広島農大だあ! V2

広島県庄原市で,農業を志す若者の学園!
 それが,広島県立農業技術大学校です

働く人と牛を大切にする牧場に行きました

2019-12-05 | 畜産課程
 11月29日,繁殖経営をされている立川牧場を視察しました。
 立川牧場は,肥育用の牛舎で繁殖牛を飼われています。繁殖牛はつなぎで飼うことが多いのですが,肥育用の牛舎で群飼することにより発情したときにとても分かりやすいので,やはりいいなと思いました。また,分娩房も難産等のトラブル発生時に産科ロープで引っ張ることができるなど何かあってもいいように間仕切り柵を動かしすぐに部屋が広くなるよう工夫されて作られていました。
 今回,視察させてもらって思ったことは,立川さんは牧場で働く人と牛のことを思って牛舎を建てられたということです。農大を卒業して家に帰ってからも,牛と人にやさしい牛舎を建てたいです。
肉用牛コース1年 Y


2年生全員で2泊3日かけて他県の農業を勉強してきました。

2019-12-05 | 2年生
 10月23日(水)に香川県にある,国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構西日本農業研究センター四国研究拠点にて研修させていただきました。
 ここでは,ハウスいちごの試験研究や低コスト施設園芸技術,高品質カンキツの安定生産技術について聞かせていただきました。
 印象に残っていることは,2つあります。一つ目は,ハウスいちごの高温対策として気化潜熱を利用して暑さの対策をするというものでした。二つ目は,高品質カンキツの安定生産技術で養液土耕を利用して行うというものでした。
 今回,学ばせていただいたことを今後生かしていければと思います。
園芸課程落葉果樹コース M



 10月24日(木)に兵庫県立淡路農業技術センターで視察させていただきました。あいにくの雨でしたが,自分の知らない淡路島の農業や機械,研究など様々なことを学べることができ,とても有意義な視察でした。今後,これらの技術が普及し,自分達が使えるようになったらとてもすばらしいだろうなと期待に胸が膨らみました。
園芸課程野菜・花きコース花き専攻 Y



 10月24日(木)に神戸市にある株式会社キャルファーム神戸さんに行きました。代表取締役社長の大西雅彦さんに,たくさんの将来のためになるお話をしていただきました。キャルファームではいろいろなことに取り組んでおられ,将来農業をどんな感じでどのような戦略で行なえば上手くいくのかを学ぶことができたので,とても勉強になりました。特に勉強になったのは,販売の仕方がJAを通さずに直接業者と取引していること,品質のいいものを提供していることです。
園芸課程野菜・花きコース野菜専攻 Y



 10月25日(金)に県外研修にて兵庫県西脇市にある川岸牧場さんを視察させていただきました。川岸さんは現在,雌の肥育牛だけを350頭,飼っておられるそうです。お話では「いい牛を育てるにはまず見る目が大切だ」ということを教わりました。子牛の導入の時点から,その牛がどれだけの能力を秘めているか,毛並みや角,蹄等で,たくさん食べることができる牛かどうかを見ているそうです。また,導入した後も餌やりや掃除の時にしっかりと観察をして異常がないか,今日一日どれだけ食べることができるか等を見ることで判断し,食べることができる最大の量を残さず食べさせることが大事なのだと教えていただきました。
 また,牛舎でモーツァルトを流すことや仕切りにコンパネを使ったりすること,飼槽周りの清掃をすることで牛たちのストレスを最大限抑えるといった工夫をしておられました。
 将来,自分は和牛を飼いたいと考えているので川岸牧場さんのような美味しいお肉を育てられる見る目のある農家になれるように頑張りたいと思います。
畜産課程肉用牛コース O



カンキツ産地の担い手育成について学びました

2019-12-03 | 果樹
 今回,私たちにとって,呉市蒲刈町へ視察に行くのは初めてになります。自分が思ったことはミカンなどのカンキツの圃場が多いことでした。蒲刈ではカンキツ栽培の担い手が少なく,果実の生産量が年々減ってきているそうです。蒲刈で栽培しているカンキツの品種は,石地,レモン,不知火などでした。
 広島県果樹農業振興対策センターでは,レモンの大苗育苗をしています。育苗袋はマルチと同様の役割を持ち,土壌の乾燥,雑草の発生を防ぐそうです。アブラムシやエカキムシやかいよう病の防除をされていました。毎週,葉面散布もしているそうです。
 今回の調査を通して,果樹栽培,生産を続けるためには担い手の数を増やし,良い果実を作るために,対策を考え作業を行なっているのだなと思いました。
落葉果樹コース O