■「一目惚れ婚」なんて本当にうまくいくの?!
アメリカで「一目惚れして結婚したカップル」1500人を対象に調べた結果、実際に一目惚れを経験した約半数の55%がそのまま結婚したそうです。
ビックリするのは、そのリサーチでの離婚率です。男性の場合でもわずか20%、女性に至っては10%以下という驚くべき数字が出ています。アメリカでは、結婚した夫婦の約半数が離婚するという恐るべき現実を踏まえると、やっぱり「一目惚れ結婚」がひとつの理想のカタチであると実感せざるを得ないデータと言えます。
出逢ってすぐの結婚は周囲から反対されやすいですが、この数字だけ見れば、やはりその第一印象や直感はとても大切だということです。自分に置き換えてみれば、実際に付き合えるかは別として、そもそも恋愛の対象か否かは、やはり見た目や会ったその日の印象で9割近く決まっているのかも知れません。
■なぜ一目惚れだと長続きしやすいのか?
皆さんはこのデータを読んでどう思われましたか?
「やはり結婚は最初にピンと来る人でなければ続かない!」なんて改めて思いましたか? 実際に一目惚れの度合いにもよりますが、本当の意味での一目惚れなんて、そんなに人生で何度も訪れるものではないと思います。しかも年齢を重ねるとともに、そんな会った瞬間にドキドキするような出逢いも限られてくるので、惚れにくい人にとっては現状に不安を感じる人もいるでしょう。
今日はこの調査の数字から、「一目惚れ結婚」をもう少し紐解いて、せっかくなら離婚しない幸せな結婚を目指していきましょう!
■男性からの一目惚れの方が離婚しにくい?!
まず最初に男性視点から「なぜ一目惚れは離婚しにくいのか?」を分析していきたいと思います。まず一目惚れして何とかその女性を射止めようと思うことで、男性は以下の行動や心理状態のサイクルになります。
1:自分の想いを伝えるために必死に追いかける
2:願いが叶うまでに時間をかけることで特別な価値が出る
3:苦労して手に入れることができたので簡単には手放せない
つまり男性の一目惚れから始まった場合、簡単に手に入らずに苦労して手に入れたことで、より高い価値感と達成感がもたらされます。
離婚すること=自分の努力を無にしてしまう怖さという感情が、簡単には離婚できない心理になるのではと考えられます。ただ男性の場合は、仮に自分から惚れて追いかけて手に入れても、その後、付き合ってから女性の愛情が強すぎて逆転してしまうと、調子に乗って浮気してしまう危険性も一部はらんでいます。
または結婚という一つの目的が成就されることで安心してしまい、ちょっとした遊びの浮気などが原因で、統計上では女性よりも離婚率が高くなるのではと思われます。
■女性が一方的に追いかける一目惚れはやっぱり危険?
それでは女性側の離婚率10%の理由についても探っていきましょう! 女性の一方的な想いから始まった恋愛には2つのパターンが生まれます。両想いとなって大切にされるか、安心させてしまい相手から大切にされない、のどちらかです。
以前から何度も言っていますが、女性が一方的に男性を追いかける立場になってしまう場合には、単にセックスフレンドになったり、相手からは付き合ってあげてるという余裕から簡単に浮気をされてしまうケースが、皆さんの身近でもきっとあるはずです。
つまり女性の一目惚れから始まった恋愛の場合、その付き合う過程の中で男性の浮気や、大切な扱いをされない結果として、実は結婚まで至らずに別れてしまうケースが多いと考えられるのです。
反対に結婚まで辿りつくカップルは、仮に女性側がきっかけであっても、いざ恋愛が始まり、その時点で大きなケンカやトラブルも少なく、周りからも仲が良い理想のカップルとして認知されているものです。
実はこれが女性の一目惚れ結婚の離婚率が極めて低い数字を出している理由なのではと推測されます。
■離婚する夫婦は最初から兆候が出ている?!
冒頭でも言いましたが、出逢った瞬間の第一印象で「この人だ!」と恋愛が始まり、そのまま結婚できたら本当に理想の結婚パターンでしょう。
実際に周りの仲良し夫婦を見てみれば、出会いが一目惚れでなくても付き合い始めてから、大きなケンカや別れ話など別れの危機もなく、そのまま結婚へと一直線に進んでいます。反対に離婚する夫婦は、結婚へ至る過程で別れ話が何度か出たり、新婚当初から小さなケンカが結構あったりと別れへの小さなサインが出ているものです。
もちろん一目惚れ結婚でなくても心配はいりません。好きになるまで時間がかかろうが、お見合いだろうが、リアルな結婚生活は日々の言動や行動、そしてお互いの思いやりなどの積み重ねが、より二人の強固な関係を構築していくということをお忘れなく!
【恋愛:久野浩司】
(niftyニュース、http://news.nifty.com/cs/item/detail/allabout-20100522-20100522-2/1.htm)