ロシア貿易中・脱力進行中

以前のブログ「ロシア留学中・脱力進行中」のつづき。タイトルが嘘になってしまったので引越したが、内容は特に変わりなし。

砂の国脱出作戦

2009-08-08 10:52:43 | 09年4-5月 Las Vegas
09年4-5月 Las Vegas 旅行記⑯

プレイを終え、部屋に戻って仕度をし、
午前6時過ぎ、Caesars Palaceを後にする。
チェックアウトの際、プレイ実績で約45ドルの割引がされたところは、
俺をますますCaesarsファンにさせるのに十分だった。ナイスベットだ。
ワタルスキーに、半分の22ドルを餞別で渡す。
これで飯でも食ってくれ!

玄関に出てタクシーをつかまえる。別れの握手。
ワタルスキーにはあと1日時間が残っている。
俺のが3日早く来ているとはいえ・・・くそっ、うらやましいぜ。
後は頼んだぞ。

こうして、俺の2度目のVegas旅行は終わりを告げた。
2度目は飛行機の乗り遅れもなく、しっかりと勝った。
全て順調に終わった。

「6日間通算」+824ドル
ポーカー、テキサス・ホールデム
ライブ:+1734ドル
トーナメント:-345ドル
その他:-460ドル(ルーレット)
    -100ドル(クラップス)
    -5ドル

そして2度あることは3度ある!
運命の3度目は、今日!8月8日(土)、16時成田発!

朝が来る

2009-08-06 01:24:31 | 09年4-5月 Las Vegas
09年4-5月 Las Vegas 旅行記⑮

5月4日を過ぎ、5日(火)深夜2時を過ぎた頃。
部屋で2時間の仮眠を追え、再びカジノへ。
普段は絶対に起きれない俺も、カジノのためなら目覚まし一発。

ポーカールームに戻って驚いた。ワタルスキーがまだプレイしてやがる・・・
携帯を見ると、目覚める直前「ファイナルテーブルまで残った」とのメールが。
初めてのトーナメントでファイナルテーブルだと!?
この男、恐るべし・・・
声をかけると、まだファイナルは始まって少ししか経っていないようで、
なんとチップリーダー、もしくはセカンドリーダーだと言う。何という奴だ。

俺はそのまま横のテーブルで1-3NoLimit、200ドルBuy-In。
眠気も落ち着いたので、プレイも落ち着いて負けを取り戻そう。
そうこうしてたら暫くしてワタルスキーがやってきた。
「負けちゃいました。めちゃ悔しいっす。入賞まであと1人でした」
In the Moneyは5位から。直前の6位で負けたとの事。残念でした。
いや、それでも凄すぎだろ!才能の片鱗を感じさせるぜコノヤロー。
ワタルスキーはそのままカジノをふらつきに外へ。俺はプレイを続けた。

しっかりとプレイをし、2倍の400ドルまで増やした場面。
テーブルはショートハンド。1000ドル強を持つスペイン系のノリにノっている男。
若いが太い姉ちゃん。50位の弱いおっさん。この2人は手持ち100~150ドルで怖くない。
あと地味な兄ちゃん。地味すぎてスタックもどのくらいか忘れた。
俺のハンドは10Jのスペード。ショートハンドだし、ここはプレイだ。
スペイン系の相変わらずの強気なレイズ20ドルに着いていく。
ショートスタック気味の姉ちゃんがコール。さては良い手が入ったか?
フロップ、10・J・8。最上のフロップ。スペイン系1000ドルオールイン。
姉ちゃんオールインコール。極上のシチュエーション。
俺、迷うことなく瞬時にオールインコール。ショウダウン。
スペイン系QJ。トップペア&ベリーバスターストレートドロー。
姉ちゃんAK。ベリーバスターストレートドロー。
俺10Jでフロップツーペア。現時点では俺が一番強い。怖いのはスペイン系。
注目のターンは、10!至上のカード。勝利が確定。ガッツポーズ。
このワンハンドで一気に900ドルに達した。昼間の負けを一気に取り戻した。

スペイン系は大きくチップを減らすも、暫くしてこの夜の勝ちを保持するべく退散。
俺はその後約1時間プレイを続け、一度900ドルを750ドル近辺にまで減らすも、
再び戻して958ドルにして、朝5時をまわったところでプレイ終了。

「6日目最終日」+168ドル
ポーカー、テキサス・ホールデム
ライブ:+668ドル
トーナメント:-200ドル
その他:-200ドル(ルーレット)
    -100ドル(クラップス)

さらば我が主戦場、Caesars Palaceのポーカールームよ。
お前は本当に良い部屋だった。また夏に来ます。

敗走

2009-08-02 15:20:39 | 09年4-5月 Las Vegas
09年4-5月 Las Vegas 旅行記⑭

5月4日(月)、実質最終日。
昼12時過ぎ起床。ワタルスキーを起こして2人でプールへ。
さすがCaesars Palaceのプール。優雅だ!
俺たち男2人は周りの水着のお姉さん達に心奪われまくりながら、
心と体の日光浴を楽しんだ。

午後2時過ぎ、Caesars Palaceのバフェに行ってみると、
こちらは朝~昼のみの営業らしく、もうすぐ終了の時間帯。マジか!
ゆっくり食べれないのは嫌なので、Wynnのバフェに行くことに決めた。
ストリップを北へ北へ、歩いてWynnへ。
前回カジノでは遊んだが、バフェを見るのは初めて。
植物や花(造花?)がたくさん活けられ、天窓から陽が差し込み、見た目すごい豪華。
お値段もすごい豪華。まだ昼なのに、25ドル~30ドルほどした記憶が・・・
とりあえず昨日ワタルスキーから巻き上げたお詫びに、ここの支払いは持ちました。

内容は満足だけど、2日前行ったHarrah'sとそこまで大差あるわけでもないような。
むしろ、Wynnには最初カニがなく、その点で評価ガタ落ち。
一通り食べ終わり、デザートに移っている最中にカニが出てきたので、
得意の別腹を発揮して何本も食べた。
身が大きく、食べやすく割ってあり、カニレベルではかなり上位。
たぶん夕食時間帯の3時半をまわったから、カニが用意されたのだろう。
もう少しゆっくり食べればよかった。

その後はワタルスキーの希望で、別のカジノゲームに挑戦。
まずはルーレット。俺はポーカー以外ではルーレットが一番得意だぜ!
なんせ欧州形式のシングルゼロ台は、盤の配置を全て覚えているくらいだからな!
もちろん米州形式のダブルゼロ台では無駄な知識だけどな!
そう言いながら一瞬で200ドル負けて終了。ワタルスキーは結構頑張ってた。

次はクラップスに挑戦。最初調子良くポンポンと100ドル勝つも、
調子に乗ってオッズ賭けの額などを増やしていったら、すぐに金が尽きた。
そして今回も俺の投げる盤ではすぐに7アウトが出た。みんなスマン。。。
ワタルスキーは賭け方が分からんと言いながら結構勝っている。コイツ・・・!
終わる気配がないので、俺はポーカールームへ退散した。

1-2NoLimit、200ドルBuy-In。
やはり俺にはこちらが合っている!初めて足を踏み入れるポーカールームは、
雰囲気が分からずレベルが高いんではと勘違いをしてしまうが、
低レート台だし、勝負できるハンドを待てば、短時間でもなんとかなるもんだ。
2時間ほどプレイし、60ドル勝って終了。
ワタルスキーもクラップスで勝ったようだ。

Caesars Palaceに帰り、馴染みのポーカールームへ。
『Caesars Palace 5月4日21時 参加費130ドル』
ワタルスキーにも出場を勧めたが、高いと断られた。
俺は、記憶がないほど一瞬で飛んだ。確か日本人2人と一緒のテーブルだった。
ライブゲームに移り、いつもの1-3NoLimit、200ドルBye-In。
こちらも全然ダメ。150ドル負け。やたらアグレッシブな1人が大負けしてた。
『Caesars Palace 5月4日23時 参加費70ドル』
続けざまのトーナメント参加。ワタルスキーも70ドルなら出ると言う。
記念すべき初トーナメント!出来ればファイナルテーブルで顔を合わせたいな!
俺は・・・記憶がないほど一瞬で飛んだ。

Caesars Palaceに戻ってから僅か3時間と少しの間で、
トーナメント参加費とライブゲームで350ドルを失った。
Wynnの負けを含めれば、本日590ドル負け。これまでの稼ぎが一瞬にしてパーだ。
あまりにも眠気が激しく、1週間の疲れがピークに達している。
ワタルスキー、後は頼むぞ。
部屋に戻って俺は寝た。

救えないっ!!!

2009-08-01 10:37:05 | 09年4-5月 Las Vegas
09年4-5月 Las Vegas 旅行記⑬

5月3日深夜2時過ぎ。
Caesars Palaceに戻り、ワタルスキーは就寝。
朝6時起きで、昼間は大自然を歩き回って疲れたのだろう。
俺は・・・俺はまだ寝ない!

Caesars Palaceのポーカールームで一勝負。
1-3NoLimit、200ドルBuy-In。ここで俺は大きな教訓を得る。
1人、若い兄ちゃんが大きなチップを抱えている。
どれだけ上手いプレーをするのかと思いきや、毎回ルーズにレイズ、レイズ。
プレフロップはレイズで入り、フロップ後も膨大なスタックを駆使し、
対戦相手に簡単なコールは絶対にさせない。
相手がフロップナッツで勝負に行けば、そいつはランナーランナーでフラッシュ・・・
ただのバカツキだ。そして酒を飲み過ぎ、かなり酔っている。
「今日は俺の誕生日だ。だから幸運が俺に味方している」
本当に誕生日かどうか走らないが、幸運が味方しているのは本当のようだ。
俺はひたすらタイトにプレミアムなハンドを待った。
一度大負けを喫し、100ドル買い足し、スタックが200ドル前後に戻ったところで、
来た!待望のAA!俺はバカツキ野郎をハメに行く。
小額レイズし、バカツキ野郎が大きなリレイズを打った。俺オールイン、野郎コール。
どんな手かと思いきや、24オフスート。良くそんな手で最後コールするな・・・!
しかしまさしくバカツキ。フロップ~ターンで24が落ち2ペアを作りやがった。
マジか・・・俺はこいつと勝負した自分を激しく呪った。
最後のリバー、A!危ねー!ギリギリ3カード引けた。
赤信号で飛び込んできた大型トラックを何とかかわした気分だ。
悔しそうな顔で「バッドラック」とか抜かす野郎を殴りたくなってきたぜ・・・

しばらくして野郎は抜け、これでまともなプレイが出来るかと思いきや、
俺はツーペアで、犬のような風貌のおっさんのフラッシュに玉砕し、
再び大きくチップを減らす。現在スタック200ドル。-100ドルの状況。
一生懸命回復に努め、なんとかトントンに戻すと、
隣のテーブルが少なくなり俺たちのテーブルに合流。
1人、アジア系メキシコ人ぽいおっさんが、さっきの野郎以上にチップを抱えている。
陽気にお喋りをするそいつ、移動してしばらくしてすごいプレーをしだした。
フロップオールダイヤ。犬のおっさんが大きくベット。メキシコ人コール。
ターンで4が落ち、ボードにペアが出来る。
犬のおっさんのベットに、メキシコ人オールイン。1000ドルは軽く超えている。
犬のおっさんは俺から奪ったチップをあわせ、残り6~700ドルほど。
しばらく考え込み、自分がフラッシュだとアピール。
メキシコ人は「Please call me, please call me♪」と歌ってる。
意を決した犬のおっさんのコールに、メキシコ人はフルハウスを見せる。
やっぱりか。。。
犬のおっさんは500ドルRe-Buy。しかし10分後その行為を後悔をすることになる。
メキシコ人のAA、さらにフロップストレートに見事に嵌り、
瞬間で全てにチップを失って去っていった。
合計13~1400ドルを失うのに20分も掛かっていない。恐ろしい・・・
俺も、10ペアがディールされ、これでメキシコ人と勝負!とレイズしたところ、
「俺はマジでいい手を持っているから止めた方が良い」
と言いながらビッグなリレイズをされ、降りたところ相手はAA。
こいつもまさにバカツキ。信用して良かったぜ・・・
結局、10ペアでのレイズとブラインドで26ドルを失ったのみで、大火傷は免れた。

この日の2人のプレイヤーとの対戦で、世の中にはバカツキというものが存在し、
どんなに正しくプレイしたとしても覆せないものがある、という事を思い知った。
こういう奴との対戦は出来うる限り避け、
他プレイヤーから巻き上げる努力をするのが最善の道だと肝に銘じる。
WSOPに勝つような選手は、実力とともにこういったツキもあるんだろう、きっと。
ツキを味方に。方法はあるのか?

「5日目」+74ドル
ポーカー、テキサス・ホールデム
ライブ:+74ドル(Binion's=+100ドル、Caesars Palace=-26ドル)

英雄伝説

2009-07-25 11:45:01 | 09年4-5月 Las Vegas
09年4-5月 Las Vegas 旅行記⑫

5月3日(日)午後6時、Las Vegas着。
そのままPlanet HollywoodのMirace Mile Shopsで買い物。
土産とかビーフジャーキーとかを適当に。

そしてBill'sで荷物をピックアップして、最後の宿泊地Caesars Palaceへ。
受付で案内を聞いてると、宿泊等はPalaceタワーだと。
Forumタワーで予約してたのにアップグレード。ラッキー!
部屋に入ると2人とも驚いた。素晴らしくきれい、素晴らしく豪華。
そしてバスタブがジェットバス!こんなホテルなかなか泊まれねーよ!
家具もテレビもおしゃれで、しばらくゆっくり寝たくなった。
しかしそうもいかない。夜は長く、これからDowntownへ繰り出すのだ。
Caesars Palace前のタクシー待ちは長蛇の列だったので、
Imperial Palaceにてタクシーを拾う。同じPalaceなのにこうも格が違うのか。

Downtownに着き、Binion'sやFremont内を一通り見学した後、始まった!
Fremont Street Experience!!!
一斉に電気が消え、天井のスクリーンから音と映像の洪水が。
今回見たプログラムは、Don McLeanのAmerican Pie。
8分を超える大作で、アメリカの古き良き時代を連想させる素晴らしい曲だった。
ワタルスキーと2人で無言でずっと見てた。

晩飯!紆余曲折の末、Downtownイチ豪華なホテルGolden Nuggetの
ステーキハウスVic & Anthony'sへ。
入り口にはロブスターが陳列され、高級感あふれる店内は薄暗く敷居が高そう。
こんな低級な男共が入ってよいのですか?と恐る恐る店員に聞くと、
すぐに席に案内してくれた。門前払いされなくて良かった。
オニオンリング、シーザーサラダを各1つ、ステーキをそれぞれ一皿、
付け合せに勧められたグラタン?のようなものを1つ。
飲み物はワタルスキーがビール、俺はコーラ。
ギャンブルをする時には一切アルコールを取らないのが俺のポリスィーだ。

サラダは普通なものの、オニオンリング量有りすぎだろ!
皿の上に10cm近くに山盛りされてた。しかも旨い。旨すぎて食いすぎた。
肉もデケー!ブ厚い肉がこれでもかとでかく焼いてあるので、満腹。
旨かったので全部食ったが、さすがにオニオンリングとグラタンを残した。
チップ含め2人で150ドルほど。安い!余は満足だ。

その後はもちろん、伝説のカジノBinion'sでプレイする以外に選択肢はない。
ポーカーの聖地、Binion's(旧Horseshoe)はWSOP発祥の地。
ここでプレイすることがHold'emプレイヤーの憧れだぜー!
1-2NoLimit、200ドルBuy-In。ワタルスキーは100ドルBuy-In。
客層は・・・あまりStrip周辺と変わりない、と言うか違いが分からない。
なんとなくこちらの方が堅実な気がする。
プレイ開始から1時間も経たない頃だろうか、
ワタルスキーは40ドルほど負け、俺は微増という状態で、QQがディールされる。
プリフロップレイズに数人がついてくる。ワタルスキーもそのうちの1人。
フロップは忘れたが、Qヒットのフロップナッツ。
チェックに、ワタルスキーがベット。俺、強い手主張の3倍レイズ。
その他の奴はフォールド。ワタルスキー、オールインコール。マジか・・・
ハンドを開くとワタルスキーの手はAQ。
トップペア、トップキッカー。そりゃコールするわ。
と言うわけで残り60ドルほどを俺に巻き上げられ、ワタルスキーは散っていった。
スマン。。。
結果俺は100ドル勝ち、午前2時頃終了。
最後に、Poker Hall of Fameの前で記念撮影をして終了。
いつか俺も此処に名前を・・・

大地讃称

2009-07-25 08:40:38 | 09年4-5月 Las Vegas
09年4-5月 Las Vegas 旅行記⑪

5月3日(日)の午前5時半。起床。
急いで荷物をまとめてチェックアウト。
ギリギリ、集合時間の6時に間に合った。
参加費165ドルを支払い、ワゴンに乗り込む。
今日はZionツアーだ!

前回のGrand Canyonツアーは現地で申し込み、半ば失敗を喫しているため、
今回はちゃんと日本で「ラスベガス大全」で予約した。
人の良さそうな兄ちゃんが運転手兼案内役。日本人のためガイドも日本語(当たり前か)。
ツアー客は全部で7人。俺・ワタルスキー組以外には、
カップル2組(といっても30歳くらいの夫婦)とおっさん1人。
俺たち以外にはおっさんだけがギャンブル目的でラスベガスに来ているようだ。

最初はガイドを聞きながら景色を眺めていたが、
街を出てしばらくすると周りが砂漠で何もなくなるため、いつのまにか夢の中に。
寝てても何も文句は言われないのが最高。やっぱり「大全」で申し込んで良かったぜ!

一度の休憩を挟んで約3時間。午前9時頃に、Zion国立公園のゲートに着いた。
国立公園を入ってすぐ、Court of the Patriarchsで専用のシャトルバスに乗り換え。
自然保護のために一般の車両は入園制限があるそうだ。
シャトルから見える景色は、剥き出しの大地にサボテン、切り立った崖、
そしてその崖を登るロッククライマー!変態か・・・
欲望の街で汚れた心と体が表れる様だ!いや、体は汚れてないか。
湧き出る水で大きく崖が削り取られたWeeping Rockで岩の涙を、
Big BendではGreat White Throneを眺めつつ、
シャトルの終点Temple of Sinawavaへ到着。ここで解散して60分の自由時間。
俺とワタルスキーは脇を流れるVirgin Riverに沿って、
徒歩で行けるハイキングコースの最深部へ。

途中ででかい岩に登ってみたりやたらと記念撮影をしていたもんだから、
最終地点までにえらく時間が掛かってしまった。
引き返す頃には集合時間まで残り15分ほど。ヤバい!
それでも途中でミッション・インポッシブルばりの撮影は欠かさずやる。
走って走って、集合時間についたのはギリギリ12時ちょうど。
本当に1分も残っていなかった。アブねー。
ただし、ワタルスキーは途中でへばったため、1分遅刻。まぁ問題なし!
というかわしの撮影のために遅れたというのが大方の意見だ。

その後Zion Lodgeに戻り昼飯。公園に座りハンバーガーを食う。
やたら山盛りのポテトを隣に座ったおっさんがくれた為、2人とも腹いっぱいになった。
休憩時間にLodgeで土産。ここでもZionのDVDを買う。
去年のGrand Canyonに続き2枚目。集めようかな。
最後にLodgeの近くにある滝を見てツアーは終わり。
滝の近くに行って写真を撮ろうと思ったら、その瞬間に風が吹いてビショ濡れになった。
ワタルスキーはそのシャッターチャンスを逃した。惜しい!

帰りは、再びワゴンでぐっすり。気がついたらVegasに到着していた。
Zionツアーは素晴らしかった。また行こう。

希望の戦士

2009-07-13 02:26:58 | 09年4-5月 Las Vegas
09年4-5月 Las Vegas 旅行記⑩

5月2日(土)の午後2時。
Bellagioのサテライトを通過し、
Harrah'sのFlavorsバフェで昼食中、
旅の大きな転機が。ワタルスキー到着!

食べ放題のカニを一気に食い、急いでBill'sへ。
カジノでワタルスキーを出迎え、部屋に案内。
しかし既に午後2時。トーナメントの開始時間が迫っていたので、
部屋の鍵を渡しつつ急いでBellagioへ。これが最初の数ハンド遅刻した理由。
そして俺のトーナメント敗退を待って、夕方5時近く、改めてワタルスキーと合流。
ワタルスキーは俺のプレイ中、BellagioにあるCash Feverで
2~300ドルほどフィーバー・・・せずにやられてた。
ペースが早いぞワタルスキー!

2人でBellagioの噴水「Time to Say Goodbye」を見た後、
4コーナー周りを見学しつつHarrah's横のマクドナルドへ。
本当はどこかのバフェへ行きたかったが、昼飯を食いすぎた俺が何も食いたくなくて、
ワタルスキーに涙を呑んでもらった。最初のアメリカ飯がマクドナルドですまん・・・
一通り今後の予定を話し合った後、Venetianへと移動。カジノへ。
いきなり300ドルを失いナバってるワタルスキーに対し、ポーカーを提案。
未だTexas Hold 'Emのルールがあいまいなワタルスキーも、
ポーカーなら負けにくいという俺の誘い文句にたぶらかされ、テーブルへ。
1-2NoLimit、200ドルBuy-In。ワタルスキーは100ドルBuy-In。
隣のテーブルに座ったが、数十分後いきなり100ドル負けて移動してきた。
俺の右隣が空いたので、座るように促し、目の前で解説を交えてプレイ。
しばらくするとワタルスキーに結構なハンドが入ったようで、観察。
結構な額をポットに突っ込んだ後、リバーの後のラストベットでいきなりフォールド。
何を持っていたんだ?
「ストレートが出来たんですが、相手がガツンと賭けてきたから負けるのが怖くて」
なにににに!ストレートで降りただと!もったいない事を・・・
まぁ初めのうちは、ルールも良く分からないからしゃーない。
きっと去年の俺も、似たようなミスをたくさんやっていたのだろう。

ワタルスキー、特等席で俺の華麗なプレイを見てな!
AJが入りプリフロップレイズ10ドルほど。
かわいい彼女を連れた中国or韓国系アメリカ人の兄ちゃんとのヘッズアップ。
フロップA・5・6。俺ベット20ドル。兄ちゃんレイズ80ドル。マジか。。。
これまでのプレイはそこまでアグレッシブではなかったため、
いきなりの高額レイズに少し面食らった。
数十秒考えた後、俺の取ったアクションは「OK, I'm All-In」
今度は兄ちゃんが面食らう。「なんだよ、それ!」みたいな事を口走りつつ熟考。
俺のスタックはこの時250ドルほど。兄ちゃんは結構上手く、俺より少し多い。
俺もドキドキの時間を過ごした。ワタルスキーは飛び交う高額ベットをただ見つめてた。
熟慮の上兄ちゃんはレイダウン。「AKだろ?」と言いつつ自分のAQを見せる。
俺はAKじゃないよ、と自分のAJを見せつつポットを頂く。
兄ちゃんは、マジかよ!と奇声をあげて悔しがった。そりゃそうだろう。
俺は兄ちゃんの手はAと中位のカードとばかり思っていた。完全な読み間違い。
まぁここでコールさせずに降ろさせる為のリレイズオールインだったわけで、
結果的に功を奏したが。兄ちゃんに「ナイスベット」と言ってもらえて嬉しかった。
「あそこでAKを感じ取り降りれるあんたの方が、腕は上だよ」と返しておいた。
見たか、ワタルスキー。これは俺の完全なバッドアクションだ。。。

結局ここでは300ドル勝利。
ワタルスキーもこちらのテーブルでは少しだけ勝って終了。
ポーカーの楽しさを知ったようだ。
翌日はZion観光が控えており朝がとても早いため、今日はこの辺でカジノ終了。
この辺で、と言っても深夜を回っているが。
帰りにCaesars PalaceのPussycat Dollsを見学して帰った。

「4日目」+200ドル
ポーカー、テキサス・ホールデム
ライブ:+300ドル
トーナメント:-100ドル

LEVEL.L・V

2009-07-08 01:23:08 | 09年4-5月 Las Vegas
09年4-5月 Las Vegas 旅行記⑨

5月2日(土)午前9時。起床。
前日は32時間起き続けた上、午前6時に就寝というのに、
わずか3時間で目を覚ます、まさにPoker Playerな俺。
午前9時より始まるBellagioのサテライトに参加だ。
ちょっと遅刻。

『Bellagio 5月2日午前9時サテライト 参加費130ドル』
午後2時からの540ドルトーナメントへの予選。参加者10人、2人勝ち抜け。
慎重にハンドを選び、タイトにプレイ。チップ微増。
6人ほどに減ったところで俺もショート気味に。
A10でプリフロップレイズの後、アグレッシブな黒人がリレイズでオールイン要求。
こいつが過剰にアグレッシブだった事もあり、ブラフだろうとコール。
相手66も、フロップAヒットで俺ダブルアップ。
黒人キレる。「俺はでかくレイズかましたのにA10で乗るのかよ!」知るかよ・・・

その後は黒人に奪ったチップ半分ほど返させられるも、順調な打ち回しで残り3人に。
ラスト、3人ハンドでQQというプレミア!当然レイズ。
ショートのおじさんK10でオールインコール。K落ちず、おじさんバブル敗退。
結局キレたままの黒人と2人そろって予選通過した。
540ドルトーナメント参加権と、賞金30ドル獲得。

『Bellagio 5月2日午後2時 参加費540ドル』
参加人数39人。スタートチップ10000点、1ラウンド40分ストラクチャー。
参加費を払ってないとはいえ、これまでで最もでかいトーナメント。
優勝賞金約9000ドル、以下5000、3000、1500と続き、5位950ドルまで。
賞金がでかい。否が応にも緊張は隠しきれない。
諸事情により5分ほど送れて着席。周りの雰囲気にいきなり呑まれる。
いつも以上にタイトになり、ほとんどのハンドでフォールド、フォールド。
1度AJであるおじさんとヘッズアップになったときは、
フロップでAJ●が出てフロップツーペア!大きくベットもおじさんコール。
続くターンでK。もしかしてこやつAKか?チェック。おじさんもチェック。
リバー10。Q持ってたらストレート出来ちゃうよ。チェック。おじさんチェック。
ショウダウン、2人ともAJだった・・・
こんな感じでなかなか勝負にいけない。そしてハンドもまったく来ない!

2テーブルに統合された後、右隣2人の兄ちゃんとおじさんと仲良くなり談笑。
この2人はかなり上手く、チップも結構積んでいる。
例のキレた黒人も同じテーブルになったが、結構チップ持っている。強い。
俺はというと・・・チップ平均が20000点ほどのところ、5000~8000点の低空飛行。
ブラインドに削られ、4000点まで落ち込んだところでプリフロップオールイン。
ハンドは忘れたが、とにかく勝ってダブルアップ、8000点。依然ショート。
そういえば、ここにきてようやくまともなポット獲得した気がする。
しかしその後再びチップは削られ、ラストA9で5000点オールインも、
AQに受けられあえなく撃沈。17位敗退。
39人中17位と書くとマシに聞こえるが、これは39位の価値しかない順位。
何といっても一度もスタートの10000点を超えることがなかったのだから。
勝負できなかった事ほど情けないことはない。2度とこんな戦い方はしたくない。
前日の優勝と当日朝のサテライト通過により、才能を感じてしまっていたが、
早くもそれが驕りだという事に気が付けた。
やはりまだまだハンドに恵まれないと勝てないのか・・・
やはり高い、「LEVEL Las・Vegas」

午後5時近く、Bellagioのポーカールームを後にした。

我ここに至る

2009-07-07 03:10:49 | 09年4-5月 Las Vegas
09年4-5月 Las Vegas 旅行記⑧

5月1日(金)午後8時頃。
Venetianで負けた後はCaesars Palaceへ行きライブゲーム。
1-3NoLimit、200ドルBuy-In。
最初調子良く200ドルほど勝つも、1人の相手の手を読み間違え、
オールインにコール。120ドルほど負け、+72ドルで終了。トーナメントへ。

『Caesars Palace 5月1日21時 参加費130ドル』
Bountyトーナメント。参加人数22人。スタートチップは・・・3000点だったかな?
日本人率高し。最初のテーブルで1人飛ばし、50ドル獲得。
ここで初めてBountyトーナメントの意味を知る。
各参加者の首に賞金が掛かっていて、仕留めるとその金額がもらえるルールらしい。
入賞賞金が小さくなるし、相手を飛ばす事には特に重きを置いてないから、
あまり好きなルールではないっす。
そのまま普通にファイナルテーブルへ。10人中、俺を含めて日本人4人。
なんちゅう割合の高さだ。ショート気味になり、88でオールイン。
日本人の1人がAJでコール、フロップAヒットで8位敗退。無念。
実はこの日本人、昼のVenetianにてKKが巨乳のお姉さんのAAに当たり飛ばされた人。
そしてこのトーナメントは、この日本人となぎら健壱似の日本人の2人が残り、
取引の上同時優勝となりました。
俺はといえばそのまま次のトーナメントへ。

『Caesars Palace 5月1日24時 参加費70ドル』
参加人数39人。スタートチップは・・・3000点だったかな?
序盤、和気あいあいとした若い兄ちゃん達のテーブルにて順調にチップを増やす。
AAが2回も配られ、2人を飛ばし、それなりにチップをためたところでパワープレイ。
2テーブルに集約後、飛んだ兄ちゃん達から「Good Luck」の声。ありがとう!
このテーブルでは左に座る黒人の兄ちゃんに、フェアプレーを褒められる。
(1人の手札が捲れて俺だけに見えたのを、ディーラーに指摘したのだ)
この黒人の兄ちゃんは見た目は怖いが非常に物静かで、物腰柔らかなインテリだった。
そうこうしてるとファイナルテーブルへ。チップ量から見て3位くらい。
入賞は5位から。1位720ドル、2位540ドル、3位350ドルほど、以下忘れた。
7人になったところで、1人のおっさんが取引を持ちかける。
1人20ドル×7人=140ドルを集め、6位と7位で飛んだ者には各70ドルを進呈。
この案には賛成したが、上位賞金を振り分けることには拒否。

その後3人も飛び、残りは4人に。
チップ量順に、50歳くらいのおばちゃん、俺、取引を持ちかけてくるおっさん、インテリ黒人。
ここで再度おっさんが取引を提案。1位から4位までの賞金を分けようと。
今回は前回にも増して強く提案するおっさんだが、俺は強行に拒否。
おばちゃんと黒人は成り行きを見守るといったところか。
だいたい参加費がたかだか70ドル、優勝賞金720ドルそこそこの金額で、
振り分けなんかしても何も嬉しい事はない。
1位から4位の賞金を4人で山分けって事は、1人450ドルほど。
少し頑張れば2位で540ドル、1位で720ドル。
どうして450ドルを惜しむことがあろうか、いやない。
優勝と4位の差が5000ドルとかを超えれば少しは心も動くかもしれないが。
だいたい俺は今チップ量2位だし、おっさんはショートスタックだし!
おっさん「ここで取引すれば、優勝したって言えるぞ」
俺「俺はポーカーが好きだからやっている。取引なんか何も面白くない」
おっさん「取引すれば400ドルが手に入るんだぞ、それでいいじゃないか」
俺「日本から飛行機代かけて、400ドルを手に入れるためにベガスに来たんじゃない、
  俺はお前らとポーカーをするために来てるんだ!」

言った。格好良く言い切った。
結局俺1人の強硬な反対のため、取引はなしに。
その後もおっさんは何かとブツブツ言ってくるが、無視!
その少し後、本大会3度目のAAが俺に配られる!
インテリ黒人とのヘッズアップ。ショート目の黒人、オールイン。俺即コール。
黒人4位敗退。
俺「取引しなくてごめんね」
黒人「いいんだ、お前は上手かったよ」ガッチリ握手して健闘を讃えあった。

その後おっさんの強気の攻めにおばちゃん、俺共にチップが削られ、
チップ量でおっさんが俺達2人にかなり近づいてきた。
俺「おっさんも優勝が狙える位置に来たじゃん」
おっさん「俺の腕はいつだって優勝を狙える」ぬかしやがった!
そして恐らく最後と思われる休憩時間になり、俺はトイレへ。2人はプレイ続行。
帰ってくるとおっさんが飛んでいる!
聞いてみると、2人の手はKハイ。キッカー勝負でおばちゃんの勝ち。
しかしかなりのウィークキッカーだが、良くこれでオールインに・・・
おばちゃんの手はフラッシュ&オープンエンドストレートドロー。
おっさんのブラフオールインにコールして、キッカーが勝っていたとな。
そして俺とおばちゃんのヘッズアップ。
人生初のヘッズアップだから、プレイの順番聞いたりしてド素人さらけ出しちゃった。

2倍近いチップ量のおばちゃんに、一度大きく負けたら即終わりという状況。
しかしこれまでタイトにプレイしてきたのが幸いし、
こちらの大きなリレイズにおばちゃんは信用してフォールド。
2度ほど大きく勝ち、遂にはチップ量を逆転、初のチップリーダーに。
そして運命のラストハンドが配られる。俺がボタン、Q8でコール。
おばちゃんチェック。フロップ、7・4・Q。トップペアヒット。
おばちゃんのポットベットに俺3倍レイズ、
おばちゃんリレイズオールイン、俺コール!
カードオープン。俺Q8。おばちゃんQ6!
6出るな、6出るな、と願う俺に、ターン10、リバーも10!優勝だ!
おばちゃん「おめでとう」
俺「ありがとう。あなたも取引したかった?」
おばちゃん「いいえ、私も反対だったわ。Nice Play」

賞金720ドル獲得。それ以上に初優勝が非常に嬉しい。
おっさんから賞金の3~5%をディーラーへのチップとして渡すと教えられていたため、
おばちゃんがいくら渡すかを見ていると、40ドル。多いだろ!
俺がそれより少なくするわけにもいかないため、50ドル渡してきた。約7%!
というわけで、5月1日は俺の記憶に残る素晴らしい日になった。

「3日目」+487ドル
ポーカー、テキサス・ホールデム
ライブ:+257ドル
トーナメント:+230ドル(参加費計470ドル、獲得770ドル、諸経費70ドル)

現地時間は既に5月2日明け方5時未明。
4月30日午後9時以降一睡もしておらず、32時間起きっぱなし。
さすがにホテルに帰って就寝した。

エース登場

2009-07-02 03:48:44 | 09年4-5月 Las Vegas
09年4-5月 Las Vegas 旅行記⑦

5月1日(金)午後4時過ぎ。
Venetianのトーナメントに負けた俺は、
やることに迷いそのままMirageへ。
前日に大勝したポーカールームで運を取り戻そうという腹だ。

1-2NoLimit、200ドルBuy-In。
AAも出たお陰で、わずか1時間で185ドル勝ち。
やはりここは相性が良い。
参加費を稼いで午後7時、再びVenetianのトーナメントへ。

『Venetian 5月1日午後7時 参加費120ドル』
参加総数は昼より少なく80人ほどか。
スタートチップ、ブラインドステークスは正午とほぼ同じ。
Mirageの勢いに乗り、快調に飛ばしながらスティールを繰り返す。
開始約20分過ぎ、ブラインドはLv.2に入ったところで、俺にQが!
これまでアグレッシブに徹してきた俺、これまで通りの標準レイズ。
レイトポジションのおっさんがリレイズし、ヘッズアップとなる。
フフフ、これまでの手はほぼスティールだが、今回のはマジ手だぜ。
当然リリレイズ。これでスタックの1/2を投入。
おっさん、オールイン。ようやくここで嫌な予感がした。
しかし既にかなりのチップをポットに投じてしまっている。
コールして手を開くと。。。やはり相手の手はAAだった・・・
ランク通りの結果になり、夜のトーナメントはLv.2、わずか20数分で終了した。