広島農大だあ! V2

広島県庄原市で,農業を志す若者の学園!
 それが,広島県立農業技術大学校です

農業概論視察研修 part1(午前)

2009-05-14 | 学校行事

平成21416日木曜日に1年生「農業概論」の視察研修で、農大のOB(養成・研究課程卒業生)を中心とした近郊の農家を見学してきました。

最初は東城町の金本園芸工房でした。耐雪型ハウス約40aで、ホウレンソウやコマツナなどの軟弱野菜を作付され、多い時にはホウレンソウで4kg/20/1ケースを80ケース程度出荷されているそうです。家族4名主体の経営で、産直市での営業により業者からの注文も入っているとのこと。地元とのつながりを早くから持ち、軌道に乗せることが農業で生活するための得策だと感じました。また、ハウス、ハウスの周囲、機械置き場等すべてが片付けられていて、作業もしやすいように思えました。整理整頓は作業や栽培にも表れると思うので一番見習いたいと思いました。

 2番目に同町内の藤本農園に行きました。和牛堆肥とあいがも農法を取り入れた水稲経営約17ha(あいがも農法4ha、減農薬農法13ha)を主体に親子2代の夫婦4名を主体に経営されていました。藤本聡氏の話の中で「売って、買っていただく事で産業につながる。ただ作るだけでは自己満足の家庭菜園でしか成り立たない」という言葉はとても共感しました。「自らが栽培した農産物を知ってもらいたい。食べていただきたい。」という藤本氏の言葉は社会とのつながりを持たなくては意味がないと言われているような気がしました。私自身も今まで栽培が楽しく畑での作業に満足していた部分というのはとても大きいのでこれからは社会とのつながりを深めるための手段、方法をより多く学びたいと思いました。

3番目は農大に近い食彩館しょうばらゆめさくらに行きました。野菜、漬物等手作り加工品販売店舗、ミルク工房、特産店、交流ホールとに分かれており、野菜は庄原周辺の農家からの直送でどれも鮮度がよく、少量多品目になっていました。いずれも農家の方たちの手作り感がよく伝わるものばかりが並んでおり、観光客だけではなく、地元の主婦と思われる方も来られていたので地元にも密着し、地産地消にも効果が高いように感じました。ただ、単価に関して品目によって高いなと思うものもありましたが、小売店とは違い道の駅で特産が集まり、新鮮で、安心、安全を思えば消費者も納得の価格なのかなと思いました。

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