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テレビっ子のひとり突っ込み

『イケメン共よ メシを喰え』(ドラマ)感想・概要紹介

2024-05-29 23:54:58 | 日本のドラマ


2022年 日本

◆おススメ度
★★★☆☆
孤独のグルメと忘却のサチコ、たべるダケなどが好きな人にはかなりおススメ


◆キャスト
池田好美(イケメン好きのアラサー編集者):筧美和子
細見賢人(イケメン新人編集部員):井上祐貴
堀みずき(好美の同期):秋山ゆずき
小路新(クセ強めな編集長):竹中直人
片桐夏彦(乙女ゲーの推しキャラ):西銘駿
樋口(フリーカメラマン):仁科貴
ハルキ(2話ゲストのイケメンミュージシャン):鈴木曉(あさひ)
幸太郎(5話ゲストの和菓子屋三代目イケメン):内藤秀一郎


◆感想・概要

ドラマ感想書くのをだいぶサボっていたら、イップスみたいな状態になってどんどん書けなくなって来ちゃいました。
なので、とりあえず書きやすく、ライトなやつから紹介していきます。


今年1本目はこの作品。以前マンガの紹介で書いたのですが、その実写化ドラマです。

正直、作者の画力がちょっとアレで、なかなか登場人物のイケメン度が伝わらなさげな作品でしたが、実写化はいい!
これはもう、「ライアー×ライアー」に次ぐ、ほんとに実写化した方がいいっていう作品です。
特に、私の好きな若手編集員の細見君役の井上祐貴がすごくいいです。



ドラマの作りとしては、孤独のグルメとか、忘却のサチコ、たべるダケ、みたいな食べる系ドラマと一緒で、食べっ
ぷりの良さを映像化して、人の食欲を刺激したり、年を取って自分が食べれなくなった人々の食べたい欲を疑似体験
させるっていう作りのドラマです。

ただ、他と違うのは主人公の雑誌編集者、池田好美が無類のイケメン&妄想好きであることと、元々小食であった彼女が
編集部に新しく入った新人でイケメンの細見君の豪快な食べっぷりに食欲と性欲を刺激され、食を楽しむことに夢中に
なって行くっていうところです。

主人公を演じているのは、いつの間にか30歳になってた筧美和子。(ドラマ当時は役と一緒の28歳だったみたい。)

筧美和子って、ちょっと大根女優だと思ってたけど、こういう不自然なセリフを言う漫画原作の妄想ヲタ女子役が
むしろ向いてるのかも。変顔系演技もなかなか合ってる気がする。


★★概要紹介

大のイケメン好きで妄想好きな主人公池田好美は、出版社勤務の28歳独身彼氏ナシ。
彼女の朝は、乙女ゲームの登場人物、夏彦のやさしいおはようの声から始まる(妄想)のが日課。

自身が手掛ける「イケメン書店員」を紹介する企画が、ようやく担当している文芸誌の次号に掲載がきまったことに
ウキウキしながら出社した好美は、突然その担当の文芸誌が廃刊になること、そして、グルメ雑誌に担当が決まったこと
を告げられてしまう。

色々な意味でショックを受け、落胆する好美。

というのも、彼女は、食に全く興味のない、超小食人間だったのです。


お昼ご飯も、1ピースのチーズケーキ3分の一ほどでお腹がいっぱいになってしまう好美。

小食であることで損をしたことしかないと嘆く彼女に、趣味と嗜好がマッチした音楽系雑誌に異動できた実績のある仲良し
の同期、堀みずきは、異動を願い出ることをアドバイス。

意を決して異動の希望を表明しようとした好美だったが、編集長小路との会話途中に、イケメンの新入社員細見賢人が挨拶
にやってくる。



彼のイケメンっぷりを目の当たりにし、かつ編集長に彼のことを頼まれた好美は、急遽異動願い表明を撤回(まだ口に出し
ていないので自分の中で)。

好美は同僚かつ先輩の特権として、細見にゴハンをごちそうするという名目で彼のおススメする中華屋に。



イケメン新人細見を前に、甘い妄想を膨らませる好美。


(ガツガツとゴハンを食べる描写でも、中国ドラマと違って食べ方をキレイに撮る日本のドラマ、安心感あります。)


(ここの、「え、これ見ていいやつ?見ていいやつよね?」って心の声のシーン、好きです。)

彼女は、部活帰りの男子高生のように食欲旺盛で目の前の食事を平らげていく細見を間近で堪能していた好美は、その姿
を前にして、突然体の奥からムラムラと湧き上がる食欲を感じ、自身もラーメンをオーダー。





そして、初めての食欲に喜びを感じつつ、初めて1人前を完食。

このことがきっかけで、グルメ雑誌でイケメン特集その名も「ごはん男子」なる企画を進めることに。


なお、好美と一緒に中華屋に入った細見は細見で、食に興味なさそうに自分がオーダーし、食べる姿を見ていたかと思えば
急にラーメンをオーダーし、ものすごい食べっぷりで完食、そして自信にあふれた姿で突如仕事に戻る好美の姿にきゅんと
来て、好美に惚れてしまう。


そんなこんなで、そっから1話ごとに、新しく、ゴハンを食べるイケメンを発見し、その姿に触発され自身もムラムラして
食欲を刺激され、それを仕事にする、っていう好美の生活と、その姿にやきもきしながら好美への想いをちょっとずつ
募らせていく細見の生活が始まります。





基本は、実在するお店の美味しそうなゴハンとゲストイケメンを堪能する感じなんですが、ほんのちょっとずつ、細見の
恋が成就しかけていくってところが私が推奨するポイントです。


各話のイケメンゲストと言っても、BSテレ東の深夜ドラマってことで、ほぼ知らない俳優さんたち。

まー、ヒロインが無類のイケメン好きで最後にはやっぱり近くの最強イケメン細見君、ってことになるはずなので、細見
役の井上祐貴を上回るイケメンゲストは基本出さなかったんでしょう。多分。(ただただ私の好みの問題かもだけども。)


でも、2話目に登場する、ハンバーガーをほお張るイケメンミュージシャン、ハルキ役の鈴木曉(あさひ)はちょっと良かった。



あと、5話に登場する和菓子屋の3代目で、好美と一緒にシュラスコを食べる幸太郎役、今、きょも(SixTONESの京本大我)
がやってるドラマ「お迎え渋谷くん」に出てる神田君役の内藤秀一郎でした。



それが唯一、知った顔って感じかなー。

人力車を牽く車夫役の佐野岳も、顔はなんとなく知ってるけど、どこでどの役やってたか思い出せない感じ。

基本、8割方仮面ライダー俳優かテニプリの舞台に出てる俳優さんたちっぽいです。


イケメンが食べる姿にスイッチが入ると、

「なんだか、とっても、ムラムラするぅ!」



っていう好美が心の中で叫ぶセリフ、これをただただ言わせたいだけじゃないかっていう制作側の意図も感じますが、

細見の好美に対する好意にいち早く気づき、それを生暖かく見守りつつも、素で細見と好美の恋路への発展を邪魔する
結果を招いてしまう、編集長役の竹中直人と細見の掛け合い的なところも見所です。



最終話は、原作と同様に好美と細見が焼肉を食べに行く回で終わります。

けど、原作と違ってちょっとだけ細見が勝負に出ちゃいます。

自分が焼肉食べてる姿を見てトリップしちゃってる好美に気づいた細見は、

「先輩の妄想、僕なら叶えられますよ」

といって、好美の妄想、イケメンにあーんされるっていうのをリアルでやっちゃいます!!



これは一気に進展させたなーって思いきや、焼肉店を出て、ちょっと川沿いのベンチかなんかで食休み中に、好美の手を
握りたいけどなかなか行けない細見。
(「あーん」するより手を握る方がハードル高いもの?)

やっとここで、私の好きな原作の展開、手の処女を細見に奪われる展開かと思いきや、次の取材に呼ばれて、好美の方
から無意識に手を繋いでくる展開。

そして二人、夕日に向かってかけていく・・・(END)、みたいな?

ちょーっと続編ありそうな感じで終わってるんですけど、やっぱこれでオワリなのかなー。

そういう何事も腹八分目がいいんだよって感じ?

ちなみに、この作品みて、井上祐貴が好きになって、立て続けに「痴情の接吻」と「にがくてあまい」をみちゃいました。



原作のテイストをちらっとご紹介。


コメント
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