ロシア貿易中・脱力進行中

以前のブログ「ロシア留学中・脱力進行中」のつづき。タイトルが嘘になってしまったので引越したが、内容は特に変わりなし。

砂の国脱出作戦

2009-08-08 10:52:43 | 09年4-5月 Las Vegas
09年4-5月 Las Vegas 旅行記⑯

プレイを終え、部屋に戻って仕度をし、
午前6時過ぎ、Caesars Palaceを後にする。
チェックアウトの際、プレイ実績で約45ドルの割引がされたところは、
俺をますますCaesarsファンにさせるのに十分だった。ナイスベットだ。
ワタルスキーに、半分の22ドルを餞別で渡す。
これで飯でも食ってくれ!

玄関に出てタクシーをつかまえる。別れの握手。
ワタルスキーにはあと1日時間が残っている。
俺のが3日早く来ているとはいえ・・・くそっ、うらやましいぜ。
後は頼んだぞ。

こうして、俺の2度目のVegas旅行は終わりを告げた。
2度目は飛行機の乗り遅れもなく、しっかりと勝った。
全て順調に終わった。

「6日間通算」+824ドル
ポーカー、テキサス・ホールデム
ライブ:+1734ドル
トーナメント:-345ドル
その他:-460ドル(ルーレット)
    -100ドル(クラップス)
    -5ドル

そして2度あることは3度ある!
運命の3度目は、今日!8月8日(土)、16時成田発!

朝が来る

2009-08-06 01:24:31 | 09年4-5月 Las Vegas
09年4-5月 Las Vegas 旅行記⑮

5月4日を過ぎ、5日(火)深夜2時を過ぎた頃。
部屋で2時間の仮眠を追え、再びカジノへ。
普段は絶対に起きれない俺も、カジノのためなら目覚まし一発。

ポーカールームに戻って驚いた。ワタルスキーがまだプレイしてやがる・・・
携帯を見ると、目覚める直前「ファイナルテーブルまで残った」とのメールが。
初めてのトーナメントでファイナルテーブルだと!?
この男、恐るべし・・・
声をかけると、まだファイナルは始まって少ししか経っていないようで、
なんとチップリーダー、もしくはセカンドリーダーだと言う。何という奴だ。

俺はそのまま横のテーブルで1-3NoLimit、200ドルBuy-In。
眠気も落ち着いたので、プレイも落ち着いて負けを取り戻そう。
そうこうしてたら暫くしてワタルスキーがやってきた。
「負けちゃいました。めちゃ悔しいっす。入賞まであと1人でした」
In the Moneyは5位から。直前の6位で負けたとの事。残念でした。
いや、それでも凄すぎだろ!才能の片鱗を感じさせるぜコノヤロー。
ワタルスキーはそのままカジノをふらつきに外へ。俺はプレイを続けた。

しっかりとプレイをし、2倍の400ドルまで増やした場面。
テーブルはショートハンド。1000ドル強を持つスペイン系のノリにノっている男。
若いが太い姉ちゃん。50位の弱いおっさん。この2人は手持ち100~150ドルで怖くない。
あと地味な兄ちゃん。地味すぎてスタックもどのくらいか忘れた。
俺のハンドは10Jのスペード。ショートハンドだし、ここはプレイだ。
スペイン系の相変わらずの強気なレイズ20ドルに着いていく。
ショートスタック気味の姉ちゃんがコール。さては良い手が入ったか?
フロップ、10・J・8。最上のフロップ。スペイン系1000ドルオールイン。
姉ちゃんオールインコール。極上のシチュエーション。
俺、迷うことなく瞬時にオールインコール。ショウダウン。
スペイン系QJ。トップペア&ベリーバスターストレートドロー。
姉ちゃんAK。ベリーバスターストレートドロー。
俺10Jでフロップツーペア。現時点では俺が一番強い。怖いのはスペイン系。
注目のターンは、10!至上のカード。勝利が確定。ガッツポーズ。
このワンハンドで一気に900ドルに達した。昼間の負けを一気に取り戻した。

スペイン系は大きくチップを減らすも、暫くしてこの夜の勝ちを保持するべく退散。
俺はその後約1時間プレイを続け、一度900ドルを750ドル近辺にまで減らすも、
再び戻して958ドルにして、朝5時をまわったところでプレイ終了。

「6日目最終日」+168ドル
ポーカー、テキサス・ホールデム
ライブ:+668ドル
トーナメント:-200ドル
その他:-200ドル(ルーレット)
    -100ドル(クラップス)

さらば我が主戦場、Caesars Palaceのポーカールームよ。
お前は本当に良い部屋だった。また夏に来ます。

敗走

2009-08-02 15:20:39 | 09年4-5月 Las Vegas
09年4-5月 Las Vegas 旅行記⑭

5月4日(月)、実質最終日。
昼12時過ぎ起床。ワタルスキーを起こして2人でプールへ。
さすがCaesars Palaceのプール。優雅だ!
俺たち男2人は周りの水着のお姉さん達に心奪われまくりながら、
心と体の日光浴を楽しんだ。

午後2時過ぎ、Caesars Palaceのバフェに行ってみると、
こちらは朝~昼のみの営業らしく、もうすぐ終了の時間帯。マジか!
ゆっくり食べれないのは嫌なので、Wynnのバフェに行くことに決めた。
ストリップを北へ北へ、歩いてWynnへ。
前回カジノでは遊んだが、バフェを見るのは初めて。
植物や花(造花?)がたくさん活けられ、天窓から陽が差し込み、見た目すごい豪華。
お値段もすごい豪華。まだ昼なのに、25ドル~30ドルほどした記憶が・・・
とりあえず昨日ワタルスキーから巻き上げたお詫びに、ここの支払いは持ちました。

内容は満足だけど、2日前行ったHarrah'sとそこまで大差あるわけでもないような。
むしろ、Wynnには最初カニがなく、その点で評価ガタ落ち。
一通り食べ終わり、デザートに移っている最中にカニが出てきたので、
得意の別腹を発揮して何本も食べた。
身が大きく、食べやすく割ってあり、カニレベルではかなり上位。
たぶん夕食時間帯の3時半をまわったから、カニが用意されたのだろう。
もう少しゆっくり食べればよかった。

その後はワタルスキーの希望で、別のカジノゲームに挑戦。
まずはルーレット。俺はポーカー以外ではルーレットが一番得意だぜ!
なんせ欧州形式のシングルゼロ台は、盤の配置を全て覚えているくらいだからな!
もちろん米州形式のダブルゼロ台では無駄な知識だけどな!
そう言いながら一瞬で200ドル負けて終了。ワタルスキーは結構頑張ってた。

次はクラップスに挑戦。最初調子良くポンポンと100ドル勝つも、
調子に乗ってオッズ賭けの額などを増やしていったら、すぐに金が尽きた。
そして今回も俺の投げる盤ではすぐに7アウトが出た。みんなスマン。。。
ワタルスキーは賭け方が分からんと言いながら結構勝っている。コイツ・・・!
終わる気配がないので、俺はポーカールームへ退散した。

1-2NoLimit、200ドルBuy-In。
やはり俺にはこちらが合っている!初めて足を踏み入れるポーカールームは、
雰囲気が分からずレベルが高いんではと勘違いをしてしまうが、
低レート台だし、勝負できるハンドを待てば、短時間でもなんとかなるもんだ。
2時間ほどプレイし、60ドル勝って終了。
ワタルスキーもクラップスで勝ったようだ。

Caesars Palaceに帰り、馴染みのポーカールームへ。
『Caesars Palace 5月4日21時 参加費130ドル』
ワタルスキーにも出場を勧めたが、高いと断られた。
俺は、記憶がないほど一瞬で飛んだ。確か日本人2人と一緒のテーブルだった。
ライブゲームに移り、いつもの1-3NoLimit、200ドルBye-In。
こちらも全然ダメ。150ドル負け。やたらアグレッシブな1人が大負けしてた。
『Caesars Palace 5月4日23時 参加費70ドル』
続けざまのトーナメント参加。ワタルスキーも70ドルなら出ると言う。
記念すべき初トーナメント!出来ればファイナルテーブルで顔を合わせたいな!
俺は・・・記憶がないほど一瞬で飛んだ。

Caesars Palaceに戻ってから僅か3時間と少しの間で、
トーナメント参加費とライブゲームで350ドルを失った。
Wynnの負けを含めれば、本日590ドル負け。これまでの稼ぎが一瞬にしてパーだ。
あまりにも眠気が激しく、1週間の疲れがピークに達している。
ワタルスキー、後は頼むぞ。
部屋に戻って俺は寝た。

救えないっ!!!

2009-08-01 10:37:05 | 09年4-5月 Las Vegas
09年4-5月 Las Vegas 旅行記⑬

5月3日深夜2時過ぎ。
Caesars Palaceに戻り、ワタルスキーは就寝。
朝6時起きで、昼間は大自然を歩き回って疲れたのだろう。
俺は・・・俺はまだ寝ない!

Caesars Palaceのポーカールームで一勝負。
1-3NoLimit、200ドルBuy-In。ここで俺は大きな教訓を得る。
1人、若い兄ちゃんが大きなチップを抱えている。
どれだけ上手いプレーをするのかと思いきや、毎回ルーズにレイズ、レイズ。
プレフロップはレイズで入り、フロップ後も膨大なスタックを駆使し、
対戦相手に簡単なコールは絶対にさせない。
相手がフロップナッツで勝負に行けば、そいつはランナーランナーでフラッシュ・・・
ただのバカツキだ。そして酒を飲み過ぎ、かなり酔っている。
「今日は俺の誕生日だ。だから幸運が俺に味方している」
本当に誕生日かどうか走らないが、幸運が味方しているのは本当のようだ。
俺はひたすらタイトにプレミアムなハンドを待った。
一度大負けを喫し、100ドル買い足し、スタックが200ドル前後に戻ったところで、
来た!待望のAA!俺はバカツキ野郎をハメに行く。
小額レイズし、バカツキ野郎が大きなリレイズを打った。俺オールイン、野郎コール。
どんな手かと思いきや、24オフスート。良くそんな手で最後コールするな・・・!
しかしまさしくバカツキ。フロップ~ターンで24が落ち2ペアを作りやがった。
マジか・・・俺はこいつと勝負した自分を激しく呪った。
最後のリバー、A!危ねー!ギリギリ3カード引けた。
赤信号で飛び込んできた大型トラックを何とかかわした気分だ。
悔しそうな顔で「バッドラック」とか抜かす野郎を殴りたくなってきたぜ・・・

しばらくして野郎は抜け、これでまともなプレイが出来るかと思いきや、
俺はツーペアで、犬のような風貌のおっさんのフラッシュに玉砕し、
再び大きくチップを減らす。現在スタック200ドル。-100ドルの状況。
一生懸命回復に努め、なんとかトントンに戻すと、
隣のテーブルが少なくなり俺たちのテーブルに合流。
1人、アジア系メキシコ人ぽいおっさんが、さっきの野郎以上にチップを抱えている。
陽気にお喋りをするそいつ、移動してしばらくしてすごいプレーをしだした。
フロップオールダイヤ。犬のおっさんが大きくベット。メキシコ人コール。
ターンで4が落ち、ボードにペアが出来る。
犬のおっさんのベットに、メキシコ人オールイン。1000ドルは軽く超えている。
犬のおっさんは俺から奪ったチップをあわせ、残り6~700ドルほど。
しばらく考え込み、自分がフラッシュだとアピール。
メキシコ人は「Please call me, please call me♪」と歌ってる。
意を決した犬のおっさんのコールに、メキシコ人はフルハウスを見せる。
やっぱりか。。。
犬のおっさんは500ドルRe-Buy。しかし10分後その行為を後悔をすることになる。
メキシコ人のAA、さらにフロップストレートに見事に嵌り、
瞬間で全てにチップを失って去っていった。
合計13~1400ドルを失うのに20分も掛かっていない。恐ろしい・・・
俺も、10ペアがディールされ、これでメキシコ人と勝負!とレイズしたところ、
「俺はマジでいい手を持っているから止めた方が良い」
と言いながらビッグなリレイズをされ、降りたところ相手はAA。
こいつもまさにバカツキ。信用して良かったぜ・・・
結局、10ペアでのレイズとブラインドで26ドルを失ったのみで、大火傷は免れた。

この日の2人のプレイヤーとの対戦で、世の中にはバカツキというものが存在し、
どんなに正しくプレイしたとしても覆せないものがある、という事を思い知った。
こういう奴との対戦は出来うる限り避け、
他プレイヤーから巻き上げる努力をするのが最善の道だと肝に銘じる。
WSOPに勝つような選手は、実力とともにこういったツキもあるんだろう、きっと。
ツキを味方に。方法はあるのか?

「5日目」+74ドル
ポーカー、テキサス・ホールデム
ライブ:+74ドル(Binion's=+100ドル、Caesars Palace=-26ドル)