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テレビっ子のひとり突っ込み

『あったかいロマンス』あらすじ・感想 (ネタバレ注意!)

2021-04-18 23:59:14 | 中国ドラマ

2019年 中国

◆おススメ度
★★☆☆☆
(中国時代劇の陰謀や争い的なドラマ見るのに疲れた時に息抜きに見る分にはおススメ)

◆キャスト
・シン・フェイ(スートゥー・モー)
・リン・イー(グー・ウェイイー)
タン・シャオティエン(フー・ペイ)
・ジョン・インチェン(ワン・シャン)
・チョウ・ジュンウェイ(リン・ジーツン)

◆あらすじ
ざっくりとしたあらすじとしては、フツウのちょうどいい女の子脳のヒロインと、ひょんなことから出会った物理学専攻のイケメン優等生が恋をして、その思考回路の違いから微妙にすれ違ったりしながらも、少しずつ歩み寄って愛をはぐくんでいくほのぼのラブストーリーって感じです。

(以下、ネタバレ含むあらすじ)
主人公のスートゥー・モーは、キャンパスの併合により距離の近くなった高校時代からの同級生フー・ペイと友達以上、恋人未満のような生活を続けながらも、彼女になるまであと一歩という毎日を送る。
しかし、フー・ペイは、スートゥー・モーを恋人のような扱いをしておきながらも男子特有のデリカシーのなさ、ガサツさで二人の関係をはっきりと言葉にすることなく、友達付き合いや趣味を優先する日々。

ある日、スートゥー・モーを後ろに乗せたフー・ペイは、大学寮のルームメイトで物理学科の優等生、誰もが認めるイケメンのグー・ウェイイーと自転車で衝突し転んでしまう。そしてそれが原因で同じリュックを持っていたスートゥー・モーとグー・ウェイイーはそれぞれのバッグを取り違えてしまう。
バッグを取り違えてしまったことでグー・ウェイイーは学生証を提示できずに希望していた量子力学研究室の選抜試験が受けられず、広告会社の就職面接に行ったスートゥー・モーは、準備していた資料を提出できずに不採用となってしまう。

それぞれお互い第一印象最悪な出会いをした二人だったが、フー・ペイの配慮のない行動に傷つきながらもあきらめの境地にも似た表情を浮かべる彼女を見ているうち、グー・ウェイイーはスートゥー・モーのことが気になりだしていく。

そんな時、就職活動のためにスートゥー・モーは母親の友人のグーおばさんの空き家だという部屋を借りて住むことに。自分好みに部屋の模様替えをして一人暮らしを楽しむスートゥー・モーだったが、期間限定でグーおばさんの子供が帰ってくることに。そして、大雨の夜、1日早くそこに現れたのはグー・ウェイイーだった。

フー・ペイが好きなスートゥー・モーは、グー・ウェイイーには興味がなく、異性とルームシェアなど考えられず、寮へと戻ろうとするが、親友の息子でイケメン優等生のグー・ウェイイーを気に入った彼女の母親は、なんとかルームシェアを続けて二人をくっつけようと画策。
さらに、彼女に出て行ってほしくないグー・ウェイイーも、あの手この手で理由を考えては、彼女との同居生活を続けようとする。

そして次第にスートゥー・モーの気持ちも変わっていき・・・

てな感じで、ちょっとずつ恋心をあっためていく二人を生暖かく見守れるドラマです。


◆感想
うーん、「お昼12時のシンデレラ」、「マイ・サンシャイン」、「シンデレラはオンライン中!」がシンデレラ3部作なら、こっちは「となりのツンデレ王子」、「ツンデレ王子のシンデレラ」に次ぐ、ツンデレ王子3部作?制作は同じかどうかは分からないけど。

なぜか、中国ドラマの高校生回想シーンを見るのが苦痛なので、このドラマはその時代がかなり少なかったのでよかった。(グー・ウェイイーが絡んでこないからだとは思うけど)なんか、あのジャージで高校生活を送る場面が苦手なんだよね。先生とかも頭ごなしに怒る人が多いし。男子はやたらと子供っぽく描かれるし。

ヒロインが何か罠にハメられたり、主人公が浮気したり、もしくは主人公に切っても切れない関係のライバルの邪悪な女がいて、ことごとくヒロインに嫌がらせをしたり、っていうような部分がないので、すごく落ち着いてみてられます。
中国の陰謀渦巻く宮廷ドラマとか、なんでかわからないけどこのままハッピーエンドで終わればいいのに主人公二人がようやく想いを伝えあってくっついた瞬間試練が待ち受けてどん底に突き落とされるようなドラマに疲れた時に、息抜きにみるのがちょうどいいドラマです。話数も24話っていうそんな長くないし。
まぁでも冷静に考えると、そこまでの価値があったのかなって感じですが、2話目以降はU-NEXTで課金して全部見てしまった・・・。

グー・ウェイイー、イケメンと言われつつも私の好きなタイプではない。でも、役として、プライド高くて人に弱みをみせないのかと思いきや、自分の片想いを研究室の教授と同級生に相談したりする場面があって、割とひょうひょうとしつつ人間味があるところが好印象。物理学を専攻する男たちが、女子に想いを伝える方法をあれやこれや考えて、傑作だ!って出た表現が、まったくフツウ女子に伝わらないとこがウケます。(例えば、考え抜いた二次方程式を彼女に解くよう言うが、バカにしてると思われて全く伝わらず、でもその式を解くと、実はハートの形になるとかね。)

キャスト的には、ほぼほぼみんな初見な俳優さんたち。
フー・ペイ役の人だけは、1話だけ無料でみた「殿下攻略 ~恋の天下取り~」の主演の人でしたが。(殿下攻略の方がちょっとあか抜けた感じになってました。)

ヒロイン役のシン・フェイさんは、ツンデレ王子3部作の前2本のヒロインにちょっと雰囲気が似てます。
日本の女優さんでいうと、波留と若い稲森いずみを足して割ってちょっと子供っぽさを加えた感じの方です。

フー・ペイのお父さん、「シンデレラはオンライン中」のシャオ・ナイのお父さんと同じ人だと思うんだけど、いつもは優しくて理解のあるおじさん役しか見たことなかったので、今回ちょっとびっくりしました。

関係ないけど、ふとした時に流れる挿入曲が、「マイ・スーパースター ~夜空に輝く一等星」の曲にちょっと似てる・・・。

ちなみに、今ちょっと見るのに疲れて休憩してるドラマは「泡沫の夏~トライアングル ラブ~」と「東宮(とうぐう) ~永遠(とわ)の記憶に眠る愛~」だったりします・・・。(面白いけど見続けるのがつらい。)

コメント
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