伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

バッタ、バタバタバタの正体は

2020年05月15日 | 生き物
 その時、谷間の向こう側にある木に咲く花に気をとられていた。道路下10m程下の谷間は休校田、その向こう側には花が咲いていたのだ。





 この花って何だろう。ガマズミでではないだろうが、それと似たような花を付けているようだ。

 その時だった、バッタ、バタバタバタと道路を蹴りながら近づいてくる足音がした。
 花に気を取られていた私は、誰かが走って近づいてくるのだろうと考えながら、遠くの花の撮影ポイントを探っていた。

 いよいよ足音はすぐ横に来た。そこではじめて振り返ってみた。

 えっ!

 そこに居たのは野ウサギ。

 その時の状況をイメージ画にしてみた。



 PCのスケッチというアプリを使って書いてみた。2度目の作画体験だが、ま、こんなものか・・という感じ。

 ウサギが止まった。次の瞬間、犬がワンと鳴いた。するとウサギは80度方向を変え、来た道を引き返し、20m程走って左側に曲り見えなくなった。


 不思議なのは、犬が待ち構えているのに、ウサギはまっすぐに走ってきたのか。
 以前も、ニホンアナグマが、同じようにまっしぐらに走ってきて、今回と同じように犬の声を聞いてはじめて方向を変え、逃げ去ったことがあった。

 あくまで推測だが、目の位置に関係があるのではないか。

 ウサギの目は顔の横側についている。この目の付き方は、体側から体の後ろにかけた視野は一定確保できそうだ。しかし、前の方の視野の確保は難しそうだ。特に距離感はつかめそうにない。
 
 その体の構造が、真正面にある危険の察知を遅らせているように思われる。たぶん、アナグマも同じ理由。

 近所の人に聞くと、これまでもウサギをたびたび見かけているという。子どももみたことがあるとか。

 再び出会えることを願いたい。


 ウサギの数え方は1羽、2羽で、羽が単位になる。昔、四つ足の動物を食べてはいけないと言っていた時代に、ウサギの肉を鳥の肉と偽って食べたことが由来と聞いたことがある。イノシシの肉は山鯨というのも同じような理由なのかもしれない。

 それはともかく、鳥には食べて良いとされてきた。かわいそうな存在だが、散歩では良い声を聞かせてくれる。

 今日もシジュウカラが電線の上で「ツツッピー」とさえずっていた。



 苗が植えられた田んぼにはダイサギがいた。





 目の周りは婚姻色の緑色に染まっている。風になびく飾り羽がきれいだ。


 鳥と同じく空を飛ぶ航空機。
 昨日の朝の写真だが、DHLでアエロロジックが運航している機らしい。ドイツのライプツィヒから成田に向かっているボーイング777だ。



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