両生類日記

今日は会えるかな

北海道紀行その5 ― 北海道の昆虫 ―

2011-11-18 09:17:23 | 生物

 北海道で出会った昆虫を、わずかですがご紹介します。中には中国地方では見る事の出来ない昆虫もあります。トンボの同定については、山口むしの会の 管 哲朗 さんにお願いしました。
 写真のイイジマルリボシヤンマ (Aeshna subarctica) は、環境省RDBでは準絶滅危惧種 (NT) に指定されています。オオルリボシヤンマやルリボシヤンマに色彩・模様が似ているので、オオルリボシヤンマの可能性もあります (悪しからずご了承下さい(爆!)) 。


イイジマルリボシヤンマであろうと期待している個体


キトンボ (Sympetrum croceolum) 北海道・本州・四国・九州に分布


ムツアカネ (Sympetrum danae)  寒冷地に分布し本州では高冷地に生息


ムツアカネの雄は成熟前は雌と同じ体色ですが、数日で黒化しはじめます。


ムツアカネの雌個体


クジャクチョウ(Inachis io) 本州中部以北の高山と北海道に生息


エルタテハ (Nymphalis vaualbum) 本州中部以北の高山と北海道に生息


カメノコテントウ (Aiolocaria hexaspilota) 全国に分布 上翅の模様に変化が見られます。

Copyright (C) 2011 TOKUNAGA Hiroyuki All Rights Reserved.


北海道紀行その4 ― 北海道の両生類 ―

2011-11-09 20:42:41 | 生物

 北海道には、キタサンショウウオ・エゾサンショウウオの2種類のサンショウウオとニホンアマガエル・エゾアカガエル、そして移入種であるアズマヒキガエル・ウシガエル・ツチガエル・トウキョウダルマガエル・トノサマガエルが生息しています。
 10月7日は、網走を朝出発し知床半島を経由して釧路までの行程でした。 あいにくの雨でしたが、夕方暗くなってまもなく、国道272号線 (釧標国道) を釧路まであと30kmばかり残す地点で、エゾアカガエルの大移動に遭遇しました。
 暗闇で周りの様子がよく判らなかったのですが、雷別川が近くを流れており、R272の起点から35kmポスト~20kmポストと思われ、とにかくおびただしい数のアカガエルでした。冬を前に産卵場所近くの水中で越冬するつもりで移動していたのでしょうが、中には繁殖に参加できそうにない若い個体も混じっていました。


国道272号線の路上にいたエゾアカガエル (Rana pirica)


コッタロ湿原展望台頂上直下にいたエゾアカガエル


釧路湿原温根内の湿原の水中にいたエゾアカガエル


エゾサンショウウオ (Hynobius retardatus) :野幌森林公園自然ふれあい交流館にて

 Copyright (C) 2011 TOKUNAGA Hiroyuki All Rights Reserved.