ロシア貿易中・脱力進行中

以前のブログ「ロシア留学中・脱力進行中」のつづき。タイトルが嘘になってしまったので引越したが、内容は特に変わりなし。

終わったんだ!!

2009-06-14 02:34:41 | 08年8月 Las Vegas
Las Vegas 旅行記22(最終回)

↑20を過ぎて、丸囲み数字が無くなった。
ちょっと書き過ぎだ。。。

8月15日、午前6時未明。
空港に着いた俺たちは、最後の記念にスロットをやり、40ドル負けた。
そして出発の時間まで搭乗カウンター前で喋っていたら・・・
「あれ?いつまで経っても俺らの飛行機呼ばれねぇな」
「ってもう出てんじゃねーか!!!」
まさに前代未聞、行きも帰りも飛行機に乗り遅れる3人。
前代未聞の馬鹿だ・・・

このまま飛行機が無いってなれば、もう一泊Vegasに残れるんじゃね?
という悪魔の誘惑に負けそうになりつつも、理性の声を自分に言い聞かせ、交渉開始。
サンフランシスコ発名古屋行きの便に何とか間に合う飛行機に振り替えてもらい、
まさしくギリギリの帰還となった。
飛行機に乗り遅れること自体があまり無いはずなのに、
往復でそれをやるとは頭がどうにかしておるわ。

帰国後の俺たちは、いや、HRとHSは疲れきっていた。
俺は・・・必ずまた行くと心に誓った。Vegasこそ、これまで求めていた場所だ!


最終結果
+ 10 ルーレット
-1935 BJ
- 225 スロット
- 100 クラップス
- 119 ポーカー
+ 861 ポーカープログレッシブ
--------------------------------
-1508ドル 通算

Mr.パリス

2009-06-14 01:35:54 | 08年8月 Las Vegas
更新サボってる間にえらい時間が経ってしまった。
ふと思い出したので久しぶりに続き書いて終わらせよう。

Las Vegas 旅行記21

HSを叩き起こし、2人でParisのバフェで夕飯を食べる。
といってもこの日一食目にしてラストだが。
人気のバフェらしく、へんな時間のくせにかなり待った。
味は・・・別に普通だった。とりたてて並ぶ価値もない気がする。
とりあえずカニばっかり食った。が、となりに座る外人の食いっぷりに負けた。

飯の後、MonteCarloのランス・バートン・マジックショーへ!
これが見たかった!そして素晴らしいショーだった。
しっかりとしたマジックショーは初めてだったが、良いものだ。
次回機会があればまた行こう。
ショーの後は男2人でBellagioの噴水を見て、その辺に居た女の子と写真を撮り、
そして男2人でEiffel Towerに登った。素晴らしい景色だった。
(写真は、Eiffel Towerの上から見たCaesars Palace全景。およそ9ヵ月後、
このホテルに泊まれる日がやってくるとはこの時夢にも思わなかった・・・)
これでVegasの夜景も見納めか・・・

一連の観光の後、夜10時くらいからParisのポーカールームへ。
やはり俺には此処しかない!
金のなくなったHSには、とりあえず200ドル貸した。
詳しいプレイ内容は今となっては覚えていないが、
1ハンドだけ明確に記憶に残るものがある。
4・6のハートでリンプインした時のハンド。
フロップは5・7・8、すべて赤いカード、すべてハート。
またしても、2夜連続で、フロップストレートフラッシュの完成だ。
俺の手前の酔っ払いと、もう一つ手前のおじいさんが参加。
ターン、リバーともにそれほど関係のないカード。
手前の酔っ払いをハメようと思ったが、リバーの100ドルベットで2人に降りられた。
おじいさんは10ハイフラッシュ、酔っ払いは5のフロップセット。
惜しい。4カードかフルハウスが出来ていれば・・・
4カードとストレートフラッシュの力関係まで知らないような奴だったので、
何か手が出来ていれば確実にハメれたのに・・・
しかし、ポットは150近くあり、さらにプログレッシブで473ドルのボーナス!
一気にチップが増した。

その後、深夜3時を回り別テーブルに移ってからはルーズなプレイが増え、
恐らく200ドルほどはチップを減らしたと思う。
隣のおっさんに、「そのプレイでどうやってそこまでのチップを稼いだんだ?」
とまで言われる始末。
明け方4時を過ぎ、HSとHRにせかされたので終了。
国内線とはいえ、飛行機は6時25分発。ギリギリだ。
結局此処での勝負は、172ドル勝ち+ジャックポット473ドルだった。
この日通算では250ドル勝ち。昼間の400ドル負けを取り戻せた。
3夜連続の勝利、2夜連続のストレートフラッシュ。
まさしく俺はParisの申し子だ!

ところで貸した200ドルはどうなったのか?
HSに聞いたところ、すぐに200ドルを返してくれた。
「勝ったのか?」「2000ドルな」「2000ドル!?」桁間違ってんじゃねーのか?
果たして本当だった。バカツキにHSのアグレッシブプレイが味方をし、
最大2500ドルまで増やしたそうだ。
それまで3000ドル負けだったHSは、最後の勝負で500ドルを賭け、
勝てばトントン、負ければ1000ドル負けという大勝負に出たのだった。
結果は負けも、晴れて2000ドルの大勝利。
勝利額といい一度の最大ベット額といい、最高記録をマークした。
HSこそ真のギャンブラーよ!

帰ろう

2008-10-14 00:13:42 | 08年8月 Las Vegas
Las Vegas 旅行記⑳

8月14日(木)、6日目。
翌日は朝6時発の飛行機のため、実質この日が最終日。
当然ながら朝6時起床なんてするつもりはなく、
最終日は徹夜で勝負の心構えです。

HRは1人トレッキングツアー。HSはまだ起きない。
俺はと言うと、朝7時に寝たのになんと12時前に目が覚めてしまった。
HSと2時に起きようと約束して目覚ましをセットしていたのだが、
なにもなく俺の目を覚ますとはギャンブルとはなんと恐ろしいものよ。
さすがにHSを起こすのも申し訳ないので、1人でカジノへ。
なにか食べようか、と思いながらもふらふらポーカールームを除いてしまう俺。
Parisは誰もいなかったが、となりのPlanet Holywoodは何卓か埋まっていた。
話を聞くと、埋まっているのはすべて1-dayトーナメントらしい。
良く分からないのでトーナメントは遠慮し、いつも通りライヴをやることにする。
まだ3~4人しか居なかったが、待っていると10分ぐらいですぐに7~8人集まった。

ここの勝負はミスった。前日の勝利に奢り、ミスを連発した。
最初はしぶく50ドルほどプラスで推移していたのだが、
一度太ったおじいさんとのヘッズアップでA含む2ペアで勝負に行ったら、
相手はフラッシュで200ドル弱のチップ全部持っていかれた。
200ドルをRe-Buyしたがそこからがまたヘタレ。
小さい勝ちを積み上げて50ドルほど戻したところで勝負に行ったが、
そこでまたもやさっきのおじいさんとヘッズアップ。
そして俺の2ペアは見事にストレートになぎ倒された。
このおじいさん、普段結構思い切り良いベッティングをすると思わせながら、
俺との勝負の時はしっかり強い手を持っている。
しかも賭ける金額からそうは思わせない。見事に術中にはまった。
チップは100ドルを切り、最早勝負あった。
ラスト、適当な相手にハイカードの1ペアでオールインし、
しっかり2ペアに敗れてチップさようなら。400ドルさようなら。

昼からえらい出費をしてしまった。昨日のようなツキはそうは来ない。
やはり俺の主戦場はParisだ。他のホテルでやってはいけない。
Parisに帰ろう。

気がついたら既に4時前。書き置きをしておいたのだが、HSは来なかった。
もしかしてまだ寝てるんだろうか?
その通りだった・・・

好機は終わった

2008-10-06 02:20:28 | 08年8月 Las Vegas
Las Vegas 旅行記⑲

デュースでストリップに戻る。夜中2時過ぎ。
Bellagioの前に着き、HRと夜景をバックに写真撮っていると、
いきなり東南アジア系のギャルが飛び込んできたので一緒に記念撮影。
後で何も知らないHSに写真見せて自慢してやろう。
別に何もないんだけど。

既に夜中だが、無論このまま寝る訳はない。Parisのポーカールームへ。
HSもどこかのカジノに居ることは確信できる。
HRは翌早朝にザイオン&ブライスキャニオンのトレッキングに1人で行くのだが、
このまま寝るような真似などしないギャンブル好きだ。
最後にParisでBJを一勝負してから寝ると言う。アホだ。

ポーカールームは1卓が全て満員で、名前を告げて順番を待った。
腹が痛かったのでトイレに行ってたりしたらすぐに呼ばれた。
前夜のサングラスのドイツ人がまた居て、結構なチップを持っている。
こいつ、やるな。
他に目立つのは中国系の男2人と女1人。特に1人の男がかなりのルーズプレイヤー。
ブラフなのか金に物を言わせているだけか、しょぼいペアでも結構ハッてくる。
俺が来て間がないうちに2度もRe-Bye。既に5~600ドルは負けてないか?
前夜のテーブルとは打って変わって大金が動いている。
その男の前に新たに運ばれてきた300ドルを奪うべく、俺も狙いを定める。
恐らく仲間と思しき中国人以外は全てそう考えたことだろう。
しかし俺に良い手は来ず、数ゲームしてフロップにいきなりJが3枚落ちた。
中国人はオールイン。その手は10が2枚。いきなりのフルハウスだ。
ただし、上には上が居る。例のドイツ人がコールっ!
手持ちの1枚がJ。4カードの完成だ。
ドイツ人はでかいポット+いくらかのプログレッシブボーナスも貰っていた。
中国人はドイツ人に祝福の言葉を一言置いて去っていった。
残念、俺が来るのが少し遅かったか!カモがネギを奪われて逃げてしまった。

その後俺は隣の中国女から結構なチップを奪い、勝負が出来る体勢となった。
それにしても中国人は金持ってるだけにルーズとアグレッシブが紙一重だ。
どれくらい時間が経った頃だろうか。スペードの7・8でのっかった。
プレフロップのベットがビッグブラインドにコールで回ったからだ。
レイズされていたら金額によっては降りたかもしれない手札。
運勢というのは面白い。フロップに落ちたのは6・9・10。
全て黒いカード。全てスペード。いきなりのストレートフラッシュの完成だ。
もう負けるわけがない。
後は少しでも多くの人間が着いて来てくれることを祈って、慎重なベットを続けた。
1人、赤い帽子のアメリカ人が着いてきた。フラッシュだ。
奴のオールインを受けて立ち、俺がカードを開いたところで歓声が上がった。
ディーラーがカードを数える。きっちり52枚。
ポットとともにプログレッシブボーナスも頂きだ。
188ドル、思ったより少なかったが、名前を書いて188ドル分のチップを貰う。
Parisの記録簿に、この東洋人の初心者の名前が載っただけでも嬉しい。

この日はツいていた。
例の赤帽子のアメリカ人がまたもやフラッシュでハッて来た場面。
俺はQと弱い役の2ペア。
フラッシュはないと思い、100ドルほどのオールインを受けて立ったら、
奴の開いた手札はターンで既にフラッシュが出来ている。
俺も手を開いて最後のカードを待つ。そしてターンに来たのは、Q。
なんと最後でフルハウスが完成、奴のフラッシュを負かしてしまった。
これには俺もビックリだ。100ドルという受けやすい金額についコールしてしまい、
相手のフラッシュを見抜けなかった完全なミスが、最後の1枚で最高のカードが来た。
結局、赤帽子のアメリカ人は俺に3回ほど痛い負けを喫して場を去り、
他のプレイヤーも徐々に負けが込み始めて場を去っていった。
最終盤4~5人になったところで、中東系の男が1人座り、
結構な腕前を披露していったが、如何せん来るのが遅すぎた。
朝5時過ぎ、テーブルは解散。例のドイツ人はやはり最後まで残っている。出来る。。。
戦果はプログレッシブの188ドル以外に492ドルの勝利。素晴らしい。

この後適当に座ったBJでも110ドル勝利。素晴らしい。
部屋に帰ろうとしたらエレベータ前でHSとバッタリ出くわした。
どこでやってたんだ?
聞いてみると戦果は散々で、金をほとんど失ったらしい。
下ろすのも手数料が高いので、最終日の遊び代を貸してあげることにした。

部屋に戻りHRを起こす。いってらっしゃい、おやすみなさい。

完敗

2008-09-21 21:45:35 | 08年8月 Las Vegas
Las Vegas 旅行記⑱

さてどのカジノを選ぼうか。
HRと相談し、Golden Nuggetに決めた。
ダウンタウンでは最も高級なホテルだ。
カジノに入るとストリップとは違い昔ながらの雰囲気、
と言っても昔なんて知らないんだが・・・
それにダウンタウンでは高級でも、ストリップと比べたらレートも低く、
BJは5ドル台からあった。レート低いのは遊びやすくて良いが、
10~20ドルベットに慣れると5ドルで賭けることなんてしなくなるね、いかんいかん。

HRは早速BJへ。俺はと言えばもちろんポーカールームへ。
カジノフロアから区切られたここのポーカールームは、薄暗く雰囲気がある。
5つほどあるテーブル全て満員だったので、名前を伝えて予約。外で待った。
10分もしないうちに席が空いた。ディーラーの向かいのベストポジション。
200ドルBye-Inしていざ勝負!

渋い手ばかり来てなかなか勝負に行けない。行ってもすぐに降りられたり。
前日Parisに居たプレイヤーと比べたら、ここの連中は恐ろしい。
プレフロップから積極的に打ってくるし、引き際も見事。
ズルズルとジリ貧でチップを失って行く俺は、良いカモに見られたカモ。
たぶんこのテーブル内では相当下手な部類だっただろう。
100ドルを失った頃、右隣に2人の若いアメリカ人が来た。
友人同士で隣に座るってのも俺だったらちょっと気が引けるが、意に介さずの様だった。
ちなみに片方が連れてた女はデブで、いかにもアメリカのビッチの様な顔をしていた。
こんなだから、きっとこいつらも俺と同じ素人かな?と思ったら、大間違い。
いきなりこれまでの平均レートを1.5倍~2倍に引き上げるような強気なベット。
そして際どく勝つ、勝つ。
始まって十数ゲームで、かなりチップを増やしていた。
さらにおしゃべりな奴らで、固く売ってる俺が強気で行った時には、
「Aを持っていただろ?」違う、と言うと「あ、ならQのペアか」
当たってる。俺はこう言う時には嘘を付かず当たりと言う方なのだが、
さすがにそんな感じで3回も当てられたら応える気失せた。
こいつらは勝負に行った時には他の奴らにもかなりの確率で勝ち、
2人のヘッズアップになるとチェックで回して大きな勝負を避ける。
当たり前だが、負けてるほうにとっちゃ嫌らしい戦法だ。大体俺のすぐ隣だし!

そうこうしている間に最初の200ドルはいつの間にか消えうせ、追加で200ドル。
追加した直後で小勝ちが幾つかあって少し戻したものの、
Aとかが手元に来てちょっと大きな勝負に行くと、
右隣の若い奴らの2ペアなどに切って落とされる。
一度ハイカードの2ペアで大きな勝負に行った際には、
見事ストレートで一刀両断にされた。こいつら本当にツいてる、いやツキじゃない!?
結局大勝負で追加した200ドルの大半を失った俺は、
ラストに弱い2ペアでオールインして同じく右隣の1人に持ってかれた。
たぶん追加分は大半がこいつらのモノになった。
「ごめんね」と声をかけてくる1人に対し、「完敗だよ。君たちはプロ?」
と聞くと「いや、ツいてただけだよ」
そりゃプロなんて名乗るはずもないか。それにしても強かった。
夜2時、4時間弱のポーカー勝負は400ドル負けで終わりを告げた。

HRを探してみると、200ドルほど?勝ったようだった。やりおる。
さらに途中で他のカジノに移ってみたり、通りに出て
フリーモントストリート・エクスペリエンスをもう一回見てたそうだ。
しまった!俺ももう一回見たかったのに!

ちなみに前エントリーで書いたスプレーアートだが、
カジノで負けたということ以上に、夜中の2時に居るはずなどなかった。
買いたいときにはすぐ買おう、という良い教訓だった。

下町

2008-09-04 23:42:18 | 08年8月 Las Vegas
Las Vegas 旅行記⑰

HSと別れ、Flamingo前でHRと落ち合い、
デュースに乗ってダウンタウンへ。
ストリップに乱立する巨大ホテル群にお株を奪われているとはいえ、
ベガス発祥の地を見ずしては帰れまい。

デュースに乗ること約20分、終点ダウンタウンへ到着。
時間は夜8時少し前。空は良い感じで暗くなっている。
アーケードの下を歩いて、ガイドブックで見たことのある
「これぞベガス」という景色に見とれていると、
来た!
アーケード内の全照明がいきなり消え、天井が光りだす。
音楽とともに始まったそれは、フリーモントストリート・エクスペリエンス!
ダウンタウンがストリップに客足を取られて不況に喘ぐ中、
一大挽回策として、巨費を投じて建設した起死回生の光るアーケードだ。
天井の450㍍におよぶLSDスクリーンには、音楽にあわせて様々なムービーが。
こんな巨大なスクリーンは見たことがねぇー。
いくら客足を呼び戻すためとはいえ、こんなとてつもないアトラクションを作るとは。
アーケードなのでもちろん無料だ!これを見に行かない手はない。
人の多かった通りも、全員が立ち尽くして天井を見上げているためとても静か。
ただ映像と音が激しく動き回るのみ。このダイナミックさ、アメリカだ!

フリーモントストリートのアーケード街を一通り見学した後、
さてどこのカジノに入ろうか、と悩んでいると、一角で人込みが。
スプレーアートをやっている。
台紙?にスプレーを吹きつけ、ヘラでこすったりしながら何かを書いていく。
何が出来るんだ?と思ってみていたら、
なんと満月をバックに闇に浮かぶBellagio!ParisにLuxor、NYNYまで書かれている!
すごい技を見せてもらった。記念に買おうか・・・1枚37ドル!う~む。
良し!これからカジノで買ったら買いに来よう!

その考えがイコール買わないを意味するものだとは、
その時の俺は知る由もなかった・・・

まわれ風車

2008-08-31 23:23:59 | 08年8月 Las Vegas
Las Vegas 旅行記⑯

腹いっぱいになったところでHRと別れ、俺とHSと2人でカジノ巡り。
まずはMirageを試す。ルーレットでトントン拍子に100ドル勝利。
賭ける所賭ける所にポコポコ入り、ほとんど凹む事が無かった。
HSがやっているスロット、横に座っていると面白そうだったので俺も挑戦。
横浜中華街に住んでいるという変な中国人が話しかけてきて、
「その機械は当たらないヨ、あっちのが当たるヨ。テーブルはもっと勝てるヨ」
とうるさいので適当に対応していたら、俺にかなり大きい当たり!
なんと9000!あ、1セントでやってるので9000セント=90ドルです。
でもこんな機械をやってるて事は、かなりローローラーに見えるだろうと思い、
90ドルでも大はしゃぎして見せたら、中国人のおっさんはどこかへ消えていった。
ルーレットで+100ドル、スロットで+50ドル。上々の滑り出し。
その後HSにも結構大きな当たりが来たが、より大きな当たりを狙って結果負けてた。

次は隣のCaesars Palaceへ。はっきり言って、でかい。
ここのでかさはMGM Grandに匹敵するほどではなかろうか?
入り口の分かりにくさはVenetian並み。
入ってみると豪華なカジノ。ベガス一の敷居の高さを垣間見た。
そしてコロッセウムカジノの一角に、Pussycat Dollsのケージが!
しかし誰も居ねぇー!まだ夕方だからか?
Hootersの健康的なお姉さん方とは違い、夜のセクシーさをウリにするお姉さん方が、
ディーラーをやってくれたり後ろのケージでストリップまがいの踊りを披露してくれたり。
プレイは不利な条件なので止めといたほうがいいが、とにかく見てみたかった。
今回の旅行では時間がなさそうなのでまた次の機会にしよう。

館内で出口に迷っていると、スポーツ写真館に行き当たった。
小さなブースだが、モハメド・アリやタイガー・ウッズ等の写真が展示してある。
目を引いたのが具志堅幸治の写真と伝説の名馬セクレタリアートの写真。
アメリカはやっぱりスポーツが良いよね。

さあ、そして最後は待ちに待ったBellagio!
ここまで入るのをためらっていたベガスの伝説に、ついに足を踏み入れるのだっ!
WynnとそっくりのショッピングモールVia Bellagioを抜けていくと、
そこには華やかなカジノが。派手すぎず、落ち着いた雰囲気で、
中でプレイしている人たちも心なしか玄人か1段上の金持ちに見えてしまう。
場の魔力とは不思議だ。こんな場所でプレイを始めると、
きっと自分も普段より背伸びして、より多くの金を使ってしまうんだろう。
っていうか既にこの4日間そうだったじゃねーか!とここで気が付いた。
歩いていると、スロットに人だかり。誰かがジャックポットを出したのか?
おぉ!当てたのは20歳前後のえらく可愛い女の子。
その横に居る姉妹か友達と思しき連れの女の子も可愛い。
当たったのは3枚賭けの最高2400ドル。嬉しくて電話している。
5枚賭けMAXベットだったら8000ドルもらえたのに、惜しいなぁ。
でも1ドル台でやるなんで、お嬢さん金持ちですねぇ・・・!

Bellagioはさすがにレートが高く、手ごろなBJ台が見つからない。
そこでHSと相談して、クラップスに初挑戦することにした。
適当な台に行くと、日本人が話しかけてきた。
ルール知らないと言ったら、適当にやってみれば分かるとな。
場所が日本人の向かいしか空いていなかったので、質問できない。
「地球の歩き方」で読んだのみの知識で、迷いながらとりあえず挑戦。
とにかくComeへ賭ける。結構勝てる。
このクラップスも控除率は結構良い筈なので、上手くやれば勝てそうだ。
なによりサイコロを投げたい!
Comeだけだとつまらないので、上乗せしたりフィールドに賭けたりしてみた。
そうこうしてるとシューターの順番が半周して回ってきた、まずはHSの番。
6~7回は投げただろうか。3勝1敗(だったかな?)でSevens Out。
やるじゃねぇか、次は俺の番だ!5つのダイスから2つを選び出していざ投球。
いきなりのダイス場外。振りなおし。素人丸出し・・・
改めて1度目の投球、3。。。マジか!Pass Lineのベットは全部負け。散々だ・・・
気を取り直して次、4。よし、4出ろ、4出ろ。何回か振るが関係ない数字。
そのうち1回、12が出て、フィールドに賭けた金が3倍に!?
HSやるなぁ、と思って次の投球モーションに入ると・・・
「あの配当お前のだぞ」・・・ナニ!
フィールドには3倍の配当がそのまま残っている。100ドルはあるだろうか。
ダイスを振るのに夢中で前回の配当をHSのものだと思い込み、
そのままフィールドに残りベットされてしまった挙句の3倍当たり。
そりゃぁ100ドル超になるはずだ。
急に声を掛けられた俺の手からむなしくダイスはこぼれ落ち、
結果は最悪のSevens Out・・・Comeに賭けたベットも、そしてフィールドの100ドルも、
根こそぎスティックマンに召し上げられていった。
そのまま運は尽き、結果は俺もHSも100ドル負け。
ルールが良く分からない中でのプレイだったが、
自分たちで参加型のゲームは結構楽しめた。
夜になればそこかしこで歓声が上がっているのはクラップス台。
ツイたシューターはきっと台の人気者だろう。
カジノ、奥深し・・・

7時が過ぎ、HRとの待ち合わせ時間も近づいてきたのでBellagioを出る。
HSはこの後1人でJubilee!とCrazy Horse Parisのハシゴ。いってらっしゃい。

午後二時十五分

2008-08-30 23:21:27 | 08年8月 Las Vegas
Las Vegas 旅行記⑮

8月13日(水)、5日目。
ついに残り2日を残すのみになってしまった。
この夢のような生活もあと3分の1を残すのみだ。

2時15分、遅い起床。HRの唸り声とともに俺とHSが目を覚ます。
HR、本当は午前中に起きてプールにガールウォッチングに行く予定だったらしい。
俺とHSはそれよりもカジノ巡りをしたい、ということで、
今日の日中はHRが1人。ただし昼飯は一緒に行くことにした。
この日のプランは、昼飯後HRがプール、俺とHSがカジノ巡り。
夜は俺とHRが一緒にダウンタウンに行き、HSがショー巡り。

飯の前にやることがあった。HRの翌日のザイオン&ブライスキャニオンへの
トレッキングツアーを申し込みたいらしい。
最終日の1日を残すこの時点での申し込み、なんと無謀なことよ・・・
俺がせっかく事前にプランを組んだというのに、全く意味なかった。
全員が行き当たりばったりな性格だから仕方ない。
運良く空きもあったようで、最終日もHRは1人別行動と決まった。

さて、昼飯。すでに2時半を回った。混雑の時間帯は過ぎたかな?
大人気と名高いParisのBuffetを攻めてみるが、噂に違わず死ぬほど混んでた。
この時間になぜそんなに並んでおるのだ君たちよ。
みんなギャンブルで起きるのが遅いのかな?
ということで道を挟んで向かいのBellagioのBuffetへ。
昼も夜も高いが、Las Vegas最高クラスの値段を誇るBuffetも一度は試したい。
・・・同じく死ぬほど混んでた。
それでは、とMirageホテルのBuffetへ。良い、との評判を読んだ記憶があったのだ。
フォーコーナーを北へ越えMirageへ行ってみると、Buffetは幸いにも空いていた。
それでも10分待ちだったが。この時間はどこも混むようですな。
値段も結構したが、入ってみると素晴らしい内容。
カニは前回のFlamingoとは比べ物にならないほどの身の太さ。
中華や点心もあり、ピザあり、さらにデザートも充実の一言。
味も満足、かなり良い内容だった。俺は再びカニを食いまくった。
しかし悲しいかな、HSは疲れが取れず食欲が無いと言う。
やはり海外に慣れているかいないか、ってのは食に関してはかなり重要だと思う。

夜明け前に取り返せ!!

2008-08-28 22:35:16 | 08年8月 Las Vegas
Las Vegas 旅行記⑭

Parisに戻ってポーカールームへ。
スポーツブックの隣にあるここParisのポーカールームは、
他のホテルと比べて人の入りが若干寂しい感じ。
深夜12時頃の繁忙期にプレイが進行してたのは一卓だけだった。
10人埋まっていたのでしかたなくBJへ。

適当なミニマム15ドル台を見つけて座るもまったく駄目。
やはり昼間に300ドル勝ちから転落した余波が響いているのか、
ツキが全く感じられない。誰か運んできてくれよ。

30分もしないうちに100ドル負けたので、またポーカーを覗きに行ってみると、
1人空いていたのですぐさま座った。
覚えているのはサングラスをした若いドイツ人、アジア系イタリア人、
中国人っぽい人2~3人、残り半分がアメリカ人ぽいってこと。
しばらくやっていたが、結構勝てる。
テーブルはタイトというでもないが、ルーズでもない。
プレフロップからガンガンにベットがあるでもなく、
丁度良い感じで進行していく。気がついたらチップが1.5倍になっていた。

この日は前回Luxorと違ってフルハウスは1度もなし。
ただし2ペア作って勝ったりと、ちゃんとポーカーらしく勝負が出来た。
そしてブラフも成功した!
ハンドでAがあったのでラストまでついて行ったが結局ペアは出来ず。
しかし最後に残った1人とのヘッズアップで相手の10ドルベットに20ドルレイズッ!
内心ドキドキしながら、しかしそんな事はおくびにも出さず、待つ。
「I Fold.」
やった!降りた!初めてブラフが成功したッ!
これは嬉しい。役を作って勝った時より嬉しい。
この瞬間初めてポーカープレイヤーになれた気がした。

4時を過ぎ、負けた者から1人また1人と抜けていき、最後3人になったところでお開き。
惜しくも、調子の良さが勝ちに完全に反映することはなく、この日は182ドル勝ち。
後半の昇り調子からいって、もう少し早く座っていればもっと勝てた気がする。
昼の負けを取り戻すには全然足りないが、満足の行く結果と言えるだろう。
順番が逆だったら目も当てられぬ。

Parisのポーカールームを出て、Planet Holywoodへ。
HRが来なかったのでまだやっていると思ったのだ。
ここまで粘っているのは勝っているという事か?
しかし、Planet Holywood内を探してもどこにも居ない。
さてはポーカールームが奥まっていたので、俺が居ないと思って帰ったか?
しゃあないので帰ろうと思ったところで、つい魔が差した。
この期に及んでBJのテーブルへ座るのが俺の悪いところだ。
この日は昼も夜も、BJでは嫌というほど負けているというのに。
案の定、いや、座った時点では勝てると思っていたのだ。
ポーカーの勝ちで運気が変わったと信じ込んでいただけに。
昼の負けを少しでも軽減しておきたいなんて考えもした。
しかし今となっては案の定という言葉ほど相応しいものはない。
まったく良い所なく200ドル負けた。3時間以上かけてポーカーで勝った金額を、
僅か1時間もしないうちに全て失ってしまった。俺はバカか。

失意のうちに帰宅する。この日は俺がエクストラベッドに寝る番の日。
部屋に帰ると、エクストラベッドがない・・・!?
HRが目を覚まして言う。
「フロントに問い合わせたが、部屋が小さいからエクストラが入れられないんだと」
なにににに。ならこの部屋を割り当てるなよ!「3名」で予約したのに。
HRはまた眠りにつく。ベッドのかなり脇の方に寝ているところを見ると、
俺のためにスペースを空けておいてくれてるみたいだ。
幸いダブルベッドと言えるくらい大きいベッドだが、
この日の俺は他人の慈悲にすがる価値もない人間。
自分への戒めだ、と、バスタオルを2枚ほど失敬して床で寝ることにした。
臥薪嘗胆、薪の上ではないが充分苦痛だ。明日のリベンジを胸に秘めて。

朝7時頃、寒くて目が覚めた。よく見たらでかいエアコンの風が直撃していた。
気付いて弱めたお陰で、風邪引かなくて良かった。

己々が路

2008-08-27 23:17:56 | 08年8月 Las Vegas
Las Vegas 旅行記⑬

KAの終了後はPlanet Hollywoodでカジノ。
映画「ラスベガスをぶっつぶせ」の舞台で、
主人公達と同じように派手に勝とうというわけだ。

しかしなかなかレートの良い台がない。
入り口付近で10ドル台を2~3台見つけたため座ったら、
なんとそこは6デッキなるもディーラーの手は完全オープン、
ブラックジャックも配当1倍、同数字はプレイヤーの負け、
という完全に別のゲームといって良いルールだった。
すぐに気付いて変なルールを確認し、俺もHSもなんとか±0で終えたものの、
隣の台のHRの元へ行ってみると「ルールが訳分かんねェ!」と怒ってた。
ならルール確かめろよ・・・
HRは50ドル失い退散。この無駄遣いは痛い。

なんとか待ってようやく15ドル台に空きを見つけたものの、イマイチな調子。
トントンながら気合が乗らず、俺はBJ台を後にしポーカールームへ。

Planet HollywoodのポーカールームはParis側の入り口すぐにあり、
珍しく開放的な雰囲気。まだ新しいだけにプロの巣穴ってこともあるめぇ、
と思って入場。2度目のポーカーだ。
受付でリミット台かノーリミット台かを聞かれ、1-2リミット台を選択。
デビューの場Luxorではノーリミットだったため、今回はリミットを試してみる。

始まってしばらくして持った感想・・・つまんねぇ!
リミットでは1st(プレフロップ)&2nd(フロップ)ラウンドが2ドル、
3rd(ターン)&4th(リバー)が4ドル毎のベットになる。
つまり、最後のリバーの後でも、最初に賭ける者は4ドルをベットし、
その後レイズするものは4ドル刻みのレイズしか出来ないわけだ。
どれだけちまちま賭けとんねん!
ノーリミットの高揚感を体験した者に、このユルさは耐えられん。
負けてもせいぜい10~20ドル失う程度。
こんなの相手のハンドの強い弱いに関係なく突っ切っても何ら問題ない。
緊張や焦りのないポーカーなんて、ただの時間潰しだ。
そういえばどうりでチップを買う時に俺が200ドルと言ったら、
ディーラーが聞き返してきた訳だ。この台では多すぎる。
全部1ドルだから200枚もチップがあった。

結局、最初にポコポコッと20ドルくらい勝ったものの、
2度ほど負けて通算5ドル勝ち。
いつやめようか、いつやめようか、と画策していたら、
BJで負けたHSが早々と終局宣言。俺に「帰るわ」と言い残して去っていった。
コレ幸い、とばかりに、友達が呼びに来たからという感じで終局を宣言し、
僅か5ドルの勝利とともにPlanet Hollywoodのポーカールームを引き上げた。
本当は隣でやっているノーリミットに移りたかったが、
目の前で台を変えるのは図々しいかもと思ったし、そんな度胸は無い。
Parisに行くことに決めて、Planet Hollywoodを引き上げた。
HRは1人残り、BJをやっていた。