Hynobius nebulosus) 発見、続いて交通事故死した
ヤマアカガエル (Rana ornativentris) のペア発見。←残念です。
ヤマアカのペアの写真は、あまりにも凄惨なのでお見せできません。

20時30分 場所を移して、山際の田んぼの畦。ヤマアカガエルです。



少し進むと、またカスミがいました。



21時 平野部で田んぼの広がる所では、ニホンアマガエル(Hyla japonica)を見つけました。



21時30分 いつもの観察場所に到着です。最近砂防堰堤を作っていて、カスミが心配です。
でも、工事用の道路をしっかり歩いていました(平坦で歩きやすいから?!)。20匹以上はいます。
22時、カスミの行列があまりにも圧巻なので山岡先生にTELすると、「今から行きます!!!」。
産卵場所まで50m以上上部にもいました。繁殖シーズンに間に合うのでしょうか?。



23時30分 山岡先生ご到着。この時間には山に引き返すカスミも現れました。
同じ工事用の道路上にニホンアカガエル(Rana japonica)がいました。
こちらは、カスミよりさらに繁殖場所は遠いのですが、帰り道でしょうか?。

雨あしが強くなり、山岡先生と別れたのは25時。お疲れ様でした。

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カスミが・・・ヒキガエルが・・・

2011-02-21 22:29:30 | 生物

2月17日は午後から雨でした。
夜になっても降り止まず、条件は悪いけどともかく出かけることにしました。
「今日みたいな日は、暗くなったらすぐ動きがあるな・・・。」
案の定「歩いてる!歩いてる!」
しかし、今まで白昼地図を片手にウロウロ何をやっていたんだろう?骨折り損だったようです。
それにしても、シッポの丸いカスミ、変なヤツ?それともメスだから?


ニホンヒキガエル (Bufo japonicus) のおチビ
 

ニホンヒキガエル (Bufo japonicus) のおチビ2匹目
 

カスミ (Hynobius nebulosus) の♀ シッポが丸いのは何故?
 

こちらもシッポの丸いカスミ (Hynobius nebulosus)
 

産卵が終わって9日もたつのに留まっているヤマアカ♂

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KYO大大学院M先生のご講演

2011-02-14 18:40:13 | 生物

2月12日いのちのたび博にて、KYO大大学院M先生による特別講演
「カエルとサンショウウオ~水辺の隣人たち」を拝聴してきました。
1時間30分のお話は、幼少の頃からのヒキガエル好き→オサムシの研究→ヒキガエルの研究→
コガタブチサンショウウオについて→タゴガエルの地方種族について→カスミサンショウウオの系統や
海外での調査時の逸話など、盛りだくさんの楽しいひとときでした。
スライドの1枚目は、先生がタバコをくわえヒキガエルを頭に乗せニコニコしていらっしゃる写真からでしたが、
あっけにとられてしまい投影画像を撮影するのを忘れてしまいました。
さて、耳寄りな情報です。M先生曰く「最近ゴールデンバットをよく吸ってるよ~」
研究室にご用の方は、おみやげにゴールデンバットがいいかも。
山口県のナガレタゴも調べてくれた、タゴガエルの系統分類学が修論の江★君もお疲れ様でした。


M先生の特別講演


小学生時代からヒキガエルを持って写真に収まっています。


大学院生の頃の写真です。


今はフィールドで調査をされるのはオオサンショウウオだけとの事。


2人とも左手にタバコ、お会いするといつもこんな感じ?!。(別の日の撮影)

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よゐこが道路を横断中なので・・・

2011-02-12 20:33:49 | 生物

雨の日の夜、山際の道路を横断して産卵場所に向かわなければならない場所がいくつかあります。
よゐこ達は、自動車をよけられるほど俊敏ではありません。
懸命に歩いているんでしょうが、どう見ても路上にうずくまっているとしか思えません。


カスミサンショウウオが横断しています。


ヤマアカガエルも横断しています。

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ヤマアカ動く!

2011-02-12 20:14:23 | 生物

2月8日夜、ヤマアカガエル(Rana ornativentris)があちこちで動き始めました。
この日の天候は夕方から小雨、21:00の気温8℃。






ヤマアカの♀が産卵場所に向かっています。


少し出遅れて産卵場所に向かう♂も・・・。


産卵場所の全景(翌朝撮影)。


ヤマアカガエルの卵塊です。

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キタキチョウ

2011-02-07 20:30:52 | 生物

キタキチョウ(Eurema mandarina)
2005年に日本のキチョウはキタキチョウとキチョウの2種に分けられ、本州などに生息している
馴染みの深いキチョウはキチョウではなくキタキチョウになりました。

成虫越冬で年数回発生しますが、秋型は黒斑が消失するかわずかに痕跡として残る程度です。
毎年2月上旬の暖かい日に飛ぶのを見かけます(2011/2/5撮影)。




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エグリトビケラ科の一種の巣

2011-02-03 20:13:14 | 生物

エグリトビケラ科:Limnephilidae の一種と思われます。
巣を剥いで同定するには忍びなかったので、巣の作りだけでの判断です。
日本産のトビケラの中では、最も多くの属と種を有する科です。
カスミサンショウウオを探している最中、止水の中で見つけました。
落ち葉で出来た巣の長さは約40mm、どの個体も同じような葉の組み合わせで個性がありません。


表面


裏面


側面

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